| 田中馨さん、野々歩さん、松本更紗（さらさ）さん、 ３人の着用モデルのかたがたと語る、 「SUPERVINTAGE」のあれこれ、その後編です。 どのシャツにしようか迷っているかたは、 |
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| 馨 | へんな話なんですけど、販売がはじまって、 完売になるものとか、あるじゃないですか。 で、完売しないのは、 「あれ？ オレがよくなかったのかな？」 って（笑） |
| 野々歩 | わかるわかる、自分のせいかなって思うよね（笑）  |
| ── | （笑） みなさんの名誉のために言っておくと、 アドバイザリースタッフといって、 事前に人気投票をしたんです。 で、その結果によって、デザインごとに、 用意してる数にずいぶん差があるんです。 |
| 馨 | あー、そうなんだー。 |
| ── | 人気のあるデザインはたくさん用意してるから、 逆にすぐ完売しなかったりします。 |
| 馨 | そっか、それ知らないから、 てっきり似合ってないのかと‥‥（笑） |
| 更紗 | でも、ポロシャツはすぐ完売したよ！（笑） めちゃめちゃ似合ってた。 |
| 野々歩 | ああ、似合ってたねー。 |
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| 馨 | ぼく、わりとポロシャツが好きで、 着なれてるのかも。 高校生のころとか、 古着のポロシャツをよく着てたんですけど、 古着のポロシャツって、ごわごわしてるんですよ。 |
| ── | かたい。 |
| 馨 | そう、かたい。 だから今回着てみて、 「ああ、いまのポロシャツって、 こんなにやわらかなんだ」って（笑）  |
| 更紗 | たしかに着ごこちよかった！ |
| 野々歩 | うんうん。 |
| ── | それはたぶん、裏を起毛してるからですね。 |
| 野々歩 | （ポロシャツをさわって） ああ、そうかそうかー。 |
| 更紗 | （ポロシャツをさわって） やわらかーい。 |
| 野々歩 | カジュアルなのに、すごいしゅっとして見えるよね。 ３人でならんで演奏してる写真とか、 「フォーマルだなあ」って思うもん。  |
| 更紗 | きちんとして見えるよね。 |
| 馨 | ちなみにぼくは、あれですね。 ポロシャツ着てる女の子、好きです（笑）  |
| 野々歩 | それ強調しとくと、売れるかも（笑） SAKEROCKファンが買ってくれるかもよ？ |
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| 野々歩 | （カラフル・レターを見て） これもすっごいかわいい。 友だちも、これ買ってたよ。  |
| 更紗 | これは、一文字ずつ、ニットを切り抜いて？  |
| ── | そうなんです。 平さんがヴィンテージニットをえらんで、 一文字ごとに、手作業で。 |
| 野々歩 | ふふっ、かわいいね、ひとつひとつ。 |
| ── | 平さん、色の組み合わせとか考えながら、 だいぶ時間かけてやったみたいです。 |
| 馨 | すごいなあ、決断できるひとはすごいなあ。 |
| ── | ええっ、どういうこと？ |
| 馨 | こういうのって、決断の連続じゃないですか。 ぼく、ダメなんですよね。 |
| ── | ああそっか。でも音楽もおんなじですよね。 |
| 馨 | レコーディングのときはそうですね。 いま録ったこれがＣＤになるんだと思うと‥‥。 いつも、けっこうウジウジしてるよね、オレ？（笑） |
| 野々歩 | 馨くんはそうかもね。 そういうタイプなんじゃない？（笑） |
| 馨 | ショピンっていうバンドは、 ほかのメンバー、タカハシペチカさんと野々歩が、 わりとこう、おおらかなほうなんで‥‥（笑） |
| 野々歩 | そこでイラッときたりすると（笑） |
| 馨 | ひとり悶々としてるんです（笑）  |
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| ── | ショピンはいま、なにをやってるんですか？ |
| 馨 | ただいま絶賛レコーディング中です！ |
| 野々歩 | ９月中旬くらいに２枚めのアルバムを出します！  |
| 馨 | ショピンは、３人ともほかの活動もあるなかで、 空いてるスケジュールのときに、 のんびりマイペースでやってるバンドなんです。 「歌もの」というところがSAKEROCKとはちがってて、 ３人でできる、いい歌ものを、 やれたらいいなあと思ってます。 よろしくお願いします！ |
| 野々歩 | 宣伝しちゃった（笑） |
| ── | せっかくなので、更紗さんのことも。 更紗さんが弾いてたあの楽器は、 ちょっと変ってるけど、あれは？  |
| 更紗 | ビオラ・ダ・ガンバといって、 中世の古楽器なんです。  |
| ── | チェロみたいに見えるけど？ |
| 更紗 | そうですね、でも、フレットがあるし、 リュートとか、アラブのウードみたいな、 ギターに近い楽器がルーツみたいですね。 |
| 馨 | チューニングもいまの楽器とはちがうんだよね。 |
| 更紗 | そうそう。 弦がガットなので、チューニングがくるいやすくて、 気候によっても影響されるし、繊細な楽器なんです。 |
| 野々歩 | だから、すたれちゃったのかもねー。 |
| 馨 | ガンバのコンサートに行くと、 一曲ごとにかならずチューニングしてて。 |
| 更紗 | チューニングのほうが長かったりして（笑）  |
| ── | なんでわざわざ、そんなたいへんな楽器を？（笑） |
| 更紗 | もともとバイオリンをやってたんですけど、 なんかちがうなって思ってて。 ガンバの音色をはじめて聴いたとき、 すごくすてきな音だなあって。 ビオラ・ダ・ガンバと、その時代の踊りを勉強しに、 もうすぐフランスに留学する予定です。 |
| ── | おお、ほんとにもうすぐ「パリの空」なんですね。 今日はどうもありがとうございました！ |
| 馨・ 野々歩・ 更紗 |
ありがとうございましたー！ |
| （おわりです） | |
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