みなさん、おぼしめせっ!

ご好評いただいている、
国旗ボーダーシャツ参加国による「食べもの博覧会」、
今日は、ヨーロッパ地域の
英国・フランス・スイスを一気に紹介します!

くらべてみると、それぞれのお国柄のちがいが、
食べものにもあらわれている気がします。
そのへんも味わいながら、ご覧くださいね。


まずは、よく「おいしくない!」なんて
いわれている英国の食べものから。

でも、ホントにそんなにマズイの?
実際のところ、どうなんでしょう、みなさん?


イギリスの食べものといえば、マーマイト。
トーストやサンドイッチに薄く塗って食べたり、
お料理の隠し味にも使えます。
ビールの製造過程で産出される酵母を利用して
つくられたのがはじまりで、
イギリスでも好きな人と嫌いな人に
きっぱりわかれる点は、
日本の納豆と少し似ているかも知れません。
(R)
イギリス人でも好き嫌いのわかれる
「くさや」みたいな存在らしいです。
私のいちおしの食べかたは、
バター(マーガリン)とマーマイトを塗って
とろけるチーズを載せて焼いたトーストです。
(ソラ)
商品のキャッチフレーズが
「Love it or Hate it」というくらい
好き嫌いが両極端に出る独特の味。
(ヒカル)
出張先のホテルで発見!
勇んでこんがり焼いたトーストのすみずみまで
しっかり塗りたくり、いただきま〜す!
‥‥あたしは、何を口にしちゃったんでしょう‥‥重油?
(さきちゃん)

じゅ、重油ですか!

ともあれ、マーマイト(の会社)自らが、
全員に好かれようと思ってない(?)ところがすごいです。

その証拠に、マーマイト社のホームページの入り口は、
なんと、「好きな人用」と「嫌いな人用」に、
わかれているんですよ。

そして、どちらから入っても
マーマイトの特別CMみたいな映像が観られるのですが‥‥
そ、そんなに、すごいニオイなの!?




イギリスといえば「フィッシュ&チップス」。
愛称は「チッピー」。
衣はカラッと、中身はホッコリ‥‥しっとりした鱈。
チップスも外側はカラッと、中はホクホク。
モルトヴィネガー(穀物酢)と
食塩を振りかけて食べるのがイギリス流です。
(ねこなす)
味は店と場所によって千差万別。
「Fish and Chips Award 2004」に輝いた店では
本当に美味しいのが出てきました。
(だらむん)

フィッシュ&チップス大賞みたいなのも
あるんですねー。
さすがは、代表的なイギリス料理です。

やっぱり英国にだって、おいしいもの、あるんですね。
なんだか、安心しました。

それどころか、まずいまずいといわれるけれど
「英国の食べものは、けっしてまずくない!」という声が
たくさん、届いているんですよ!


ミンスパイとは、クリスマスの際に食べる
小さいタルトのようなもので、
中にはレーズンやリンゴなどのフルーツを細かく刻んで
洋酒・スパイスに漬けたジャムが入っています。
このジャムがミンスミートと呼ばれるもので、
むかしは、本当にお肉が入っていたそうですよ。
(Hoppe)


ハムとソーセージとトマトを
オーブンでローストしたものに、
豆を煮込んだやつの缶詰と目玉焼きとトーストに、
飲みものはミルクティーという、
いたってシンプルな食事。
ここに英国の気取らない(?)国民性が凝縮されていて、
英国滞在を乗り切れたのも
たぶん、これのおかげだったと思います。
(すけ)


角切りの牛肉と牛(または羊・豚)の腎臓、
玉ねぎ、マッシュルームなどをいれて
小麦粉やコーンスターチでとろみをつけたパイ。
パブなどに行けば、たいてい定番メニューです。
(ヒカル)


 

さあ、続きましては、
美食の国として名高いフランスが登場!

まずは、「これぞフランス!」という、
しゃれたエピソードから、お届けしましょう。


モンマルトルの小さなビストロで食べたのですが、
エスカルゴそのものより、
オイルに付けて食べるパンが
本当に美味しかったのを覚えています。

ギャルソンのかたが
なんども皿をさげようとテーブルをのぞくのですが
そのたびに苦笑いして戻っていき、
追加のパンを持ってきてくれました。

帰り際に、そのギャルソンから
「あれだけパン(サービス)を食べたんだから
 皿を洗っていけ」と
厨房へ連れて行かれたのですが、
シェフの方が
「美味しそうに食べてくれありがとう。
 安いワインだが、エスカルゴに合うんだ。
 ホテルで飲むように」と
ボトルのワインを持たせてくれました。
こっぱずかしいような気もしますが、
こじゃれた思い出です。
(オオイシ)

うわあ、こりゃ、しゃれてますね!
こんなことをさりげなくできるのは、
やっぱりフランスならでは、なのでしょうか?
ニクい演出。やるなあ、フランス!

すっかりフランスかぶれになったところで、
どんどんいきましょう!


モン・サン・ミッシェル名物のふわふわオムレツ。
母の退職記念に
いっしょに旅行に行った際に食べてきました。
メレンゲ状態までたまごを泡立てて焼いているので、
玉子と泡を食べているような、不思議食感です。
(ぱーる)


クロワッサン、美味です。
カリカリの表面としっとりした中身。
フランスのパンは全般的に美味しく、
湿気のこもらないように販売するさいにも
通気性の無いビニール袋ではなく
紙袋に入れられていました。
(匿名さん)
クロワッサン! 最近は日本でも
おいしいフランスパンが食べられるようになりましたが、
フランスで頂いた、あの大きくて
本当においしいクロワッサンには出会えないのです。
日本のクロワッサンも、外側はおいしい。
でも、あの、もっちりしたバターの
香りが立ち上る「内側」。
何が日本とは違うのか良く分かりませんが、
あのクロワッサンの「内側」!
(匿名さん)


パリのカフェで食べました。おいしかった〜〜〜!
ノルマンディー地方の、
もともとは貧しい人が食べるものだったようですが
(小麦粉は高いから、そば粉で代用したらしい)、
今ではすっかり名物料理に。そば粉の皮が香ばしくて、
しょっぱいおかず系の具にピッタリです。
(karin)

フランス料理のコースなんかも
当然おいしいんでしょうけど、
やっぱり、みなさんの心に残る料理って
身近で素朴な料理が多いみたいですね!

 

 

本日最後のメニューは、スイスの食べものです。

チーズフォンデュが有名みたいですけど、
ほかにも、いろんな料理が集まりましたよー。


ジャガイモを短冊切りにして、
フライパンでかりっと焼いただけ。
超シンプルな料理なんですけど、
これがとっても美味しい!
(ゆ)
基本は、やはりイモです、ジャガイモ。
スイスには、いちどジャガイモをゆでたら、
3日はそれを食べ続けるという話があり
(労力節約のため?)、
我が家でも実践してみました。
1日日は、ほくほくのゆでジャガイモ。
2日目は、潰してマッシュポテト。
3日目は、どうにもならないからレシュティに。
‥‥が、パターンらしいです。
(Mari)

え、ジャガイモだけで3日間すごす!?
しかも3日め、どうにもならないからレシュティに?

うーむ、一見、なげやりな感じもしますが、
なにかこう、スイスの人たちの、ジャガイモにかける
すごい熱意というか、迫力を感じます。

そのほかにも、こんな食べものが集まりました!


スイスと言えば、ハイジ♪ ハイジの料理は、
おじいさんが暖炉のところで作ってくれるラクレット。
でも、暖炉がなくても作れるのが、
この卓上ラクレット機。
5センチくらいに切ったチーズを
各自が備え付けのヘラのようなものに載せ、
鉄板と鉄板の間に置いてチーズを溶かします。
ほどよく溶けてきたら、
蒸したジャガイモの上からとろぉ〜りと掛けて食します。
(mo-san)


溶けたチーズにパンだけをからめて食べるだけです。
付け合わせは各家庭いろいろですが、
スタンダードなのはきゅうり、たまねぎ、
コーンなどのピクルスをいっしょに食べます。
飲み物は紅茶かワインです。
こちらの人はチーズフォンデュは冬に主に食べます。
日本でいうと鍋の感覚だと思います。
(noricocon)


正式名称は不明ですが
コロネ型にカスタードクリームをたっぷりと詰めた
スイートです。
誕生日パーティで出た数種のデザートの一品でした。
(mo-san)

駆けあしでのご紹介になってしまいましたが、
いかがでしたでしょうか?

比較的、日本でもおなじみの3国ですから、
ご存知の料理も多かったかもしれませんねー。

さて次回は、いよいよ
未知の国・グルジアの食べものが登場します。

寄せられた情報もちょっと少なめだったので、
われわれ、(大したことないけど)一計を案じました。

どんなことをしたのか、次回、レポートしますね。
どうぞ、お楽しみに!

2008-01-31-THU