SOFTWARE
シェアウェアは
ひょっとすると
デジタルユートピア
かもしれない。

シェアウエアの送金代行システム---シェアレジ

さて、ほな、いきますかね。

まず、お返事をくださったのは、
「シェアレジ
(http://www.vector.co.jp/swreg/swreg.html)」
という送金代行システム。
これは、ソフトウエアのライブラリ&ショップの
Vector(http://www.vector.co.jp/index.html)が
運営しています。
ミナサンも、ほしいシェアウエアとかをここで探して
手に入れたこともあるのでは?わたしはよくある。

こののシステムはカンタンで、
支払いをしたいシェアウエアを選んで、
メールアドレスを打ちこみ、
自分のもっているクレジットカードナンバーを
送信すればオッケー。
解除キー(シリアルナンバー)が送られてきます。
ちなみに、かかる手数料は、100円ポッキリ(消費税別)。


現在、取り扱っているシェアウエアの数は、
3023(もう数がふえてるかも)。
結構たくさんある。

では、さっそくいってみましょう。
バリバリに忙しい中お答えくださったのは、
ベクターの梶並さん。
(彼は、違う人へのインタビューで再び名前が
登場するので、覚えておこう。)

(1)シェアレジはいつ頃から営業しているのでしょうか?

1998/3/25 にサービスを開始しました。

(2)なぜ、このようなシステムを立ち上げたのですか?
どういったことが理由で、送金代行システムが
ビジネスに成りうると判断なさったのでしょうか?

シェアウェアの作者・利用者ともに
インターネット上に便利な送金サービスがなく
困っていたからです。

残念ながらシェアウェアの送金サービスは
利益を生みません。


(3)現在、3023のシェアウエアが登録されていますが、
OSの内訳ってどのくらいなのでしょうか?

Windows95 が圧倒的多数です。


(4)いま登録されているシェアウエアは、
御社が集めてこられたのですか?
それとも、作者の方から依頼があって
受け付けているのですか?

シェアレジは、弊社サイトで
公開されているソフトを対象にしたサービスです。
また弊社に公開されているソフトは、
弊社が集めたものと、
作者からの依頼を受けて掲載しているものの
両方があります。
5年前は、前者が圧倒的だったのですが、
現在は後者の方が圧倒的です。

(5)たとえば、私がシェアウエアを作っていて、
送金代行をお願いしたいとしたら、
どうしたらよいのでしょうか?
また、もしよろしければ、
代行の料金など教えていただけないでしょうか?

http://www.vector.co.jp/for_authors/
以下に、作者向けの案内ページがあります。
こちらをご覧ください。
(ちなみに:ユーザーが支払った、
シェアウェア対価の90%(消費税込)が、
作者の銀行講座に振り込まれるというしくみ。 )

(6)月にどれくらいの、件数があるのでしょうか?
さしつかえなかったら教えてください。

今月は、1ヶ月に1万3000件強の送金件数となる見込です。

(7)大変聞きにくい質問なのですが、
「もうかりますか?」
スミマセン……。

シェアウェアだけを扱っていては、儲かりません。

シェアレジは現在機能強化のための作業中で、
近々製品向けのダウンロード販売サービスを
ご提供する予定です。

ソフトをインターネットでダウンロード販売することは、
米国では
ESD ( Electronic Software Distribution )と呼ばれ、
すでにかなり一般化したものになっています。

と、書きましたが、実際には現行のシェアレジでも、
既にソフト製品が多数販売されています。
弊社の開発スケジュールより、
実際の世の中の方が先行しています。

弊社としては、
製品向けサービスをビジネスにしようと考えています。

(8)アンケートをとってみると、
カードの番号をインターネットで送信するのが
不安だという意見が大変多く、実は私も結構不安です。
そのへんはイカガなものでしょうか?

弊社では既に8万件を超える受付けを行いましたが、
弊社にカード番号を送ったことで
トラブルが生じたことはありません。
(途中で盗まれたり、
弊社から流出したことはありません。)

インターネットで使われている
SSL 方式の暗号化ですが、
実際問題十分な強度をもっていますし、
それでも不安な方には、
SET 方式の暗号化という方法もあります。
途中で盗まれるということは、
暗号化さえ施しておけば、実際には、
ほとんどありません
(というより、弊社では1件も知りません)

まれにしかないのですが、
実際に弊社で経験したトラブルはリアルの世界で
カード情報が流出して、
その情報を盗用した人がインターネットで使う
というケースです。

具体的には「郵便受けやごみから、
カード会社から送られるの支払明細が盗まれる」
などにより、リアルの世界で情報が盗用され、
それがインターネットや通販で使われるというものです。
ただし、この場合はインターネットというのは
あまり重要ではなく、通販一般で悪用され得ると
お考えください。

したがって、クレジットカードをお持ちの方は、
まずリアルの世界での管理をしっかりすることを
お薦めいたします。

 

なんと、答えにくいとおもわれる質問に関しても、
バリっと答えてくれたのであります。

そうか〜、シェアウエアの送金代行だけでは、
ダメなのだなあ。
ま、それもそうか。
自分一人で、チマチマと代行業をやっているのなら、
まだしも、なわけなのでしょう。

一月に送金件数が1万3000件くらい、
というのに、私は少し驚いた。
認識がとても甘いのかもしれないし、
自分がとても「ワルイ奴」なのかもしれないのですが、
感想は「あ、そんなに払ってるひとがいるんだ。
ひとって結構やるなあ。」という卑劣なものでした。
(梶並さん註:でも弊社サイトからは、
月に500万本を超えるソフトが
ダウンロードされており、
うちシェアウェアは90万本超。
とすると、現在の送金数はまだ少ないと思います。)

でも、実際インターネットで支払う方法は、
とても便利だ。
私はついつい簡単だから、
あんまり使わないようなソフトにも
お金を払ってしまっているのだ。
そして、ながねん、面倒で払わなかったものにも
はらうぞと思ったりしているのだ。

そして、私が、ムサボルように読んでしまったのは、
支払いシステムの安全性の所。
いざ、支払おうと思っても、
ブラウザーが、
「重要な情報が第三者に………」
と言うのだ。
これは、「シェアウエアシェアしてるかな」で、
アンケートのお答えにもあったように、
かなりビビルわけですが、
お話を読んで、とても安心したわけである。

さいごに。
↓これは良いネタではないか?
ESD ( Electronic Software Distribution )。
ちょっと、取っておこう。
そして、また、梶並さんにいろいろ
おしえてもらおう(と、勝手に思っている。)

というわけで、
送金代行システムの第一弾は終了。
次回は、「アコシス」という
電子クレジット会社の、
シェアウエア部門について。

1999-02-07-SUN

BACK
戻る