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冷やご飯を再加熱するには、蒸し器、電子レンジ、
チャーハン、おかゆ、雑炊、焼きおにぎりなど、
様々な方法が考えられるが、
こういう手もあることをかつて知った。
鍋で、少量の水分で蒸し煮にするという方法だ。

ちょっと道具を選ぶ。
できれば厚手の、ふたがある程度重くて、
蒸気穴が開いていない鍋があるといい。
私はステンレス5層の小鍋を愛用している。

仕上がりは水っぽくなく、ちゃんと熱々のごはん状になる。
水だけなら白メシになり、味つけをすれば炊き込みごはんか
ピラフのようにすることも可能だ。

【材料】
・冷やご飯
・煮干し
・塩、太白ゴマ油、ゴマ、海苔

ごはん約一膳に対して、水50ccぐらいを鍋に入れ
煮干しをつけ、やわらかくなったら頭と内臓をとった。
そこに塩と油を入れ中火にかけ、
ご飯を入れてふたをして弱火にする。
鍋底がチリチリいってきたら火を止め、しばらく蒸らす。

ゴマと海苔をかけ、熱々を鍋から食べた。
塩と油と煮干しダシ、そして海苔とゴマが、
おいしいコンビニおにぎりのできたてを食べているような
(食べたことないけど)味わいを生んだ。
煮干しがダシがらではなく、具としてうまい。

普通の鍋や土鍋でも、水分を増やせば十分調理可能だ。
できあがりがちょっとやわらかくなるが
「おじや」まではいかない。
あぶらむし、というと語感は悪いが、おいしいものです。

2010-03-25-THU
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