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実家の流しの下から、
保育園時代に使っていた弁当箱を発掘してきた。
「ぴっきいちゃん」は、絵本、雑誌、テレビなどで
展開していたキャラクターらしいけど、
あまり覚えていない。

「マグマ大使かスーパージェッターがいい!」
などと駄々をこねた記憶もないので、
おとなしく受け入れて使っていたのだと思う。
気に入っていた可能性もあるか?
とてもかわいらしいサルなので、可能性はあるだろう。

中に何が詰まっていたかの記憶はほとんどない。
玉子焼き、塩鮭、ふりかけ、魚肉ソーセージ、
赤いウインナー、ピンク色のでんぶとか海苔とか、
そういう普通のものだったと思う。
プチトマトやブロッコリーは
まだこの世に存在していなかった。(たぶん)

【材料】
・ご飯
・タラの芽おひたし
・梅干し
・生味噌

タラの芽って買うとけっこうするな。贅沢な保育園児だ。
ほろ苦さと味噌でご飯がうまい。

「ご飯と味噌、塩をもって山に入り、
 そのへんでとった山菜を蒸し焼きにしておかずにする」
というのは水上勉『土を喰う日々』に出てきたもので、
すごくうまそうで、
いつかそういう食べ方をしてみたいと思っていた。
ぴっきいちゃんの弁当箱でやる必要もないのだが。

2009-05-14-THU
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