写真はいつも10枚以上撮っているが、
きれいに撮れてるのは1、2枚程度。
何年たってもむずかしい。
特に熱い料理。
レンズはくもりがちだし、麺は伸びそうだしで
非常にあせる。
今回は一番よく撮れていたのに限って、
背景に流しの排水口が写りこんでいて、
別の意味でだめな感じ。

でも、とてもおいしかった。
何をしたかったのかというと、晩秋のこの時期は
店に「鴨南蛮」や「けんちん」や「豚ネギ」などの
季節ものカップそばが並ぶ。
つい買ってしまったりするわけだが、
おいしいけれど、さすがになんらかの不満は残る。
豚肉で、満足できる「それっぽいそば」を
作ってみようと思った。

【材料】
・豚もも肉
・乾し蕎麦
・豆もやし
・昆布、ニンニク

魚系のダシは、意識して使わなかった。
昆布とニンニクひとかけ、酒を入れたお湯で豚肉をゆで、
アクをとりつつ引き上げる。
昆布とニンニクをのぞき、
豆もやし、豚、薄口醤油を入れて煮る。
味をみて濃口醤油をたらしてできあがり。

豚はもちろんのこと、豆もやしからもいいダシが出た。
韓国の家庭料理には、
豆もやしがメインのあっさりスープがあるといい、
それを参考にしてみた。

淡口と濃口をダブルで使ったのは、
風味が多少複雑になるんじゃないかというおまじない。
おまじないが効いたかどうかはわからないが、
食べたことがあるようなないような、
あっさり和風だけど「ほう、こうきたか」というような、
自己満足度が高い家そばになった。

2009-11-26-THU
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