読みかえす
「今日のダーリン」
2003/08/02
今週更新の「今日のダーリン」の言葉から、
「おお!」というみなさんの反応が
多かったものを中心に、ご紹介しましょう。
超ダイジェスト版として、お読みください!

今週は、まるでごはんを食べながら
雑談をしているような気分のものを、
3日ぶん、ご紹介してゆきますね。どうぞ!


7月26日

【この夏は、京都だよ】

ぼく自身も、
京都に引っ越す計画を
着々と進めていますし、
何かと京都に行きたがる人間なのですが、
近くのモノドモに聞くと、
「京都って、知ってる人とかいないと、
どういうふうに楽しんでいいかわからない」
というのです。
あ、それはそうだ。
修学旅行コースみたいな京都も、
それはそれでいいけど、
おんなじお寺に行くといっても、
個人的に行くと
もっと深い味わいがあるものです。
でも、実際、どう動けばいいのか、
考えちゃうんだなぁ。
広隆寺の弥勒菩薩なんて、
大人になってから見ると、
ほんとに感動的なんですよねぇ。
ちょっとだけでも、知ってる人がいて、
「こうやって行って、
帰りにここでごはんを食べて」とか、
教えてくれると、
ほんとにありがたいわけです。
だったら、「知りあいの宿」が
あればいいんじゃないか。
それだったら、
思い当たる旅館があるよ、というわけで。
「ほぼ日」読者に
親切にしてくれる宿を、確保しました。
いや、もともと知りあいで、
ぼく自身も何度も泊っている旅館なんです。
夏休みの予定の決まってない人は、
京都だよ。「ほぼ日」で
詳しいことをお伝えしますから、
しっかりチェックしておいてくださいね。


7月28日

【よく泣いた日曜日】

日曜日は、
テレビを点けっぱなしにして本を3冊読んだ。
涙もろくなっているオヤジとしては、
よく泣けた。
高校野球予選の群馬大会決勝で、まず1回。
負けたチームの選手が、
負けた瞬間にしゃがみ込んで
しまったところで、じ〜ん。
これは、ただ負けたというより、
その寸前まで
ほんとに全力をつくした
いい試合をしていたからこそ。
近ごろの若者は、
とか文句ばっかり言ってる人は、
彼らのうちの悪いところばかりを
見ようとしているんじゃないのかねー。
その後は、
「よさこいソーラン祭り」に参加している
あるチームのドキュメンタリー番組で、
ぼろぼろ。
このごろこういう、
昔だったらクサイと言われたような
熱血ものに、
とても素直に反応できてしまう。
人には、いろんな
いいところがあるものだと思う。
勉強できなくても、
強くてやさしい子のほうがいいよ。
どうせ、大人になってから、
必要にせまられて
勉強はしていくものだからね。
そして、涙は出なかったけれど、
ぱらぱらっとだけめくっていた本、
『新宿歌舞伎町駆けこみ寺』を
ちゃんと読んで、じわぁっ。
痛い目にあった人は、
人の痛さがわかるんだよなぁ。
しかも、現実的で具体的な「解決の道」を
確実に見つけようとしている姿勢が、
とても共感できる。
人間が生きて行く力って、すごい。
「最近、だるいんだよ」と思っている人に、
強くオススメ。


7月30日

【ラジオ、惜しいぞ!】

夜中には、雨のなかFM東京に行きまして、
『やまだひさしのラジアンリミテッド』
という番組に、
『サルのおせっかい』を出前して、
ライブ放送に出演してきました。
深夜のラジオの生番組ってのは、
なんだかおもしろいねぇ。
もちろん、
その場を仕切ってるやまださんやら、
スタッフの方々の力が
あってのことなんだけど、
生でなにかやるというのは、
ほんとに魔力がある。
いっしょに動いている感じを
味わうというのかなぁ、
同じ時間を共有しているたのしさが
あるんだよなぁ。
もともとぼくはラジオびいきなので、
あらためて
「ラジオ、惜しいぞ!」と思いました。
ラジオをなんとかしたいもんだと、
何十年も言っているぼくなんですが、
もっと本気で取り組む時期が
来ているような気がします。
インターネットと
最も相性のいいメディアだと思うしね。
考えますよ、もっと、ラジオのことを。

2003-08-02-SAT


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