#09 入学式も終わり‥‥

こんにちは。永田です。
咲いたり、散ったり、ふくらんでたりの日本列島。
みなさまのところではいかがでしょうか。

卒業式や入学式。
春の行事が少しずつ終わり、
かわりに街では、
新しい制服の小学生や、
新しいスーツの新社会人が
元気よく歩きはじめています。

上の地図も、桜マークでぎっしりです。
あまりに多くなったので、
とりあえず地図には
「ここ一週間で更新した桜マーク」
だけを載せています。
地図の右上のところから選べば
すべての桜マークを表示できるようになります。

さて、今日もみなさまからのメールを紹介しますね。
桜が咲き終わる地方が増えるにつれ、
桜のメールも少しずつ減りはじめています。
ま、終わりがあるからこそ、風流。
近所の桜が散っちゃったという人も
いまかいまかと待ちかまえている人も
どうぞ、風流をごいっしょに。


小見出し 桜のメール

メール 恋人が日曜日にお花見に連れて行ってくれました。
兵庫県の王子動物園です。
パンダがあまりにもかわいらしく
桜メインのはずが、いつの間にか
「パンダパンダパンダ!」に
なってしまいました。
パンダお花見は胸がポカポカしました。
(mi-tyu)
ほぼ日 桜とパンダですか!
それはまた、なんともハッピーな組み合わせですね。
まるで寿司と焼肉を同時に食うような‥‥
いや、これは、ちとたとえが違うな、
野球とサッカーを同時に観るような‥‥
いやいや、そういう感じでもないぞ、
盆と正月がいっぺんに‥‥
違うよ、花見の話なんだよ、春なんだよ、
寿司と焼肉を同時に食うような‥‥
だから! そのたとえは違うってば!
ともかく、ハッピーでいいですね、パンダ花見。
メール お気に入りの桜並木がうちの近くにあります。
500m位の道に90本の桜の木が植えられていて、
どの季節も気持ちがいい場所です。
が、さすがに花の時期は人出も多くなります。
そこでこの時期、
私は朝早くに一人自転車でここに行きます。
そしていつもはビュンビュンとばして走るところを、
ゆっくりのんびり、春の風になってこぐのです。
ひらひら舞う桜の花びらを受けながら、
桜の香りを味わいながら。
霞か雲かとはよく言ったもの。
薄ピンクのトンネルをくぐりながら、
このまま『E.T.』の映画の様にふわっと飛んでいったら、
さぞ楽しかろうなあと思うのです。
(HAYURU)
ほぼ日 おお、桜も『E.T.』も大好きなぼくとしては
これまた素敵なツートップ。
満開の桜を見下ろしながら、
自転車のまま宙へ舞い上がる。最高!
まるで寿司と焼肉を同時に食うような‥‥
だから! それはあんまり素敵じゃないって!
メール 先日、永田さんが
「四股名をつけるなら花筏にする」と
書いてましたが、
古典落語の登場人物に
人気力士の名前として
「花筏」は実在(!?)します
以上、報告まで。
(まるじ)
ほぼ日 これ、ほんとらしいですね!
何通かご指摘のメールをいただきました。
「知っててわざと書いてるんでしょ?」
みたいな確認メールもありましたが、
すいません、まったく知りませんでした。
ともあれ、こういうことですから、
ぼくが相撲部屋の親方になったときは
新弟子に「花筏」と名づけることは
いよいよ決定的です!
ただ、残念ながら、
ぼくは相撲部屋の親方じゃないんですよね。
メール 入学式があったので、
先週6日から9日まで東京にいました。
5日、娘達と行った「日本昭和村」の桜は、
高度が少し高いせいで、3分咲き、といったところ。
岐阜市内でも、満開の2歩くらい手前の咲き具合。
ところが、翌日新幹線に乗って、東に進むにつれ
桜の咲き具合が見事にクレッシェンド!
岐阜より東京のほうが開花が早いのは、
とても不思議な感じでしたが、
次女の学校の校舎や寄宿舎の桜が、
「待っていたよ」と言わんばかりに
桜の花びらを散らしてくれていました。
(高いところに咲いていると、
 次女には見えないのです)
9日、ふたりで過すゆったりした時間をかみしめつつ
玉川上水わきの桜と葉っぱをさわりながらお散歩。
今度一緒に桜をみるときには、
この子は私の知らないところで
大きく成長しているでしょう。
夜、舎に送りとどけて、こみあげる涙をぬぐっていると
門のところでは、桜の花びらのじゅうたん。
とりかこむ木々に
「どうか娘を、見守ってください」
とお願いして帰りました。
私のいない間、岐阜でも満開となり、
今日は、花散らしの雨です。
長くなってごめんなさい。
(かりん)
ほぼ日 娘さんがおいくつなのか、
また、どういう理由で
東京で学生生活を送られるのかわかりませんが、
文面から察するに、小学生? 中学生?
親子で見る桜と、しばしのお別れと。
せつなくて、あたたかいメールでした。
どうもありがとうございます。
メール 関西で暮らすようになってから毎年、
桜の季節には小さな用水路沿いを
家族そろってそぞろ歩いています。
用水路の片方の岸には
いろいろな種類の桜の樹が並び、
入学式の頃の用水路沿いは
白から桜色、薄紅のグラデーション。
やわらかな花のかたまりで彩られていきます。
一番初めに歩いたのは
次男が生まれて1ヶ月ぐらいのとき。
2歳過ぎの長男は歩きながら
桜の花びらを集めるのに大忙し。
立ち止まり、立ち止まりしながら、
春のひと時を味わいました。
抱っこしながら、おんぶしながら、
ときには肩車をしながら。
親は缶ビールや缶チューハイを手に、
こどもたちはオレンジジュースと
お気に入りの小さなおやつを手に。
春の穏やかなお天気の日に
立ち並ぶ桜の下を、他愛のないことをしゃべりながら
毎年毎年ただただゆっくりと歩き続けてきました。
おくるみのなかに大事にくるまれて
初めての桜を見た次男は、この春小学6年生。
両手一杯の桜の花びらと一緒に
カメラの前でポーズをとった長男は
中学2年生になり、
カメラを向けると照れて
あさっての方を向いてしまいます。
それでも手にはまだオレンジジュース。
やがてこどもたちは、
親の手を離れていきます。
4人そろって桜の下を歩けるのは
あとどれくらいなのかわかりません。
来年もまたこうして
ゆっくりと桜の下を歩けたらいいな。
再来年もまたこうして
ゆっくりと桜の下を歩けたらいいな。
長くなりました。それではまた。
(ぬばたまの)
ほぼ日 親子と桜のメール、
2通続けてお届けいたしました。
少し、泣きそうになりながら、
今日はこのへんで。


2006-04-14-FRI
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