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「ほぼ日刊イトイ新聞」
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編集担当から...



一番目立つところに平積みしてください!

編集担当 鶴見(筑摩書房)

 「ほぼ日刊イトイ新聞」創刊(って言うのでしょうか?)おめでとうございます。さらに、ページを乗っ取っていいなんて、涙が出ますぅ。

 編集担当の鶴見です。怒濤のような4ヶ月でした。日頃安穏と単行本的時間の中に暮らしていた私にとって衝撃的ともいえる、デジタル時間。卓球のラリーのように、どんどんどんどん意見が行き来して、秘密の掲示板(裏板と我々は呼んでいた)はあっという間に原稿用紙に1200枚分を超しました。私はと言えば球を打ち返すのに必死! こぼれ球を拾うのに四苦八苦。
 こんなの初めて!! 世の中にはこんな世界があったのかと、今さらの様に驚き、彼らのエネルギーに圧倒されっぱなしでした。

 何だか前置きが長くなりましたが、『空中ジーンズ工場』はそういうパワー溢れる本です。なので、一見、「ジーンズ・オタクの本」のようでありますが、それだけじゃない。
 じゃあ、「インターネットの本」なのかというとそうとは言い切れない。いろんな所からはみ出す力を持った本なんです。
 ジーンズという「モノ」を通して、職人さんの「モノ作り」の技を見せ、インターネットを通じたコミュニケーションの在り方を示し、さらに、プロとアマの垣根ということについて考えさせてもくれます。そして、「モノ作りの楽しさ」を教えてくれます。
 素人だから、地方にいるから、同じ趣味の知り合いがいないから……できないと思っていたこと。それが、今の時代なら、素人でも、地方にいても、最初は一人でも、「できる」って。
 イトイさんのコピーそのままですが、「未来は始まっている」と感じる1冊です。

平積み...  この本を何処に置くのか? は各書店さんにお任せするしかないのですが、図々しく言わせていただければ、とにかく一番目立つところに平積みしてください。雑誌の(男性誌)コーナーに近いところだと尚嬉しいです。カウンターなんかに置かれれば更に嬉しい!たくさん売ってくださった書店の担当の方には特製ブックカバーのプレゼントもあります。

 ★小説ではないので、決して「文芸書」コーナーへは置かないでくださいね!