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postman@1101.comから。

おちこんだりもしたけれど、私はげんきです。


おとといの「今日のダーリン」は、
アニメ映画『魔女の宅急便』の頃にdarlingが書いた
『おちこんだりもしたけれど、私はげんきです』
というコピーが、テーマになっていました。

「糸井さんが作られたコピーだったんですね。
 よく覚えているし、ことあるごとに思い出します」

「映画も素敵でしたが、
 この言葉はなんだか胸にしーんと沁みました。
 嫌なことがあって夜中にじめじめしたとしても
 朝にはこの言葉を唱えて、えい!と気合を入れてます」

「この言葉に励まされて、日々を過ごしています。
 仕事が向いていなくて、毎日、
 泣きながら夜道を帰ったりもしたこともあったけど、
 必死で、一生懸命に、辞めずにがんばってきました。
 すてきな人に『あいつと一緒に仕事がしたい』と
 思ってもらえるようになりたいと、続けてきました」

 
このようなメールを、たくさんいただきました。
3月1日のほぼ日紙面上の、
「ある種の『強がり』なのだけど、
 その強がりを言い続けているほうが元気でいられる」
とか、
「『げんきだけれど、私はおちこんでます』というのと、
 『おちこんだりもしたけれど、私はげんきです』とでは、
 ほんとうはあんまり違いはないように思う。
 でも、やっぱり、『私はげんきです』で終わる文が、
 私そのものを元気にしてくれるのだ」
とか、
そういう部分に向けて感想を書いてくださる人が、
とても多かったのです。

今日の「postman@1101.com」は、
そんな一生懸命な人のメールをご紹介しますね。

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私がこのことばに出会ったのは中学生の頃でした。
クラスメイトが映画のビラを下敷きに挟んでいて、
映画の内容は全然知らなかったけれど、
気持ちが吸い寄せられました。
自分にそう言いながら、
今まで過ごしてきたような気がします。

小学校高学年の頃、母が脳腫瘍の手術をしました。
それまでも何度も手術をしていた人だったので、
私は、小学生の頃から、親に甘えるということが
ほとんどできていませんでした。
特に脳手術の後は短期記憶を障害されたり
髪の毛がなくなってしまったり、
人格が少し変わってしまったりといろいろあって、
親を親だと思えなくなっていきました。
母は、術後すぐは家族の顔も憶えていませんでした。
思春期の真っ只中に、乳房や子宮や髪の毛と、
女として大事なものを
ひとつずつ失っていった母の姿と、
そんな母といろんな葛藤の中で過ごす父の姿を、
長い時間をかけて目の当たりにしていました。

人が生きていくこととか、女であることとか、
夫婦であることとはいったいなんだろうかと、
自然と考えざるを得ませんでした。
いろんなことにひどく混乱していたし、
今でもまだまだ混乱している部分がたくさんあります。
でもそこは割り切って、大人になって、
生活していくしかありませんでした。
「人は最後はひとりなんだ」
そう思い知ったのが、11歳の頃でした。
周りの同級生たちと、
同じ目線で物事を見ることができませんでした。
友達はたくさん居たけれど、
私の気持ちはいつもひとりでした。
でも、前を向いていこう。
人の痛みを誰よりも分かる人でいよう。
底なしの孤独感を抱えているからこそ、
人より踏ん張れることも、痛い事を
痛いと言わずに頑張れることもたくさんありました。

今でも、それが、私の原動力です。
でも、ときどき、そうやって頑張っていると、
「あの人は頑張れるから、元気なんだ」
「笑ってるから、平気なんだ」って思われています。
「あの人は(もともと)強い人だ」と思われたりもする。
表に出さなければ、
そう思われても仕方の無いことです。
ただ、ひとりでは泣いていたり、
少しの勇気をふりしぼっていたりするので、
ときどきやるせなくなることがあります。
でも、やっぱり最後には、
「私は元気です」って言いたい。

(ひろこ)

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「家族との人間関係は、
 生きることに対する考えの、
 いちばん最初のひながたを作るんだな」
と、自分自身の家族とのつながりを
思いだしながら拝読しました。ジーンとした。

……あ、まじめなものだけではなく、
次のようなメールも、届いているんですよ。

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今日のダーリンで
「おちこんだりもしたけれど、私はげんきです」
と書いてあるのを、
「おちんこだしたりもしたけれど、
 私はげんきです」

と読んで、
「女の子なのにどういうことだろう?
 いいんだろうか?
 でも、イトイさんは、
 『うんこちんちんなら僕はちんちん派』
 と言っちゃう人だから、アリなのかな?」
と頭の中で勝手に想像を膨らませていました。
しかも仕事中でした。スイマセン。

(キヨ)

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「おちんこだしたりもしたけれど、私はげんきです」
って……そりゃあ、元気いっぱいでしょう!

それでは、次回の「postman@1101.com」で
お会いしましょう。またねー。

※なお、「キヨ」さんが書いてくれたような
 さまざまな言い間違いを楽しく特集しているのが、
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(メリー木村)



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(darling)

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2002-03-03-SUN

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