「ほぼ日」には、まいにちたくさんのメールが届きます。
みんなで読んで、
「この感想はうれしいなぁ」とか、
「なるほどこういうご意見も」とか、
「このばかばかしさは素晴らしい!」なーんて、
しょっちゅう、よろこんだり、びっくりしたりしています。

「これ、乗組員だけで読んでるのはもったいないよねぇ」
というようなお便りは、
ときどきここでご紹介していきますね!

「小ネタ劇場」の投稿と、感想と、報告。

 

こんにちは。です。

2005年から続く「ほぼ日」の人気コンテンツ
「小ネタ劇場」。

みなさんからご投稿いただいた、
くすくす笑えたり、へぇと思ったり、
しんみりしたりするちいさなエピソードを
「今日のコドモ」「今日のダンナ」など
「今日の〇〇」として、
毎日3つ更新しています。

人気コンテンツのため、2016年には
書籍 「小ネタの恩返し」になり、
投稿常連人のみなさんをお招きして
座談会も開催しました。
「投稿常連人たちの座談会。」

毎日掲載されては消えていく
ちいさなコンテンツですが、
ずっと安定した人気があります。

そんななか、 今月はじめ、
ある投稿に強い反響がありました。

「今日の夢」にお寄せくださった
「すばるさん」の投稿が
多くの方のこころをゆさぶりました。

その投稿と、みなさんの感想を、
お読みください。


さらに最後にひとつ、
わたしたち「ほぼ日」乗組員が
きっと、ずっと忘れないであろう、
ある報告のメールを
ご紹介させていただきました。

どうぞ最後まで、お読みください。

養女になることは承知していたが、
出発がそんなに急だとは知らなかった。

学校へ行き、
明日朝出発するので今日でお別れです、
と言った。中学3年の1学期のこと。

その日の放課後、教室で、
「マイオールドケンタッキーホーム」
のレコードを
くり返しくり返し掛けて呉れた男子がいて、
ただ黙ってそれを聞いた。

彼はピッチャーで、強かった。
隣町の中学で試合があった時など、
砂利道を歩いて応援に行き、
声をからして応援したものだ。

時々ハガキを貰ったが、
きみがいなくなって寂しいとあったときは、
養母がハガキのラブレターとは珍しい、
と笑った。

いつの間にか便りは遠のいたが、
養母が隠していたとは後まで知らなかった。

「失ひて久しき人は世にありや
 風の便りと言ふも絶えたり」
というのは、
ずいぶん後になってからの私の歌。

夢では、思いもかけず再会していた。
長い時間、ゆっくり話し続け、
心が満たされて、
温かいものに包まれたような幸福感。

花の香りまで流れていた。
話の内容は少しも記憶にない。

眼が覚めて。
亡くなったんだな。
もう遠い所へ行ったという
メッセージだったんだろう、と思う。

白いチューリップを
ありったけ買ってきて壺に差した。

この世で出会ってくれてありがとう。

あのときわたしたちは14歳。
もう、67年経った。

(すばる 81歳)



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2月4日のすばるさんの
「今日の夢」を読んで感激したので、
ここに投稿するのも
おかしいとはと思いましたが
我慢できませんでした。

パソコンの前で号泣したのは初めてです。

すばるさん、いい夢でしたね。
小説を1冊読んだようないい文章でした。
投稿してくださり、ありがとうございました。

(サマンサ 58才)



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今日の「夢」には
雷に打たれたような衝撃を受けました。
「彼」はお元気に違いないと祈ります。
再会できたらいいのに。

小ネタの広場には、
こんな素敵な人生の先輩も
いらっしゃることを知ることができました。

(タナボタばんざい)



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祖母が
養女に出た人だったので、
今日の夢の投稿に重ねて
だーだー泣いています。

小学校の時に一度養女に出て、
養家の生活に馴染めなくて
実家に戻って、
少し大きくなってからまた改めて
同じ家に養女に出たおばあちゃん。

ずっと実のお母さんのところで育った
おばさんが
電話で家族の愚痴を言うたびに、
小さくため息をついていたおばあちゃん。

若い頃にかかった結核のせいで
ずっと病院通いをしていて、
養家にもお婿に来てくれたおじいちゃんにも
いつも気を使っていたおばあちゃん。

大おじさん夫婦が食事の席で
私を養女にしたいと言い出した時、
サッと血相が変わったのを
ずっと覚えています。
大人の話はわからないけど、
両親だけじゃなくて、
おばあちゃんも反対してくれたのね。

どんな気持ちでいたかは聞けなかったけど、

「新しい下着を買ってほしいって
 自分で言い出せなくて、
 学校で着替えるのが恥ずかしくって。
 人の家にいるってそういうことよ」

と言っていたと母から聞きました。

リンゴをおろし金ですって
食べさせてくれるのが楽しみで、
記憶の中の元気な時のおばあちゃんは
いつもリンゴを持っていたから、
ずっとおばあちゃんも
リンゴが好きだと思ってたけど、
そういえば腎臓の悪いおばあちゃんは
リンゴなんて食べられなかったんだ。
私のために、
わざわざ用意してくれてたんだ。
と、大人になってから
やっと気づきました。

何も語らずに、
意思を手放すように
亡くなったおばあちゃんに、
すばるさんみたいな
大切なお友だちはいたのかなぁ。
会いに行けたかなぁ。

祖母のお誕生日が2月なので、
好きだった綺麗な和菓子を買ってきて、
祖母のことを話しながら
母とお茶でも飲もうと思います。

(北の庄)



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すばる81歳さんの「今日の夢」の
おはなしを読んで、
グッと胸を掴まれてしまい、
いてもたってもいられず
メールしてしまいました。

書き出しから引き込まれ、
お話の全体が夢のような、
音楽のような、
漂う香りのような、
走馬灯のような、
小説のような、
とても美しくて儚くて、
切なくて、いろんな想像が膨らんで、
涙がでました。

1日の終わりのタイミングで読んだので
余計に沁みた気がします。

こんなエピソードを教えてもらうことができて
とても贅沢な気分です、
ありがとうございました。
これからも楽しみにしています。

(シャナナ)



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2月4日の「今日の夢」にはしびれました。

すばるさんのお話、お話の中の短歌、
どれも皆私の気持ちを揺さぶりました。

こう言う投稿はしたことがありませんでしたが、
どうしてもお伝えしたくて
メールさせていただきました。

色々な方との出会いをいただき、
感謝しております。

(61歳の男子)



すばるさん、「今日の夢」への投稿を
ありがとうございました。

また、いつも投稿をくださるみなさん、
感想をお寄せくださるみなさん、
ほんとうに、ありがとうございます。


さて、もう一通、メールをご紹介します。

このかたも「常連投稿人」のおひとり、
と呼べるほどだった方の、
ご友人から、いただきました。

わたしたち「ほぼ日」乗組員のみなが、
驚き、悲しみました。

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こんにちは。
初めてメールします。
ほぼ日は以前よく見ていたのですが、
最近はふと思いついて見るくらいになってます。

僕の高校時代からの友人は、
ほぼ日好きで、よく投稿もしていました。

お互い離れているので、
年に2〜3回位しか会えないのですが、
奥さんのことなどをよく投稿していたようで、
掲載されると
嬉しそうに報告してきました。

そんな彼が、数年前の夏、
仕事で外回り中に脳卒中で倒れました。

不運にも人があまり通らないところで
倒れてしまったため、
すぐには見つからなかったのですが、
ご家族が探し出し、一命を取り止めました。

障害が残ったため入院生活を余儀なくされ、
言語障害によって
しばらく歯がゆい思いをしていたと思いますが、

先月、容態が悪化し、
帰らぬ人となりました。

葬儀に参列して家に帰ってから、
ほぼ日のことを思い出し、
彼の投稿を見れないものかと
検索してみましたところ、
彼のペンネームの載った記事を見つけました。

これが出た頃には、彼も元気だったので、
きっと見つけて喜んでいたでしょう。
そんなこともあって、
「今日の〇〇」を支えていた
その一人が亡くなってしまったこと、
でもほぼ日のおかげで
楽しい人生を送れていたことを、
ほぼ日のどなたかに伝えたくて、
メールしてしまいました。

ほぼ日が、これからも
楽しい存在であることを祈ってます。

(Eの友)


Eの友さん、わたしたちに知らせてくださって、
ほんとうにありがとうございます。

たくさんの楽しい明るい投稿で
わたしたちや読者を
楽しませてくださったEさんのご冥福を、
こころからお祈りいたします。


こうしてありがたいメールを
ちょうだいするたびに、
「ほぼ日」がみなさんの、
「いい場所」であるように、
がんばっていきたいと、ますます、感じます。

これからもどうぞ、よろしくお願いいたします。


「ほぼ日」では、コンテンツへの投稿、
ご感想やふと思ったことなど、
いつでもメールをお待ちしています。

2019-02-17-SUN

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乗組員みんなで読んでいます。
これからもご意見、ご感想をお寄せください。
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乗組員一同、なによりの励みになるのです。

postman@1101.com宛に送ってもらったメールは、
このコーナーで紹介させていただくかもしれません。
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