「昭和モダン」に生き、ディケンズなどの英米文学を読むのが趣味だった乱歩は、
きっと、洋風の暮らしへの憧れが、強かったのでしょう、
この応接間がつくりたくてしかたなかったのだそうです。
それまで住んだ家は、洋風ではあっても完全な洋室ではなかったんですって。
こういった調度品も、この部屋ができてから、揃えたものらしいですよ。