ポカスカジャンの脱線マガジン。

6月5日(金) 天気 梅雨前最後の夏
by 玉ちゃん


本番初日が押し迫ってくると、
通し稽古というものが必ずある。
ワハハの場合、いろいろなチームに分かれて
ネタを作ったりしてるので、
取り合えず頭から全部繋げてやってみようよ、
っていうのが、通し稽古だ。
演者はもちろん、照明さん音響さん等
関係するスタッフの人達ほぼ全員参加の稽古なのだ。
大ザンスの全貌が初めてベールを脱ぐ時でもある。
違うベールを身に纏う場合もあるが、とにかく通すのだ。
初めて通す、しかも最終ネタ選考となると、
本番より緊張感があったりするのだ。
若手のみんなも緊張の面持ちだ。
若手に混じり何げに私も地味に緊張だ。
あえいうえおあお。意味なく発声練習だ。
理由もなくマネする宮之原。
マネするな。心の中で言う。言葉にはしない。

“通し”では、コーラのプル・トップが
普通に開けられなかった。
(かなり肝心なシーンなのである)
何故かはもう分かっている。緊張だ。
初日までに開けられるようになろう。
マジだった。


6月6日(土)今日のテンパリ度数32%
by しょうご


今日から、スタジオ(稽古場)が池尻から新宿へ変わり、
心機一転!!
そんでもって、ネタ作りの方もスイスイ〜っと、、、
行くわけが無い!!
出来んもんは出来んのじゃ〜〜〜!!

でも、焦ってもしゃ〜無い、
でも、もうそろそろ焦ってもいい年頃、、、
でも、そんな僕の焦りは置いといて、(置いとくんかい!!)
所変われば食も変わる、という有名な僕の言葉が有るように、
今回は、新宿スタジオ村周辺の
テイクアウトフードスポットを一挙紹介!!

まずは、新宿と言えば忘れちゃならない、三平ストアー。
こちらは典型的でちょっぴり懐かしい感じのする
スーパーマーケット。青梅街道に面する入り口には
季節の野菜や果物が所狭しと並び
そこを抜けると何故か藤原紀香や松雪泰子のポスターが
微笑みかける化粧品のブース。
そして、その横手には薬剤師が居るのか居ないのか薬局!!
奥へと進むと生活用品が雑然と並んでいる、
この雑然さは今をときめく
ドン・キホーテ(若手がお世話になってます、、、)の
ジャングルチックな所に通じるものが有る。
(新宿という街がそうさせるのか、、、)

そしてここでやっとB1にある食品売り場へと移る。
ここに来るとチョットだけゾクッとする。
別に興奮している訳じゃない、
周りが肉や魚を置いてる冷蔵庫があるからだす。
そしてその一角に密やかに檄安お弁当&お惣菜コーナーが
顔をのぞかせる!! 
<商品の一例> 
  北の大地のコロッケ弁当 ¥280
  おかず丼 ¥280
  ナポリタン ¥180
  焼そば ¥180
  ポテトサラダ ¥100
  鳥の唐揚げ 100g ¥89
  おにぎり各種 ¥100
と、この様な感動のプライスで
僕達若手劇団員を迎えてくれるいいお店なのだ!!
(味は別として、、、)

そして、次の名店は!!、、、
と、思ったが長くなりそうなので
また次回のお楽しみ!

さ〜て 次回の食いしん坊万歳は!!
中山省吾が手作りお弁当の名店を訪ねる
新じゃがの味に感動!!
切り干し大根に思い出されるおふくろの味!
鯖の塩焼き弁当に弁当のルーツを見た!!

等々  乞う御期待!!


6月7日(水) byのんちん(どすこい3世)

今日からワハハ恒例作り物の日々が始まった。
作り物というのは、舞台での小道具を出演者自ら作る
作業のことだ。
劇団では当たり前のことだが、
ワハハの作り物は中身がちがう。
×人のカツラ、×人のオッパイ(ともに伏せ字です)、
お尻に入れる○○○。
いわゆる大道具さんの作る大道具に関しては、
うんこ、便器・・・完全に狂ってる。
でも本人達にしてみれば真剣に
「あのうんこの色さぁ〜」とか
「×人ぽくないよと」いう会話をしてるのだ。
非常識は常識?

それにしても思うのは劇団とバンドの違いだ。
オレの経験からすると、それはある意味天と地だ。
バンドマン時代はローディーがいて、
楽器の運搬からセッティングまでしてくれ、
ライブ終了後は打ち上げに直行だ。

今ポカスカのライブではまずは舞台の仕込みから始める。
朝8時には会場入りして舞台を作る。
かなずちトントン、ハサミチョキチョキだ。
しかも、だいたい前日はネタづくりで徹夜。
ライブ終了後はバラシ(舞台の片付け)が待っている。
ポカスカを始めた当初はそれがいやでいやで仕方なかったが、
今ではすっかり「これこそが舞台、バンドマンは
甘ったれてる」などと、打ち上げで息巻いてる。
舞台は麻薬、こんなフレーズも平気で言えるぜっ。

ところで5日の通し稽古の後、笑った事がった。
元オホホ商会の飯塚さんがオレのもとにやってきて、
突然、「オレ、“んずり”しかセリフないよね」というのだ。
(んずり、が何なのかについては、見たひとだけがわかる
しくみになってます)
ワハハの場合、ほんとに成り行きで役や
セリフを割り振るので、
これは単なる偶然なのがまた恐ろしい。
でも飯さん(オレがつけたあだ名、ハンさんと読む)は
37歳だ、久本さん達と同世代だ。
偶然といっても新人よりセリフがないなんて・・・。
さあ、あと一週間で飯さんのセリフは増えるのか?
それともまともなセリフは、“んずり”だけなのか?
乞うご期待!

PS 玉井と省吾、結構いい先輩を
   エンジョイしているようですよ。

2000-06-24-SAT

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