ポカスカジャンの脱線マガジン。

ツアー日記

10月1日(金)東京もいよいよ秋だなの、晴れ

朝6時、喰さん家で目覚める。
ベランダに置いてあるビール用冷蔵庫
(よくお米屋さんでプラッシーとかを冷やしているやつ)
の前で寝ていたらしい。
中は空っぽだ。
全部飲んだのか?
ちょっとした充実感に包まれる。
でもあとでぷーあーる茶を飲もう。
内臓をきれいにしなければ。

服は着ている。
くつ下はかかとまで脱いではいている。
総勢60人はいた打ち上げのメンバーも
赤鼻ののんちんを含む若手10人程だ。
赤鼻はまだのんでいる。
坊主頭の後頭部まで赤い。
赤頭。キレイだ。
早くハゲて欲しい。

TV東京の番組の撮影が朝10:00からある為
家に帰る。朝帰りだ。
出勤途中の人波を逆に歩く。
この時間家に帰ると、
たまに会社に向かう女房と道で会う事がある。
警戒する。
高円寺のガード下だ。
ずっと向こうまで見通せる一本道だ。
「あっ」
とお互いを認識してから、
実際に話せる距離までの、その間。
急に走り出すか? それはない。
立ち止まるか? 何故に。
逆に戻る? それはヤバイ。
普通に歩く。
結局会わずに家まで着く。
テーブルの上に2千円置いてある。
もう会社に出た後だ。
急いで撮影の準備をして家を出る。
雨戸のカギ、ゴミ、CDの電源、
下着入れの引きだし、バスタオル、
我が家にも小っちゃな法律がたくさんある。
法の網をくぐって、脱出だ。

TVの撮影は順調に進む。
打ち上げで更にパンパンになった顔。
丸出しだ。もはやここまでくると
省吾との二枚看板で行くしかない。
猪木・坂口、カズ・武田。
例えが微妙に恥ずかしい古さだ。
でも省吾のようにフゲを伸ばそうにも
僕の場合中国人ヒゲになってしまう。薄いのだ。
G−menよりはサムソン系なのか。
TVの撮影は自問自答の繰り返しだ。

午後はアルフィーの坂崎さんのラジオ番組の出演。
話がやたらと合う。
もちろん、坂崎さんが合わせてくれてるのだろうけど、
ギターの話から下積み時代の話(ネタとしてもはや
成り立っている)からネタの話まで、
ボンボン話が弾む。
ギャグソングの部分でこれだけ一緒に
話せる人がいると言う事は
ポカスカジャンの活動(サブストーリーは除く)の中で、
糸井さんと一緒に大仁田厚のうたを作ろうとして
話し込んだ以来だ。
(いまだそのネタは陽の目を見ていない。)

番組出演も1日だけのはずが、もう1日増える。
やはり系譜はこのラインなのか。
桜井さんは省吾で決まりだ。
高見沢さんはのんちんか?
どうなのか。そこが問題だ。
坂崎さんに急に親近感が湧いてきた。

(PSJ/玉井伸也)

1999-10-15-FRI

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