ポカスカジャンの脱線マガジン。

ツアー日記

9月5日(日)東京でのOFF

AM2:15、昨日のいわきでのクラブイベントに出演後、
車でそのまま東京へと向かい、今我が家に着いた。

そして今俺は感動している。
心の底から感動している。
はっきりした理由があるわけではないが、
今俺の中で「世界一格好いいバンド」は
ストーンズでもRCでもボ・ガンボスでもなく
ポカスカジャンなのだ。

おととい俺達は慣れないテレビ出演の後、
そのままいわきへ向かい、いわきのホテル
(呼んでくれた坂本さんがわざわざ全員に
ツインの部屋をとってくれた)に泊まったのだが、
明らかに3人とも疲れ切っていた。

ヘタに東京に戻ったことと、慣れないテレビ出演
(この収録がまた長かった)で本当に疲れてしまったのだ。

そしていわきでのライヴ当日は、昼から坂本さんが
なんと常磐ハワイアンセンターに連れて行ってくれたのだ。

本音を言うと、そのまま車で横になっていたいのだが
(実際は横にはなれないスペースなのだが)、
勿論、大喜びで行く。
鉛のような体でプールで泳ぎ、はしゃぐ。
坂本さんが用意してくれたビールを飲む。
3人とも、このままライヴは到底無理と思うぐらい、
ヘロヘロ。でもせっかくの坂本さんの御好意、
勿論喜んで受ける3人。

ライヴでは東京まで毎回来てくれているファンや、
地元のクラブキッズ(蝉のような肌の色)を前に
大盛り上がり。

ライヴ終了。明らかに3人は死人のような目をしていた。
しかし笑顔を絶やさず、CDにサインする3人。
この地点で俺は、少し、ぐっときていた。

打ち上げ終了PM11:00。
車に乗込む3人。

「最高っすョ!!」

「ガンバッテください」

どう見てもヤンキーあがりの
クラブキッズが声をかけてくる。
打ち上げ終了まで待ってくれているファン。
皆にサヨナラを言って車の窓を閉め、
いつもの曲(ドラゴンアッシュの
アンダーエイジーズソング)をかけるポカスカジャン。

この瞬間、俺の体に電流が走り、思わず俺は

「俺達って格好いいナー」

って車の中で叫んでしまった。
この時他の2人は無言だったのは気になったが。

AM4:00、この感動で興奮して、
今この日記を書いてます。
今日一日は多分家でプロレスのビデオを見ながら
昼酒でも飲んでるでしょう。ではでは。

(PSJ/大久保乃武夫)


P.S.
色々な土地でこの日記を読んでくれている人がいるのには
びっくり。そして感動してます。
ほぼ日ってすごいんですネ、フフフ。
糸井さん、ありがとう。

1999-09-11-SAT

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