ポカスカジャンの脱線マガジン。

ツアー日記

8月31日(火)松山

松山に来て3日目、今日はいよいよ本番の日だ。

昨日のオニのようなキャンペーンの効果はあるのだろうか。
話によるとチケットはまだ昨日の段階では
そんなに売れてなかったらしい。
ちょっと不安なまま会場へ向かった。

今日の会場はJAZZが流れ、
ちょっぴしオトナの匂いがするバー“モンク”。
この店の名前は、ジャズドラマー、
セロニアス・モンクから取ったらしい。
やはりマスターはJAZZプレイヤーなのかと思いきや、
バリバリのロックの人だった。ちょっとびっくり。

なんやかんやしているうちに、いつものように
リハーサルも終わり、俺等は、それぞれに食事をすませた。
そして俺は最近恒例になっている
食後のパチンコへ出かけた。

というのも、熊本でパチンコをやった時に手に入れた
低周波治療器が、俺の中で最近の嬉しいことランキングの
かなり上の方に入ってきている、そのよろこびをもう一度、
という欲深い私であります、ハイ。

ところでそのパチンコだが、最近ではやたらとハデに
演出されている。リーチひとつにしてもスーパーリーチ、
プレミアリーチなどというわけのわからんものが数々ある。
(リーチとは、たとえばと揃って
あと右側の7が来れば777の大当たりを待っている、
という状態のことをいう。あと、リーチは0〜9の数字や
絵柄があり、1、3、5、7や絵柄の一部が出れば
「確率変動」や「時短」というようなビッグなおまけが
ついてくるという機種もある)
さらにそのリーチに、リーチ予告というものがあり、
リーチ予告なしのノーマルリーチなどは
まず大当たりになる事はないので安心してよろしい。

とまあ、パチンコの基本的な説明はこれくらいにして、
先に書いたパチンコの演出面についてだが、
昔の様なヒコーキやヘリコプターをモチーフにした
地味なものはすっかり消え、テレビアニメのキャラクターや
タレントの導入で客の心をくすぐっている(ルパン三世、
ガキデカ、加トちゃん、飯島愛、CCガールズなど)。
とはいっても基本的には3つの数字、絵柄を
揃えるだけなのだが、おれはその数字の配列をゴロ合わせで
読むクセがあり、そのゴロ合わせで
俺はパチンコ台と会話している。

パチンコ台が「194(イクヨ)」と言えば、
「ヨーシ、もうすぐ当たるなコイコイ!!」、
「571(コナイ)」「5963(ゴクローサン)」
「893(ヤクザ…賭けの用語でブタ、
すなわちダメだということ)」ならば
「あ〜、そろそろ台の換えどきかな、何だヨおまえ」
などとブツブツ言ってるアブナイ人である。

とまあ今日もパチンコ台といろいろ話をしたが、
負けた。というか、今日も、負けた。

俺は今日パチンコをやめる。
さらば銀玉鉄玉スリーセブン。

そういえばパチンコの話で忘れていたが、
ライブの方はキャンペーンの効果があったらしく、
店いっぱいのお客さんが入り、大成功だった。

ありがとう、松山モンクさん、EATさん、
FM愛媛さん、NHK−FMさん、南海放送さん、
そしてさよならパチンコ屋さん……。

(PSJ/中山省吾)


ほぼ日読者による松山ルポ

ポカスカジャン『サージェント・ペッパー・
ロンリー・ハード・スケジュール・バンドの
マジカニミラレルツアー!!』
行って参りました!
ほぼ日を読み始めて1ヶ月、
「ワハハ本舗』のツアーには何回か行ったことがあるものの
ポカスカジャンに関しては『脱線マガジン』でしか
見たことがなく、メンバーの顔も知らない状態で
果たして楽しめるのだろうか・・・。
そんな不安を抱きながらもミーハーな私は、
開演70分前(!)から会場入り。
一番前の席をGETしました。
しかしこんな前の席で、まさに汗も唾液も
飛んできそうな距離なのに、
もし万が一、ノリ切れなかったらどうしよう・・・。

ところが!メンバーが登場したその瞬間から、
不安は吹き飛びました。
最初っから最後まで、いっちばん前の席で、
いっちばん笑い転げていたのがワタシです。
きっと大久保さんには私の現在治療中の奥歯の詰め物が
見えていたに違いありません。
(ま、見ていたら、の話ですけれど。)
『涙こらえて』というナンバーでは、
大久保さんに前髪をつかまれ
見つめられ、歌いかけていただきました。
(ちょっと得した気分♪)
うわさに聞いていた『「愛の告白コーナー』でも、
なんと、人の目を見られない、というウワサの玉井さんが
私を見つめながら近づいてくるではありませんか!
(ちょー、ドキドキ!)
(・・でもやっぱり私のおでこを見ていたようです。)
しかし、次の瞬間くるりときびすを返し、
別の人を口説きにかかりました。
一目で玉井さんファンになっていた私は
ちょっとがっかり・・。

メンバーの顔も知らないくせに、
『脱線マガジン』で玉井さんと省吾さんの
不仲(?)を知ってる私は、
二人をこっそり観察。
玉井さんは曲の合間にギターを弾きながら
省吾さんと目を合わせようと、
必死に微笑みかけていたようでしたが、
省吾さんは玉井さんを見ないフリ・・・?
いやあるいは微笑み返していたのかも知れませんね。
笑顔がひきつっていただけなののかも。
それに『結成ソング』のときには
3人それぞれの歴史を垣間見て
なんだかじーんときちゃいました。

ライブは終始大変な盛り上がりで、
ポカスカジャンの来年の松山公演は
ちゃんとした楽屋付の(トイレでなく!)
ステージが用意されることでしょう。
きっとこんなかぶりつきの席には
もう2度と座れないだろーなーって感じです。
皆さん!是非、今回のツアーに参加しましょう!
絶対おトクですよ!

帰り、出口でCDを売ってらっしゃったメンバーの方に
ごあいさつをして(「ほぼ日見てます!」)
会場を後にしました。
CD買えなくてごめんなさい。
当日思いついたもので、
財布にチケット代のほかは、
2000円しか入っていなかったのです・・・。

翌日は、
日頃スポーツジムで「ポイントシェイプ・腹筋コース」を
とっている私も、お腹のあたりが筋肉痛・・・。

玉井さん大好き!

(橋本 恵)

1999-09-06-MON

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