ポカスカジャンの脱線マガジン。

8月7日(土)

夏だ。

ポカスカジャンとしては3度目の夏。

昨年の夏は奈良の山奥の村祭りの営業に行った。
倉敷の営業では筋モノ関係の本格的に怖いお兄さん方に
舞台上でネタではなく大ビンのビール2本を
一気飲みさせられた。

おととしは、環七の『なんでんかんでん』の前で
ラーメン待ちのお客さん相手に
“お待たせ劇場”を演っていた。

その前年は、上野のアメ横で『な行の演歌』を演っていた。

さしずめ“ゆず”で言うところの
インストアライブなのか?

私達は真っ正直に営業と言う。

そして今年だ。

今年はツアーだ。
いろんなところに行く。車で行く。2ヵ月間行く。
行きっぱなしだ。
しかも寝るところは決まっていない。
メンバー3人とスタッフの1人の男4人旅だ。
何がどうなるのか、誰一人把握していない。
けれどそんな不安は皆な思ってても口には出さない。
男だからだ。

リーダー大久保は内痔核だ。しかも4つもだ。

私(玉井)はつい一週間前尿道結石になったばかりだ。

そして省吾は……。

とにもかくにもポカスカジャンはツアーに行く。
そして寝所を確保する意味でも
絶対必勝のライブをしなければならない。
そして土地土地の人に甘えまくらなければならない。
愛してもらわなければならない。
真のポカスカジャンの姿を理解してもらわないといけない。
もしかしてそれは本当の意味での
自分たちの営業なのかなーと思ったら
胸がジンジンしてきた。
2人(大久保、省吾)にこの胸ジンジンを話したら、
「あっそう」
とそっ気なかった。

8月9日から始まるこのツアーの様子は
『ツアー日記』として全国五千万の
“ほぼ日”ファンの皆様に毎日お届けする予定です。
止めろ! と言われても毎日更新します。
それでは『ポカスカジャンの脱線マガジン“ツアー日記”』
♪始まり始まり──、ヨーロシークネー♪

(PSJ 玉井伸也)

1999-08-10-TUE

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