ほぼ日刊イトイ新聞

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2014/06/23 09:36
金色のポスト

ウィンブルドンに近い、
ニールさんのお家に到着した、ちょう。
めちゃくちゃ眠いくせに
気持ちが高ぶって
周囲の散策をはじめたそうです。

そこで発見したのが
この金色のポスト。

「これ、マレーが金メダルとった
 記念のポストですよ!
 イギリス選手がオリンピックで
 金メダルとったら
 金色にぬられるやつです!」

あ、ありましたね。
ロンドンオリンピックで
イギリスの選手が金メダルをとったら
地元のポストが金色に塗られる、
っていうやつ。

ん? ということは、
マレー選手の地元はこのへん?
調べてみると、マレー選手は
スコットランド出身‥‥。

まあ、いいか!
金メダル記念のゴールドポストだ!
そりゃ間違いない!
ていうか、テニスの金メダルだから
ウィンブルドンのポストに
なったのかもしれない。
そんな細かいこたぁ、いいんだ。
って、オレが勝手に気にしてるだけか。

あと、細かいついでに言うと、
「マレー選手」なのか「マリー選手」なのか
表記はどっちにすればいいんだ。
なんか、調べるとどっちもたくさんあるぞ。

 





 
2014/06/23 09:58
休め、ちょう。

あまり寝てないはずのちょう、
試合会場から歩いて20分くらいの
ウィンブルドンビレッジ
という場所を散策中。

「町中のディスプレイがテニス一色!」
という興奮気味のメールが。
そして、最後にはこんな一文も。
「眠くてもうろうとしてきたので
 またあした送りますー」

休みなさい、休みなさい。
以上が、昨夜のうちに届いてましたので
そろそろ短い睡眠から目覚めるころかしら。
続報をお待ちください。

 





 
2014/06/23 11:43
おお、ウィンブルドン!

どうやら、ちょうは、
試合会場から
徒歩10分あたりにところに
宿をとっているようです。

仮眠をとるまえ、
またしても散策にでかけたようです。
まあ、わかるよ、気持ちは。

オレも、いい歳をしてから
はじめて甲子園球場に行ったとき、
駅から歩く道のりで
どうしようもなく早足になったもの。
念願のウィンブルドンなんだから
その何倍もの高まりがあるんだろうなあ。

そしてご覧ください、写真を。
その場所です。
4枚目の真ん中に見える緑色は
まだなにも書かれていない
試合の予定表。
ここに選手の名前が
書かれていくんですねー。

 


 
2014/06/23 12:35
メールをご紹介。

じわじわとメールをいただいております。
ちょっと紹介しましょう。


わたしもフェデラー選手の大ファンです!
富士には月見草が、
ウインブルドンのセンターコートには
フェデラーが、よく似合うのです。

ちょうさんが観に行かれるの、わかります。
来年はどうなるかわかりませんもんね。
(でもここ2年ほど、そう思っては
 戻ってきてくれるフェデラーに、
 ますます尊敬の念を抱いています。)

雨はどうでしょうね〜、
待ってる間にエルトン・ジョン的な方が
歌ってくださるといいですね。
ちょうさんのご健闘をお祈りしています!
(やすだ)
──────────────────

添えたイラストは
武井の手によるボルグですが(古い)、
フェデラーファンの方から
共感のメールをいただきました。
ちなみにぼくは
ベッカーのファンでした(だから、古い)。



こんにちはー。
私も若かりし頃には
よくウインブルドンで並んだものです。
1990年ごろから2000年ごろまで
毎年2週間づつです。
よく体力があったものだと思います。

会場から自転車で
20分ぐらいのところに泊まって、
大会期間中毎朝4時起きで坂道を猛ダッシュ。
電車とバスの始発が動き出す前に
勝負をかけておりました。
それでも入場できるのは昼の1時過ぎでした。
寝袋組とそう大差はありませんでした。
そんなに早く行っても
センターコートどころか
1番2番コートのチケットすら
なかなかてにはいらないので、
テントや寝袋で2日後のチケット用の列、
っていうのに並んでる人もいました。
そこまですればなんとか手に入る日も
あったようです。(対戦カードによります。)

私はダブルスのWoodbridgeが大好きで、
ダブルスはなかなかTVで放映されないので
見に行くしかない、と並んでおりました。
あんまり見に行ったので(?)
彼の自伝本に私の写真が
載っているほどです(笑)。
当時Woodbridge選手は
ウインブルドンのダブルスだけでも
9回優勝しました。
もうとっくに引退していますが
現在はウインブルドン2週目に行われる
おじさんダブルスに出場したりしているので
またいつか見に行きたいなー、
と思っています。

並ぶ場所も昔は道路沿いで
とっても排気ガス臭かったけど、
最近は公園の中に並べるようですね?
今のウインブルドンはどう並んだりするのか、
レポートとっても楽しみにしています。
(京子@オランダ)
──────────────────

トッド・ウッドブリッジ選手は
オーストラリアの選手。
ウィンブルドンのダブルスで
5連覇を含む、9回優勝。
すごいですねー。
ぼくはテニスに関しては
年によって気まぐれに観ているだけの
ライトな観戦者なので
いろいろとぽっかり知らないことが多いです。
ちょうがウィンブルドンに並んでるあいだに
ぎゅっと情報を仕入れていこうと思います。
みなさんもぜひ、ごいっしょに。

 


 
2014/06/23 15:02
いよいよ、その日だ。

お、連絡きた。写真きた。
ちょうが行くぞ。並ぶぞ。

「いまお家をでました。
 朝起きたらこんな地図を
 作ってくれてました。
 これからじっくり読みます!」

ありがとう、ニールさん。
ちなみにこの日、ちょうが狙っているのは
伊達公子選手と、奈良くるみ選手の
試合が続く17番コート。
ニールさんは、ドイツの
Dustin Brown選手が出る
12番コートをおすすめしているとのこと。

そして、メールの最後に
気になる一文が‥‥。

「コンセントの口があわず充電ができません」

ガーーーン。
いや、プライベート優先だから、
ぜんぜん大丈夫。OK、OK。
というわけで、行列に並ぶ写真が
途中で途切れる可能性は多いにありますが、
まずは、なにしろ、がんばれ、ちょう!

 





 
2014/06/23 16:02
並んだ! そして整理券!

がんばれ、ちょうさん!
全国から、わけのわからない応援が
寄せられるなか、
ちょうは列の最後尾に向かって走る!

ええとね、ウィンブルドンの行列、
通称「The queue」のシステムを説明すると、
(ていうかぼくも把握しきれてませんが)
行列に並ぶと整理券がもらえて、
さらにそのまま延々並んでると
いつか試合会場に入れる、と。

とりあえず、ちょうは
整理券をゲットしたようですーー!!!

受け取った整理券の番号は‥‥‥‥
「4995」? え、ほぼ五千番目?

よくわかんないけど、
まあ、とにかく並びはじめたってことだな。

「6000人まで受け付けるそうなのでセーフ。
 このあと三時間半、
 列が動くまで待ちます」

な、なるほど、三時間半。
がんばれ、ちょう。
ウィンブルドンを観戦するのだ!

ちなみに、試合の写真は、
ネットにあげたりできないそうなので、
席につく直前あたりが
レポート的には、ゴールかな。

 



 
2014/06/23 16:32
行列仲間、マイケルさん。

列に並んでいる、ちょうから、
写真が届きました。

「しばらくこの場所で待機なのですが、
 私、マット的なものを
 忘れて来てしまいました。
 立ち尽くしてたら後ろの列にいた方が
 いっしょに座りましょうと
 声をかけてくれました。
 ありがたいです。
 マイケルさん、
 デンマークからいらしたそうです。
 毎年じゃないけれど見るときは
 1年で4四大大会を
 全部みることにしているそう。
 コート3、18がおすすめだそうです。
 もっとお話ししてくれたのですが、
 私の英語があやしすぎて
 理解できませんでした‥‥。
 マイケルさん、浮かれる私に
 『チケットはすぐにカバンに入れなさい。
  悲しいことになるから。』
 と大切なアドバイスもくださいました。
 肝に命じます。」

おー、さっそく、行列仲間が。
なんだか、すてきだなあ。
それにしても、テントも寝袋もあるのに
マットを忘れたとは‥‥。
マイケルさん、ありがとうございます!

 




 
2014/06/23 17:17
スチュワードさんたち

弊社のちょうが
「ウィンブルドンに並ぶ!」と言って
テントの組み立てとかを
付け焼き刃で学んでいるとき、
大丈夫なのかと心配する周囲に向かって
ちょうは何度も
「大丈夫! スチュワードがいるから!」
と言ってました。

なんでも、スチュワードっていうのは、
ウィンブルドンを観るために
長時間並んでいる人たちのために
いろいろと世話をやいてくださる係員のこと。
しかし、行列は何千人も並ぶわけだし、
いくら紳士淑女の国とはいえ、
ひとりひとりに細かいお世話を
やくわけにもいかないんじゃない?
というふうにぼくは言ってたんですが、
実際のスチュワートさんたちは‥‥。


「ウインブルドンに並んでまで来るかどうか、
 一人乗り込んで大丈夫なのか
 心配だったのですが、
 私の背中を押してくれたのが、
 なにかと助けてくれる
 スチュワードがいるらしいという話。
 なんでもテントを張ったり
 朝起こしてくれたり、
 話し相手になってくれるとのこと。

 オレンジのベストを来たみなさんが
 スチュワードさんです。
 腕章にはhonorary stewardと
 書かれています。
 この腕章をつけた人が並ぶ人たちの
 あらゆる対応をしています。
 いま何人待ち? とか
 何時に並んだらいいかとか
 どんな質問にも答えてくれるそうです。
 目が合うとやさしく声をかけてくれ、
 列が動くとキビキビと誘導、
 男の人かと思ってたら
 女性が半分くらいなんですね。
 永田さんにスチュワードに
 期待しすぎじゃないかと言われましたが、
 めちゃくちゃ期待していいと思います」

おお、さすが紳士淑女の国!
恐れ入りました。
スチュワードさんたち、
弊社のちょうをよろしくお願いします。

 



 
2014/06/23 17:54
え? 読んでた人?

こういう中継をしていると、
おもしろいことが
おこるもんなんですねぇ。


「なんと声をかけられました!
 『ほぼ日を見て‥‥』だそうです。
 びっくりしました。
 長野さんという方です。
 ロンドンにもう10年住んでいらっしゃるそうです。
 青山にある学校に通われてて、
 糸井さんもよくみかけられたとのこと。
 今日のダーリンも読んでくださってるそうです。
 英国ニュースダイジェストという
 新聞の編集者さんで
 ほぼ日を参考にしてくださってるとのこと。
 ウインブルドン特集号をくださいました。
 ありがとうございます。」

おもしろいねー。
長野さん、ありがとうございます!
まだまだ行列は続くのかな?

 





 
2014/06/23 18:10
まだまだ行列中。

並んでいるときは
当然だけど、ヒマというか、
時間がたっぷりあるのですね。
ちょうからのレポートです。


「列にいると、新聞や食べ物など
 売り子さんたちが回って来ます。
 マイケルさんと新聞を買ったら
 オマケのチョコをくれました。
 あとはオフィシャルパンフレットをゲット!
 いまから熟読します。
 お腹すいたからアイスを買ったのですが
 元の位置がわからなくなって
 一瞬冷えました。」

売り子さんとか、いるんだー。
けっこうたのしそうというか、
ほんと、「並ぶ人のための配慮」が
なにかと行き届いているんだね。

かといって、それ全体を
「抽選にしよう」「ネットで先着販売」とか、
そういう動きにはならないのがおもしろい。

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