京都・上賀茂神社から、設営と本番当日のようすをお届けします。 二葉葵展に行ってきます!

「二葉葵展」は、京都に暮らす、
伝統産業にたずさわる若い職人さんたちが、
じぶんたちの物づくりを、年に一度、発表する場です。
核となっているメンバーは、
左官、表具師、畳職人、植木屋、家具屋、
建築業、大工、電気工事士、建築デザイナーと、
「京都」らしい物づくりをしている人がほとんど。
「100年後に続く、新しい伝統産業を!」
と、活動をつづける彼らの発表の場が、
年にいちどの、この「二葉葵展」。
そのようすを、設営の日と本番の日にわけてお届けします。

二葉葵展については、こちらをどうぞ

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2013/05/19 16:41
第四回二葉葵展、終了。
おつかれさまでしたー!

4時に天井の蛍光灯がつき、
第四回二葉葵展は
ぶじ終了となりました。
「景アート」のみなさん、
そして、作品を出展した作り手のみなさん、
運営にたずさわったスタッフのみなさん、
おつかれさまでした。
たくさん来てくださったお客さま、
ありがとうございます。
「ほぼ日」を見てきたんですよ、
と声をかけてくださったかたも
何組もいらっしゃって、
とってもうれしかったです。

伝統産業にたずさわる
職人のみなさんの技術が、
(すべてではないにしろ)
こんなふうに一堂に会して、
わかりやすい表現で触れることができる機会には
ぼくはいままでめぐりあったことがなく、
とても新鮮でした。
そしてそういう技術や人が
京都というまちには
「現在進行形」である、
ということがすごいなあと思います。

それでも「たとえば、胡粉(ごふん)のれん、
というのれんを、きちんとつくれる職人さんは、
いまは、もういなくなってしまったんですよ」
というようなことも、あるのだとか。
職種によっては、正統と呼ばれる伝統が
なくなってしまったものも、あるんですね。

でもそれを悲しんでいてもしかたがない。
なくなってしまう理由というのは
おそらく、あったのだろうし、
それよりも、いま自分たちが
受け継いでいる技術を、次の世代にどう伝えるか、
あたらしい「伝統」を、どうつくっていくか、
そんなことを考えながら、
「景アート」のみなさんは
仕事をしているように思えました。

それから彼らがよく口にする
「縁」(えん)ということば。
「こういうことは、ご縁ですから」。
すてきだなあと思います。

さて、いま会場では
ものすごい勢いで片づけが進んでいます。
たいへん早いです。さすがだ‥‥。

中継は、これで、終了です。
2日間おつきあいくださり、
ありがとうございましたー!


 


 
2013/05/19 16:30
どうもありがとうございました!

雨が降るなか、
たくさんの「ほぼ日」読者の
みなさまにもお越しいただきました。
どうもありがとうございました。
一日限りの「二葉葵展」。
これにて終了ですー!



 


 
2013/05/19 15:48
自然光。

16時閉展の、二葉葵展。
雨足もあってか、のんびりした感じで
進んでおります。

今さら気づいたんですが、
作品を見るための照明は、自然光で、なんですね。
灯籠など、発光するものはあるんですが、
天井の蛍光灯はスイッチオフのまま。
屏風も細工物も、自然光で見てもらってます。
刻々と変わる光で、陰影が生まれ、
それが作品に深みを与えます。
というか、自然光で見ることが、
作品そのものなのかもしれません。
暗さもまたその個性。

 


 
2013/05/19 14:44
おじいちゃん

このおじいちゃんにかぎりませんが、
お客さま、ほんと、
近づいて見るなあ。

茶事でお茶わんを拝見するときに
ちょっと似ている感じです。

芸術品ではなく
実用工芸なんですよねえ。

 




 
2013/05/19 14:32
銘木でつくった
名刺入れ

大工のはたさんの御実家は、
銘木屋さんなのだそうです。
はたさん、大きいものもつくりますが、
こんなふうに繊細な手仕事も、
もちろん得意。
この名刺入れ、ふたのすべりもよくて、
使いやすそう‥‥。
素材、銘木だし‥‥。
でも残念ながら非売品だそうです。

 





 
2013/05/19 14:12
細部

たとえばこの、三方。
神道の神事において使われる、
神饌を載せるための台で、
ふつうは、台の穴に
宝珠のかたちが用いられることが
多いそうなんですけれど、
そこが二葉葵になっています。

これをつくった牧圭太朗さんは
ふだんは神祭具をつくっている指物師の四代目。
神殿や地蔵堂などの修復も手がけているそうで、
代々うけつがれてきたその技術が
あるからこそ、できることなんだなあ‥‥。

二葉葵展、目をマクロにして見ると、
いろいろおもしろいですよ。

3、4枚目の写真は、同じく牧さんによる
釣燈籠のアップです。

 


 
2013/05/19 14:12
雨がふってきました。

お昼をすぎたころから、
ぽつぽつと雨が降り始めてきました。
ちょっと肌寒くもなってきましたが、
逆に風情もでてきましたよ。



 



 
2013/05/19 13:23
いらっしゃいませ、
ありがとう。

外国人のお客さまも
たくさんいらっしゃってます。

受付まわりの対応も
参加メンバーがおこなっているんですが、
ひだりのメガネの男性は
絵師の冬奇さん
手描き友禅染の工房出身で、
日本画と伝統技法を融合させたスタイルなんですよ。

 



 
2013/05/19 13:17
山科工房の
コーヒー

二葉葵展の入り口、
金魚すくいの左手に
コーヒーのブースがあって、
すごくいい香りがしているんですよ。

山科工房さんというところの
自家焙煎コーヒー豆だそう。
なんと、いま焙煎している!
いい香りなわけだ‥‥。

ちなみに二葉葵ワッフルという
葵の葉をかたどったハート型で
抹茶入りのかわいいワッフルもありました。

 




 
2013/05/19 13:02
お昼は鶏カツ弁当を
たべました

おいしいものがいろいろあるのが
二葉葵展の魅力のひとつ。
お昼は祇園や先斗町にお店をかまえる
「侘家古暦堂」の鶏カツ弁当にしました。

あまめのソースをかけていただくんですが、
カツの下には、しんなりしたキャベツがたっぷり。
それがほんのりカレー風味なんですよ。
さらにその下に、パウダーみたいな
ふわふわのたまごと鶏のそぼろ。
初めて食べたけど、うまいもんだなあ。

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