それぞれの3月11日。




2012/03/11 19:44
水菜の鍋
 
あの日、小学校の音楽会で
息子たちの演奏を聴いた帰り道、
近所のおじさんが
「持って行くかい?」と言って、
家庭菜園の水菜を抜いてくれました。
そのとき、地震が起こりました。

停電し、
夫は都心から帰ってこれなくなったので、
息子とふたりで、ランタンの灯りのなかで、
水菜を鍋にして食べました。

今日、おじさんの畑のそばを
ワンコを連れて通ると、
「あの日水菜をあげてたら、
 揺れたんだよな〜」
と言いながら、また水菜をくれました。

今日は夫も家にいるし、電気も通ってる。
親子3人で鍋を囲みます。

(めい)




2012/03/11 19:43
いっしょに
 
去年の3月11日は、
母が救急病院に運ばれた日でした。
そして父の病気もわかった日でした。
夜、救急病院のテレビで
初めて津波のことを知り、
「今日は何が起こっているのか
 よくわからない」
と思ったことを覚えています。

そして今日は、退院した父と一緒に
実家で過ごしています。
仕事の締切が迫ってばたばたしている私に、
さきほど父が肉うどんを作ってくれました。
母は写真の中で
ピースサインをして笑っています。

いろいろなことがありましたが、
こうやって今日という日を過ごせることを
本当にありがたく思っています。

(亀ゼリー)

※写真はぐっさんが撮ったものです。




2012/03/11 19:40
イギリスから
 
イギリスに住んでいます。

1年前の今日、
朝起きてすぐにチェックしたサイトで
地震のことを知りました。
早朝6時だったので、日本は午後3時。
あの時胸に込み上げた不安と恐怖は
一生忘れる事はないでしょう。

でも今日はあえて朝寝坊して、
のんびりして明日から休みなく仕事の
今後2週間に備えつつ、
イギリスの14:46に黙祷しようと思います。

当時幼稚園生だった息子は小学校にあがり、
あの頃は単なるお絵かきだったものに
最近では学校で習った内容も
加わるようになりました。

東日本そして世界中の子どもたちが、
健やかに育って欲しいと
願わずにはいられません。

(みゆき)




2012/03/11 19:35
起こし舞い
 
今日は自治会の獅子舞でした。

舞い始めは1時30分。
長い舞いは90分あるのだけど
ちょうど2時46分に
最後の舞い「起こし舞い」が始まりました。

起こし舞いは
「元気をつける舞い」
とも言われているもので
宮司さんがこの偶然を話してくれました。

舞いが終わり片付けが済むと
なぜか雨が降り出しました。

(haha)




2012/03/11 19:34
お線香
 
明後日、母に会うので、
実家のお仏壇にあげてもらおうと
香りの良いお線香を買いました。
もうじきお彼岸です。
幼い頃に亡くなった弟の命日でもあります。
震災で亡くなった方々への思いも込めて。

母には、いつも
「もう大人なんだから、
 口紅くらいつけなさい」と言われるので、
春の色の口紅も買いました。

厳粛な気持ちと華やいだ気持ち
どちらもあった一日でした。

(ようこ)




2012/03/11 19:30
お食い初め
 
3ヶ月を過ぎた息子の、お食い初めをしました。

1年前の今日、まだお腹の中にいる
この子の存在に気づいていなかった私は、
会社から6時間かけて、歩いて自宅に帰りました。
そんな無茶をものともせず元気に生まれてくれ、
今、力強く生きている。
自分が母となって改めて、
そのありがたさを感じています。

その時間には、皆で黙祷を捧げました。

(ghost)




2012/03/11 19:27
被災した家族からのメール
 
岩手県釜石市に実家があります。
今朝、被災した家族からメールがとどきました。

ーーーーーーーーーーーーーーーー

ある人から言われた
「どんなに頑張っている人も、
 どんなに偉い人もどう死ぬかは選べない。
 でもどう生きるかは自分で選ぶ事が出来る。
 だから生き方が大事なんだ。」
その言葉が心に残りました。

この震災で亡くなった事を、
「なんで‥‥」と何度も思ったけれど、
皆それぞれの家族の心の中に
しっかりと生きてきた証があって、
それが残された家族の生きる希望に
繋がってる事がわかったから!!

「なんで‥‥」じゃなく、
ありがとうと感謝の気持ちが
大事なんだとわかったよ。

ーーーーーーーーーーーーーーーー

という内容でした。

心も体もたくさん使って、
この一年を頑張ってきた家族をねぎらい、
讃えたいと思います。

(l)

※写真はぐっさんが撮ったものです。




2012/03/11 19:25
新潟市へ
 
進学が決まった娘の、
学校とアパートを見に新潟市に行きました。
とてもよいお天気に、
ひと足早く春に会えたみたいで
フワフワしあわせを感じてました。

ところが帰りの高速は、
強風と激しい雨でまるで嵐!
ワイパーをせわしなく動かしながら、
やっと家に着きました。

ここは雪です。
静かに白く積もっています。

一日のうちでさえ、天気はこんなに違う。
だけど、それもあたりまえのこととして、
私たちはあたりまえに生きていて、


日差しのなか、嵐のなか、雪のなか、
言葉にならない祈りを
祈りました。

これも、いのちがあるから、
できることでした。

(yuj)

※写真はぐっさんが撮ったものです。




2012/03/11 19:21
母は強い
 
今日は仙台の母と電話で話をしました。

電話にでた母は「元気?どうしたの?」って
いつもと変わらない口調。

「あれから1年だからさ」って言うと、
「そうだね、みんな大変だったね」
って穏やかに言う。

子どもも親戚もみんな関東住まいで、
日々の暮らしに大きな変化はない。
ライフラインが止まり、直接影響を受けて
大変だったのは両親と祖母。

それなのに、自分達の苦労は
まったく口にしないで、今日という日を
いつもと変わらない
1日として過ごしている。

堪えきれなくて私が泣いてしまった。
逆なのに‥‥。

母は強い。思っていたよりもずっと。
すごいなぁー。

近い時期に会いにいこう。
楽しいおしゃべりの相手が
欲しいはずだから。

家族と話ができることに
感謝して今日を過ごしています。

(c)

※写真はぐっさんが撮ったものです。




2012/03/11 19:18
地震対策グッズの点検
 
今日は夫が仕事に出かけたので、
一人、部屋で黙祷。
一年前を思い出し、
犠牲者の方々のことを思い、
涙が止まらなかった。
お茶を飲んで、ひと息ついてから
地震対策グッズの点検!
回してすぐに取っ手がもげた、
手回し発電機もガムテで自己流に修復。
非常食もまだまだ期限は大丈夫。
これらが役立つ日が
もう来ないことを祈りつつ、
でも備えは大事なので、
毎年この日には確認しようと思った。
そして、帰ってくる夫の為に
温かい夕飯を作れる日常に、
あらためて感謝の気持ちで
いっぱいになった。

(h)





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