11 1990 Nara
1990年。今までの試行錯誤を、一度すべて吐き出したような気がしたので、(絵画でいえばデッザンが終わったということ?)ようやく、「被写体がある〜カメラがある〜自分がいる」という、ごく当たり前の写真と向かい合うことができた。まずは、「水」をひとつのきっかけとしてみる。最初に向かったのは、大学時代に好きでよく撮影に通った、奈良「山之辺の道」あたり。
(C)Hobo Nikkan Itoi Shinbun + Ichigo Sugawara