おさるアイコン




番外編 東京観光写真倶楽部撮影会
    秋葉原編

お久しぶりです。I LIKE TODAYの清野(セイノ)です。
“第0回”でお話ししたことがあるのですが、
菅原一剛さんが部長を務める写真倶楽部があります。
その名も「東京観光写真倶楽部」。
その部員たちが2月の終わりに、
秋葉原に繰り出して、撮影会を行ってきました。
今日は、その模様を、
「写真がもっと好きになる」の番外編として、
お届けしたいと思います。
菅原さんに密着取材したレポートが中心になりますが、
部員が撮影した写真もご紹介したいと思います。
写真がいっぱいの内容でお届けしますので、
日曜日らしくの〜んびりと、ご覧下さい!

ヨドバシカメラ前に集合!

当日は、前日までの雨が嘘のような晴天に恵まれ、
寒さもさほど感じない絶好の撮影日和になりました。
朝9時、秋葉原駅近くのヨドバシカメラ前に集合です。

だんだんと部員が集まってきました。
各々顔見知りを見つけては、
話に花が咲いているようです。
少しすると「集合して下さ〜い!」の声が掛かり、
部長の菅原さんより部員の皆さんに挨拶がありました。

「今日は“観光”ですから、まずはそれを楽しみましょう。
 そのなかで興味深いものを見つけた時には、
 それをしっかりと見てシャッターを押して下さい。
 きっとその楽しい気分は写りますから」

なるほど、これはまさしく
「写真がもっと好きになる」のリアルワークショップ!
菅原さんの挨拶が終わると、集合写真です。
ふむふむ、みんなで撮ると、
本当の観光旅行の様に感じますね。
ペナントでも持ってたらさらに気分が盛り上がりそうな
記念写真になりました。

続いて「今度はカメラの集合写真を撮りますので、
みなさんこちらにカメラを置いてくださ〜い」との声が!
カメラの集合写真??
いったい、どんな写真になるんだろう?
‥‥という結果が、これです。

おっ、かっこいいじゃないですか!
ではいよいよ秋葉原の撮影に出発です!

部員の撮った写真を紹介します。

部員たちの撮っているところと、
その成果をごらんください!
作品にはひとつずつ、
菅原さんがコメントしてくれました。

事務局のSさんです。


(▲クリックすると拡大します)
菅原:この構図、ちょっといいですよね。
   しかも自然体な感じがいい感じ。



Rさんです。


(▲クリックすると拡大します)
菅原:東京のビルの窓が、全部こうなったらどうしよう。


Mさんです。


(▲クリックすると拡大します)
菅原:ぱっと見は、おもちゃ箱みたい。


菅原さんに写真を見せているのがYさんです。


(▲クリックすると拡大します)
菅原:彼らからすると、きっと僕等の方が
   こんな風に見えるのでしょうね。



Iさんです。


(▲クリックすると拡大します)
菅原:相変わらず、這いつくばってますねー!
   (Iさんはいつも這いつくばって撮るのです)
   でも、そうしなかったら見えないものが
   世の中にはたくさんあるから、
   やっぱり写真は面白いですね。



Cさんです。


(▲クリックすると拡大します)
菅原:すごいところに行きましたね。
   こんな無理矢理の偶然も写真ですよね。



左からUさん、CBくん。
まずはUさんの写真です。


(▲クリックすると拡大します)
菅原:まるで光が流れているみたい。
   これも秋葉原のもうひとつの顔なんですよね。


続いてCBくんです。


(▲クリックすると拡大します)
菅原:This is“秋葉原”かも。でもぼくが見たいのは、
   CBくんならではの写真だよ。


CBくんはプロなので、
菅原さんのコメントもちょっと厳しめですね。


秋葉原常連? の、Tさんです。


(▲クリックすると拡大します)
菅原:もう頭の中がそのまま写っている感じで、
   ぼくこれ好きです。



左から、「ほぼ日」の山口さんとシェフさんです。
まず山口さん。


(▲クリックすると拡大します)
菅原:光ってますね〜。これってレンズ効果のような?
   光そのもののような?


そしてこちらはシェフさん。


(▲クリックすると拡大します)
菅原:1.2.3.ハイ、って思わず数えてしまいそうな‥‥
   かわいいですね。



左からTさん、Wさんです。
まずTさん。


(▲クリックすると拡大します)
菅原:かわいいね。やっぱりこういう写真見ると、
   交通博物館無くなって欲しくないな。


こちらはWさん。


(▲クリックすると拡大します)
菅原:人の身長を感じるというか、
   この人ならではのあたたかい視点が気持ちいいですね。



今回「写るんです」で撮っていたOさんです。


(▲クリックすると拡大します)
菅原:ちょっと、ドキッとする写真ですよね。
   それにしても‥‥。



最年少コンビ、左からKくん、Hくんです。
まずKくん。


(▲クリックすると拡大します)
菅原:いい写真ですね。太陽の光以上にポカポカする瞬間が
   秋葉原にもあったのですね。


続いてHくんの写真です。


(▲クリックすると拡大します)
菅原:ブレッソンもびっくりの“決定的瞬間”!


買い物クイーン、Fさんとその収穫品です。


(▲クリックすると拡大します)
菅原:ぼく、この人の写真、いつもすごいと思うんです。
   とっても眼差しがまっすぐで。


この後、スナップ写真はなくなるのですが、
菅原さんに一言ずつコメントをもらいましたので、
続けて作品をご紹介しますね。

東京観光写真倶楽部のHPを作成したGさん。


(▲クリックすると拡大します)
菅原:下から攻めてみましたね。
   猫の目ってところでしょうか。


今回最年長参加者、Iさん。


(▲クリックすると拡大します)
菅原:きっと写っているもの以外にも、
   もっといろんなものが見えていたんでしょうね。


M.Nさん。


(▲クリックすると拡大します)
菅原:上とか下とか、右とか左とか、
   この街にいるとわかんなくなってしまいそう。


Oさん。


(▲クリックすると拡大します)
菅原:何でこんな風に、あたたかく光が見れるんだろう。
   ほかもこうやって見てみたら
   どんなふうに撮れるんだろう。


TBさん。


(▲クリックすると拡大します)
菅原:これ、すごくいい写真ですよね。
   何だか空気も含めて全部写っている感じ。


URさん。


(▲クリックすると拡大します)
菅原:本当のような、うそのような。
   別の意味での秋葉原ですね。


J.Wさん。


(▲クリックすると拡大します)
菅原:この雷のようなコントラストの木の感じは、
   やけにこのビルに似合っているから不思議です。


そしてボク、セイノです。


(▲クリックすると拡大します)
菅原:よっ! こだわっちゃってますねぇ〜。
   コーヒー飲んだら、外で写真撮りましょうね。


ハ、ハイ、了解です!
(菅原さんはぼくにもキビシイ!)
ということでレポートに戻らせて頂きます。

東京観光写真倶楽部の撮影会は、
お昼の12時に集合して、一旦解散しました。
午後は各自の自由になっており、
食事に行く人、買い物に行く人、
撮影に戻る人、帰る人、みんな様々でした。
ここで解散前に撮影した
東京観光写真倶楽部御一行様の
集合写真をご紹介したいと思います。

出来上がった写真を見ると、
みんな朝の顔より楽しそうに写ってます!
観光写真はやっぱり楽しい!
ということの証のような気がしました。
ぜひ皆さんもお散歩しながら写真を撮ってみて下さい。
普段見過ごしているものが見えてきますから!

休日の秋葉原で菅原さんは何を撮ったんだろう。

さて、では部長の菅原さんは‥‥?
じつは解散後に、「もっと撮りたいな」ということで、
午後、もういちど撮影することになったのです。
ついてってもいいですか、と、
ぼくもいっしょに秋葉原の街に繰り出しました。
しばらく、写真なんてぜんぜん撮るそぶりも見せず
休日の秋葉原を歩く菅原さん。
‥‥おっ、突然バックからカメラを取り出しました。

そして橋に繋がる階段を、
いきなりローアングルから撮影開始です。


(▲クリックすると拡大します)


階段を上りながらも撮影です。
光を見るために、空を撮っているようです。

歩行者用の橋から、隣の電車の橋の下を撮っています。


(▲クリックすると拡大します)


川の水面をパシャリ。


(▲クリックすると拡大します)


今度は川じゃないぞ!何を撮っているのでしょうか?


(▲クリックすると拡大します)

橋桁に映った光と影の写真のようです。なるほど〜!

こんどもまた、空を撮っています。
橋を下って高架下へ移動。

高架下の緑色の扉をパシャリ。


(▲クリックすると拡大します)

菅原さんが撮ると、
なんでもない扉も美しく見えてくるから不思議です。
菅原さんには最初からそう見えているのでしょうか?

今度は体を乗り出すようにして、
遠くに見える万世橋をパシャリ。


(▲クリックすると拡大します)


通りに戻って少し歩いていくと、
菅原さんにとって鬼門の場所、
ハイエンド・オーディオ屋さんを発見!
(菅原さんは音楽好きが高じて、
 ハイエンド・オーディオにはまっているのです。)
問答無用で近づいていきます。

それでも写真は忘れていません。
でも何処まで理性が働くか、ちょっと心配です。


(▲クリックすると拡大します)


カメラを手に持ちながらも、気持ちはオーディオの図

のぞき込んじゃっています。

カタログを手に商品を吟味し出しました。

も〜、堪えきれずに触っちゃっています。

どうやら気に入ったのは、
オーストラリアのSHW社が製造する
「Melody」ブランド最新型
H300B-WEというモノみたいです。
ちなみに、シングルプリメイアンプに、
Westerm Electric WE300Bを出力管に搭載した
限定生産モデルだそうです。
‥‥って、どうでもいいですね。
菅原さんは暫く滞在したオーディオ屋さんに満足したようで、
再びお散歩撮影に戻りました。(ほっ!)

どんどん歩いていくと秋葉原のメインストリートへ。
横断歩道の真ん中あたりから、通りをパシャリ。


(▲クリックすると拡大します)


次に菅原さんが向かったのは、
今回一番楽しみにしていたという交通博物館。
交通博物館は今年の5月14日で閉館が決まっているそうで、
今のうちにどうしても見ておきたかったのだそうです。
その交通博物館の外観を川の手前から撮影。


(▲クリックすると拡大します)


続いて橋の袂と建物の間から見える風景をローアングルから!

交通博物館前の新幹線をパシャリ。


(▲クリックすると拡大します)




(▲クリックすると拡大します)

今度は機関車をパシャリ。
これはD51なんですね。
D51は、ボクが子供の頃に憧れた機関車でした。
D51が通ると子供たちはみんな「あっ、デゴイチだ〜!」
と叫んで追いかけたものでした。昭和の話でした。

さて、交通博物館の中へ入ろうとしたのですが、
なんとあと10分で閉館とのこと、ガ〜ン!
オーディオ屋より先に来るんだったと落ち込むも、後の祭り。
「しょうがない、閉館まではまだ日にちがあるから
 また来よう」
と渋々諦めました。
気を取り直して、今度は外に展示してある、
クラシカルな蒸気機関車を撮影です。
でもなんだか、菅原さんの目線が
機関車には行ってないような?


(▲クリックすると拡大します)

そうかー、機関車越しの夕日を撮っていたのですね。
ショックを引きずっていたんじゃなくて良かった!


(▲クリックすると拡大します)

そして夕日が映った車体です。綺麗ですね〜!

次は隙間を狙っているような?

ほらほら、やっぱり隙間を狙っています。

更に撮ります。いろんな角度から。アングルを変えて。
撮れたと思うまで粘ばります。


(▲クリックすると拡大します)


菅原さん、カメラを換えました。
すでにお気付きの方もいらっしゃったと思いますが、
今回菅原さんは、2台のカメラを使用していました。
一台はGRデジタルで、もう一台はテストらしいのですが、
Nikon D50という一眼レフです。
最近、GRデジタルは人気ですよね!
(糸井さんも使っています。)

そして光が夕方のものに変わったことを確かめるように、
空を撮っています。

神田方面へ移動中の通りで、
撮影している菅原さんを正面からパシャリ。


(▲クリックすると拡大します)

菅原さんの写真です。

神田にやってくると、老舗のお店が目立ってきます。
先ずは、あんこう鍋屋さんを撮影。


(▲クリックすると拡大します)


次は人気の藪そばを撮影。
この界隈を歩いていると、
美味しそうな香りがあちらこちらからしてきて
だんだんお腹が空いてきます。
秋葉原のすぐ隣に、こんな情緒のある場所があることが
とても不思議に感じます。


(▲クリックすると拡大します)


それで当然、こうなりました! お約束ですね。
ここは菅原さんお薦めの蕎麦屋さん「神田まつや」さんです。
香がとても良い江戸前の蕎麦でした。美味かった〜!

蕎麦屋さんを出ると、外はだいぶ日も暮れてきていました。
僕たちは駅の方に戻りながら少し撮って、
今日はお終いかなということになりました。


(▲クリックすると拡大します)

菅原さんお疲れさまでした!

‥‥えっ、なに!
菅原さんはこのあと、夜の秋葉原を撮影すると言って、
再び街の中へ消えていきました。
ま、参りました!!

そのあたりの写真も含め、
菅原さんのギャラリーページを設けましたので、
ぜひそちらもご覧下さい。


長いレポートになってしまいましたが、
最後までご覧になって頂きありがとうございました。
機会がございましたら、また何らかの形で、
「写真がもっと好きになる」の番外編を
企画したいと思います。
どうもありがとうございました。

そして最後に東京観光写真倶楽部のホームページアドレスを
ご紹介したいと思います。
http://www.tokyo.kanko-photo.net/
今回この番外編でご紹介出来なかった写真も
数多く紹介されています。
また近々、新たに部員募集も行う予定です。
ご興味がございます方は、ぜひ一度訪問してみて下さい。

I LIKE TODAY &東京観光写真倶楽部 清野章宏


2006-04-09-SUN
戻る