PHILADELPHIA
お医者さんと患者さん。
「遥か彼方で働くひとよ」が変わりました。

手紙246 日本のHIV
1月14日(祝日・月曜日)東京FMホリデースペシャル



こんにちは。

昨年の終わりに、
「HIVについての催しの公開録音をするので
いらっしゃいませんか?」と誘っていただき、
東京FMのホールに行きました。

東京FMでは昨年の10月から
「Tree of Love」という特別企画を行っていて、
「HIVのことを考えよう」というメッセージを
いろいろな番組を通じて届けていました。

そのなかの催しのひとつとして、
昨年の12月に
“Tree of Love ポエトリー・リーディング”
という催しが開かれたのです。

これは、HIVに感染して、
「HIVと共に生きる」ことになった人々の手記を
東京FMのパーソナリティが朗読する、
というものでした。

HIVの側面のひとつを知っていただくのは
とてもよいことですし、
何よりラジオを通じて多くの方々の耳に
それが届くのはすばらしい機会だ、と
思いながら客席に座りました。

当日はFM東京のパーソナリティだけでなく、
スペシャルゲストとして、
大貫妙子さんと女優の中島朋子さんも
いらっしゃいました。

どの朗読も、とてもよかったです。

その合間には、
熊木杏里さんの優しい歌、
作曲家の川村結花さんの迫力ある演奏、
ギターリストの大樹さんのすばらしいパフォーマンスなど
たくさんのライブの演奏もあり、
いろんなことをゆったり考えながら過ごす
とても良い時間になりました。

なかでも、
大貫妙子さんが朗読なさるときに、
「死ぬまで生きるのが、私の座右の銘。
生ききるということ。
生きていても、死んでいるような人はいる。
でも、本当に生きるというのは、
決して長さではなく、中味なんだと思う。」と
凛とおっしゃったのは、胸に染みました。

このイベントは今度の月曜日、
2008年1月14日の午後5時から6時55分まで
東京FMで放送されます。

この放送は地域によっては聴けないところもあるのですが、
放送終了後は東京FMのポッドキャストのサイトから
聴けるようになるそうです。

ぜひ、多くの方に聴いていただいて
このイベントに参加した方々のメッセージが
届くと良いなあと思います。

では、今日はこの辺で。
みなさま、どうぞお元気で。

本田美和子

2008-01-11-FRI

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