またまた帰ってきた!
田島貴男の
オレのニュース

2006年が去ろうとしています。
この方の顔を見ないまま
年を越すなどということは、もう
できないような気がしています。
オリジナル・ラヴの田島貴男さんって、
年末に関係のある人でしたっけ?
どうしてこんなコーナーがはじまったんでしたっけ?
理屈がすべて世界の果てに
勢いよく飛び立ったままになっていますが、
今年もやります、行きます、
田島貴男番長とともに、オレのニュース2006!


ニュース その1
田島めぐりの旅。

第1回
ひたすら電車の一日。

みなさん、ごぶさたしています!
お元気ですか?
田島貴男のオレのニュースの時間が
やっっってまいりました!
「今年はやらないの?」と
あたたかいメールを
たくさんちょうだいしました、
ありがとうございます。
オレのニュース2006、はじまります!

さて今回、田島貴男番長は、
朝6時の、まだ暗い、
容赦なく冷たい雨の降る、
東京・青山に来ています。


なんだよ、雨だよ、雨!

2年前のハワイの吹雪以来、
できるだけ考えないようにしているのですが、
「オレのニュース」一行は
天気に恵まれない状況が
なんとな〜く、なんとな〜く、
つづいています。

さてみなさん、おなかに力、
入りましたでしょうか?
田島貴男番長です。
番長、おはようございます!

「いよっ。ひさしぶり!」

今年もいろいろとありましたが、
こうして番長とお会いできたことが
なにげなくも、じつにうれしいです。



「まあな、オレも
 40代最初の年だったけど、
 ちょっと体がガクッときたくらいで」

きましたか。

「ちょっとね」

2006年、
どんなことがありましたか。

「うーん、なんだかね、
 早すぎたな、2006年!」

そうですか。

「今年、オレ、
 何があったんだっけ?」


な、何があったんでしょう。
久しぶりにお会いしすぎて、しょっぱなで、
ちょっと言葉が見つかりませんが、
そういえば『明日の神話』がありましたね。

「そうだね。
 時間がすぎるのが早すぎてね、
 たとえば本でも、
 自分が読みたい本をとにかくまず読もう、と
 最近は思ってんの。
 でも、マンガにハマっちゃってさ」

マンガですか。どんなマンガを?

「ドラゴンヘッド、Monster、
 DEATH NOTE、バガボンド、
 カイジも読んだでしょう、
 墓場鬼太郎、サイコー!
 すごいよ!!マサルさん、サイコー!」



名作ぞろいですね。

「でもいまはストップ状態。
 また本にもどってる」

番長が、本の話題に皆を誘い込みたい、
そんな気配を感じつつも、
ここで今日のプランについて
お話しようと思います。

「知ってるよ、田島めぐりでしょ」

そうです。今回は、
田島と名のつく駅を
めぐろうと思っているのです。

「いいね、
 今日は田島デーということだね」

番長の、今日のエンジンは?

「もちろん、全っ開!です」



これが今日の旅程です。



「すっげぇ分刻みじゃん。
 大丈夫?」

日帰りで、田島と名のつく駅を
いくつか回ろうと計画を練ったんですが、
2か所が限界でした。

「ふうううん、そうなんだね」

今日訪れる予定の駅は、
ひとつめが栃木県の田島駅、
ふたつめが福島県の会津田島駅です。
ほんとうは、長野県に伊那田島という駅があって、
そこにも行きたかったのですが、
どう計算しても1日では無理でした。
どこかで1泊すれば実現できたんですが‥‥

「ギャハハハ、
 こんなことで泊まりもどうかと思うよな!」

はい‥‥。
結局、今日は2か所にしぼりましたが、
それでも朝6時集合、夜22時解散の予定です。
ほとんどが鈍行の、いわゆる通勤列車の旅となります。
乗り換えは各々数分しかとっていませんので、
だいたいの駅でトイレにも行けません。
よろしくお願いします。

「っしゃ、わかった!」


大物ミュージシャン相手に無謀な計画です。

「でもずっと通勤電車なの?
 向かい合わせの席で
 冷凍みかんとか食いたいけどね。ね?
 だめ?」

残念ながら、あまり期待はできません。
ああ、もう我々の乗るべき電車がやって来ます。
では、第1目的地の
栃木県田島駅に向けて、出発します。
次の乗り換えの北千住まで、
ひとまず38分間乗車しますので、
そのあいだは寝てくださっていいですよ。

「昨日、何時間寝た?」

2時間です。
番長は?

「1時間半。
 夜中の1時すぎまで映画観ててさ、
 そのまますぐ寝れるかなと思ったら
 テンションがあがっちゃって寝れなくて」

では、いまのうちにどうぞ、少しでも。



「いんやいやいや、寝ないよ、ニャハハハ。
 今日、すっごい寒いだろうと思ってさ、
 カイロ持ってきたんだよ、3つ」



あ、みんなの分も。
ありがとうございます。

「いや、3つともオレ用‥‥
 ‥‥と思ったけど、よし!!
 人数分にしよう!」


大いばりの決断

え、いいんですか。

「いま、つける?」

いえ、あの、いまは電車内ですから
とてもあたたかいので、大丈夫です。
“もうダメだ! 限界!”になったときに、
いただきたいと思います、ありがとうございます。

「よし! そんときは言ってね」

‥‥しかしですね、きっと、
限界ほどに寒くなった現場で
我々がいくら声を限りにカイロを要求しても
それが番長に伝わることは‥‥

「ないな」

ですね。よくご自分をご存知で‥‥。

いつもながらの、この真っ正直な番長が
一行を引っ張り、
田島駅めざしてひたすら電車に乗る。
そんな一日の幕開けです。
早朝の北千住行き、
あきらかに怪しい風体の長身の一団。
はじまったばかりの珍道中、
月曜につづきます!


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2006-12-15-FRI

POMPEII
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