ショーガール。
奥野史子・ラスベガスからの出発。

第10回 余裕のでてきたショーガールより。

みなさま、ほぼにちわん。
こちらに着いて、はや3週間が過ぎました。
あっという間に時が過ぎ、
もう秋が来てしまいましたね。
といっても、こっちはまだまだ夏ですよ。
昼間は半袖でも全く問題なし。
なんやったらノースリーブでもOK。
さすがに周りが砂漠だけに朝晩は冷え込み、
またまたかなりの乾燥具合に
日本では塗ったこともない
ボディークリームが欠かせません。

さてさて、そんなことはいいんです、
ショーガールは無事にショーに出演しております。
かなり慣れてきました。
やっと周りが見えてきったっていうかなんていうか…。
初めのうちは、何がなにやらさっぱりだったんですが、
ショーのメンバー、
スタッフの名前も覚えられるようになってきたし、
(ジョンやらジョーやら、
キャティーやらキャティアやら、
似てるし、ややこしいし、覚えにくいし…)
バックステージのややこしさにも慣れたし、
振り付けも完璧にマスターしつつあるし、
全てが順調です。
まったく楽しすぎます。
まいります。

そこで今夜は、私の大まかな生活時間帯を
ご紹介してみましょうかね。
ご存知の通りラスベガスは夜の街なので、
ショーの時間帯も日本に比べるとかなり遅めです。

1回目のショーが7:30pm、
2回目のショーは10:30pmスタートで、
1回のショーが1時間30分ほどなので、
家に帰るのは深夜1時ごろです。
そのぶん朝も遅いので、
普段は10時、11時まで寝ています。
優雅やのう…。
しかし、週に何回かはトレーニングがあり、
そんな日は12時間近くシアターにいます。
ショーに出演するっていうのは、
やっぱり普段の何倍もテンションが上がるし、
気づかないうちに恐ろしく疲れまくってます。
夜もハイテンションで家に帰ってくるので、
すぐには眠れず、PCいじったり、
メール書いたり、
英語の勉強したりして過ごしてます。

ちなみに、カジノは未だにやってません…。
そのうちやってみよっかな〜、
って、思ってたんですが、
毎日毎日カジノの中を通って仕事に行くとなると、
なんだかやる気も失せてしまって…。
そうそう、本来私は
そんなことをしにここに来たんじゃないんだよ。
だからこれでいいのだ。
ギャンブル好きの方には、ほんと夢のような街ですよ、
ここは。
若い人からおじいちゃんおばあちゃんまで、
楽しそうにやったはります。
こちらの人の話しによると、
やはり例年よりはずいぶんお客さんも減っているようですが、
それでも人は多い、と私は思います。

話を元に戻してと。
ショーのことですが、
ショーは生き物なのでいろんなハプニングが起こります。
本来閉じなければいけない幕が閉じなかったり、
動かなければいけない機械が止まってしまったり…。
そんな時は即座に指示が出て(観客には聞こえないけど)対処します。
まだ来て間もないのにしょっちゅう起こるので、
正直あせります。
しかも、英語やしもっとあせるし…。
でも、その独特の緊張感がたまらない。
そんな緊迫した瞬間を無事クリアした時が
またなんともいえない充実感。
毎日何かが起こり、何かを学んでいく、
そんな日々を過ごしています。

もうそろそろこちらの生活、ショーにも慣れてきたので、
お次は、他のショーも
どんどんチェックしていきたいと思います。
ラスベガスには山ほどショーがありますからね。
きっとこれからは、私自身のショーの見方が
変わってくると思います。
どんな風に他のショーを感じることが出来るのか、
それも楽しみ。
なんだかなんだか楽しみがいっぱい。
こんなに楽しくっていいのかな?
いいんですよね、楽しい時は思いっきり楽しんだら。
うん、楽しみます。
で、その楽しみを
ここでどんどん書いていきたいと思います。

そうそう、こちらはハロウインが終わりました。
ショーのメンバーでパーティーをやりました。
さすがにみんなメイクも上手いし変装ばっちり、
飲んで踊って歌って話して、
楽しい時間を過ごしました。
そんな週末も終わり
今日からまたまたショーが始まります。
今日は何が起こるのか…。
ドキドキの一日が始まります。
それでは、また〜!

2001-10-26-FRI

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