ルーマニア サツマーレ市 tadaoさん宅
2014.11.17
Day 172 ルーマニアの民俗文化にふれる。

チェコの次にやってきたのは、8カ国め、ルーマニアです。
ルーマニアの民俗文化が色濃く残る地域を、
tadaoさんが案内してくださいます。

ルーマニアと関わるようになって20年以上、
初めてのルーマニア旅行でこの国を気に入って、
サツマーレ市に2000年から住んでいます。
こちらではフリーのカメラマンをしています。
サツマーレ市から約50キロ北東へ行ったところ、
ツァラ・オアシュルイという
「フォークロアの宝庫」といわれれる地域で、
りありー?にルーマニアの民俗文化に
たっぷりふれてもらおうと思います。
どうぞよろしくお願いします。

まずはビクサード村にある教会へ。

教会の中では帽子を脱ぐのがしきたりなので、
入り口に帽子をかけるところがあります。

わっ、おおきなシャンデリア!

教会では、多くの女性がが民族衣装を着ます。
りありー?もいっしょにお祈り中?

あざやかなピンクの民族衣装がかわいい、
ルーマニアン・ビューティとツーショット。
若い世代は、民族衣装をだんだん着なくなってきています。

ネグレシュチ・オアシュ町にあるピンタおばあさんの家へ。
この地方の伝統民芸品が展示されています。
民族衣装を着た人形がお出迎え。きれいですよねー。

伝統的な模様を施した、美しい枕。

壁には、焼き物の皿がいっぱい!

これは今でいうリュックサックや
肩掛けサックみたいなもの。

羊の毛でできた毛布。
ちょっとごわごわしていますが、
どう、りありー?、寝心地は?

派手なかざりがついていますが、これは男性の帽子です。
大きな祭りごとの時に着用されます。

おなじネグレシュチ・オアシュ町にある農村博物館へ。
昔の、この地域の農村風景を見ることができます。
このトンガリ屋根は、木造の教会です。

なかはイコン画でいっぱいです。

天井までびっしりと描かれています。
素朴で、味があって、いい感じ。

あ、ちなみにこの帽子、この地方の民族帽子です。

これはトカナと呼ばれるもの。
村人への何かの告知の時などにコトコト叩きます。
けっこう、いい音がするんですよ。

典型的なこの地域の農家です。ブルーの壁が美しい。
もっと奥の村へ行くと、実際にこういう家に
住んでいる人びとが、まだいるんですよ。

ここは台所ですね。実にシンプル!

これはパンを焼く窯。

これ、なんだと思います?
なんと、ゆりかごなんです。

はあ、なんだかのんびりするなぁー。

ルーマニアの民俗文化、とても魅力的でした。
tadaoさん、ありがとうございました!
2015年の新年は、つぎの国からおとどけします。
続報をお待ちください。