WANTED
満を持して世に問う!おそらく失敗企画!
ほぼ日指名手配・笑う大捜査線。

失敗が目に見えていても、
平気ヘイキノスケで、第2回をやるぞぉ。
こんどは、5月8日と9日の土日を使ってやります。
指名手配されたいやつがいるんだから、
遠慮なくやらしてもらいます。

第2回は、「もぎカエル部長を探せ!」です。
以下に、彼女の行動予定と特徴が記されています。
その情報をヒントに、彼女を探してください。
発見した人は、
カエル部長を怖がらせないように優しく近寄って、
『結婚してください。ケロケロ』と話しかけてください。
ひょっとすると不意をつかれて、
「はい。もちろんです」などと、
答えてしまうかもしれませんが、気にしないでください。
第1発見者に、「ほぼ日・オリジナルTシャツ」を、
その場で差し上げます。

でも、前回は横浜のGWの人混みだったから、
まだよかったけど、今度は人の少ない方角に向かうんで、
Tシャツ持ってとぼとぼ帰ってくることになる
可能性が大だね。

どうしても第一発見者になりたい人は、
もういっそ、上野で捜査するほうが確実でしょうね。



●二日間の足取り予定。

5/8 
6時半に上野駅6番線ホームで友人(女)と待ち合わせ。

時刻表
上野発 6:51
小山着 7:56
(東北本線 快速ラビット)

小山発 7:59
下館着 8:26
(水戸線)

下館発 8:48
益子着 9:33
(真岡鉄道)


駅からタクシーでぶいーんと、
益子町内の陶芸民宿へ。
お茶でも飲んだ後に、作陶開始。
夕方ごろに夕飯の材料を買いに
近所のスーパー『鳥せん』へ。
夜は、民宿の囲炉裏端でウダウダし、
ちかくのローソンにいってもりもり夜食をかったりする予定。

5/9 
午前中は(起きれれば)ふたたび作陶。

時刻表
益子発 14:44
下館着 15:27
(真岡鉄道)

下館発 15:36
小山着 15:58
(水戸線)

小山発 16:05
上野着 17:09
(東北本線 快速ラビット)


●カエル部長の特徴


身長 154センチ。体重 42キロ。
やせ形。やや、右足をひきずる。
メガネをかけることもある。
いみなくいろいろな場所で踊る。
うるさい。

●服装

行き→「ほぼ日」黒のチビTにジーンズ(予定)
滞在中→ドロのついた作業着。
帰り→「ほぼ日」白のTシャツにジーンズ(予定)
さむかったらグレーのパーカーをはおっているハズ。

1999-05-07-FRI

◆発見されなかったカエル部長の報告。

なぜ、発見されなかったのか、
発見したいと思わせるだけの「何か」が欠けていたのか?
はたまた、発見した人がいたのに、
声をかけたくなくなってしまったのか?
いっさいは謎のままですが、
「文体」から訴えかけてくる「ミョーな感じ」が、
一切の原因であるのではないかと、
darling は推察しております。

また、読者から、
『もぎカエル部長は何故カエル部長と呼ばれるのですか?
カエル部というのがあるのですか?
カエル課長やカエル係長もいるのですか?』という、
たたみかけるような質問が、
ひと月に一度くらい寄せられます。
お答えします。
「ほぼ日」では、部長という肩書きを
勝手に使ってよいことになっているのです。
ですから、カエル部があろうがモモンガ部があろうが、
知ったこっちゃないのです。
ちなみにdarlingは、「社長部長」です。



さて、第2回指名手配の犯人だった、
もぎカエル部長なわけですが、逮捕されずに、
鼠穴にヒッソリと戻りました。

土曜日朝、ウッキィウッキィで上野駅で友人と電車を待つ。
やや寒いにもかかわらず、
T-シャツがよく見えるように、パーカーを脱ぎ、
そして、ボリューム2目盛りくらいあげて、
友人と「ほぼ日」の話をしてたのですよ。

反応なにひとつありません。
ほどなくして、電車はスルリとホームに入り、
「だれもこない」とすこし肩をおとした
モギを乗せて一路、「益子」へと。

ガタンゴトンガタンゴトンガタンゴトン。

あ、駅だ「小山」だのりかえだ。
お声はかからない。

ガタンゴトンガタンゴトンガタンゴトン。

あ、駅だ「下館」だのりかえだ。あ、人がたくさんいる。
よしっとおもって、喫煙コーナーへ。
シパ〜〜〜。ふう〜〜。
「なしのつぶてかよ。」

ガタンゴトンガタンゴトンガタンゴトン。

「益子」に到着さ。
ここにも誰もいない…。ガックシ。
と、肩をさらに落として、食料を買い込み宿へ。
「もう、あしたまでココをうごくことは無いし、
 今日はダメだね。」と、友人。
ああそうかよ、そうだよな。

そして、黙々とどんぶり一直線にどんぶりを量産。
なんとなく「ケロケロ」と鳴いてみたり。

夜、本物のカエルが、たんぼでケロケロいってる。
でも、だれからも、『結婚してください。ケロケロ』
とは鳴かれなかった。
明日があるさ、あしたが。

と思って寝たのだが、やっぱり次の日にも、
誰からも『ケロ』とも言われなかった。

ああ、「ほぼ日」T-シャツがズッシリ重い。
とぼとぼ。

いつの日か読者のだれかと、
どこかの街角で、T-シャツもって、
ニッコリして、記念撮影したいよ。ルルル〜〜。


そういうわけでした。
当然の結果とも言えるのはわかりますが、
この企画は、もうちょっと続けます。
だめそーだけどなー。

1999-05-12-WED

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