今年『ナイン』は大当たりする!
去年は知らなかったくせに、応援します。

               
東京公演まであと一週間!
22日は六本木ヒルズで無料イベントがあるぞ!

               

撮影=星野尚彦


べ3
あわわわわわわ。

シェフ
赤くなってるばかりじゃ
わからないですよ。
ちゃんと説明しましょう。
前回ちょっと言いましたが‥‥

べ3
カルラこと池田有希子さんから
メールが届いたのです!

シェフ
そうなんですよー。
じつは以前も、
ルイザ役の高橋桂さんからも
メールをいただきましたよねー。
カンパニーのみなさん、このコンテンツを、
読んでくださっているんですよ!
ちなみに、池田さんは、
『ナイン』に出演する前と後では
生まれ変わったと言ってもいいくらい、
自分の価値観が
変わってしまったんだそうです!

べ3
「この作品は、私にとっての宝物」と
書かれていましたもんね‥‥
こんなに自分の人生において意味の深い、
魂の真ん中を揺さぶられる作品に
参加出来たことは、奇跡だって‥‥

シェフ
女優人生を変える作品‥‥
すごいことだよね!

べ3
ほんとですよね‥‥ふふふ‥‥

シェフ
いい加減に赤くなるのはやめてください。
今日も感想メール紹介しますよ!

べ3
てへへ‥‥

=
こんにちは。初めてメールします。
先日は「ほぼ日チケ」のおかげで
素晴らしい席でナインを観劇できました。
本当に有難うございました。大満足でした。

もともとミュージカルは大好きなんですが、
今までの観たものと比べて、
演出というか内容的なものも含めて
「現代的な、斬新な、」といった感覚でした。
なので『レ・ミゼラブル』や
『ミス・サイゴン』などで
観た事のあった役者さんの
新たな魅力に触れれた気がしました。

以前こちらでも紹介されてた
『レ・ミゼラブル』の役者さん・若泉さんが
絶賛されてた事から興味を持ったんですが
やはり同じ舞台で演じてらっしゃる役者さん
(剱持さんや井料さんや、
 前回の『ナイン』出演の鈴木さん)の
新たな魅力を感じて、
私達にも伝えたいって思って
下さったんだなって思いました。
鈴木さんは今回は『レ・ミゼラブル』ご出演で
観れずじまいでしたが
剱持さんや井料さん、そして別所さんの
新たな魅力に改めてファンになっちゃいました。
剱持さんのファンだったんで
特に「ビックリ!!」でした。

経験ってホント買え難い財産ですね。
こんなに素敵な舞台を紹介してくれた若泉さん、
素晴らしい座席とチケットを用意して下さった
「ほぼ日」さん、
この舞台に関わった全ての方々に
感謝できた一日でした。
改めて‥‥有難うございました。
(みゆきち)



=
はじめまして。
14日昼の部に行ってきました!!
私は家塚敦子さんのファンで
オーディションに合格されてから
楽しみにしていました。
今回初めて拝見させていただく方も
いらっしゃいましたが、
行く前にここでいろんな予習が出来たので
何倍も楽しめました。
前回の『Never Gonna Dance』とは
全く違った素敵な敦子さんが観れました!!

大浦みずきさんは、存在感がすごくあって
歌もダンスも素敵でした。
池田有希子さんはTVとは全く違った雰囲気で
ビックリしました。
背も高くスタイルのいいかたで
存在感がある方だなぁと思っていましたが、
実際にはスタイルはもちろんいいんですが、
すごく小柄だったのでもっとビックリしました。
それだけ演技のすばらしい方なんだと思いました。

それにやっぱりさすが!!
と思ったのは花山さんでした。
キスミーケイトでの歌とダンスが
とても印象に残ってたんですが、
また違ったきれいな歌声で感動しました。
他の方もすごく素敵だったので
もーっと書きたいんですが、
書ききれないのでやめておきます。

とにかく、出演者の方々、
音楽も照明も舞台装置もすべてに感動でした。
これからも東京公演が終わるまで
レポでも何でもかまいませんので、
いーっぱい載せてください。
毎日楽しみにしています。
(ようこ)


べ3
ミュージカルを見慣れている
みゆきちさんやようこさんのおっしゃる
現代性とか斬新さというのは、
役者さんたちの技量と、
デヴィッド・ルヴォーの演出が
見事に組み合わさった結果だと
思うんですよ。

シェフ
大阪の公開舞台稽古で
となりに座ってたおばちゃんが
見終わって言ってたよね。
「天才や。デヴィッド・ルヴォーは
 天才や!」って。

べ3

だから、ミュージカルを
観たことがない人にも、
観慣れている人にも、
おすすめしたいんですよね!
演劇を観たことがない、
という人にもぜひ! です!


シェフ
さてきょうは
大浦みずきさんはじめ、
女優陣のコメントを公開しまーす!

               
第二〇回 秘密を見てほしい。
               

キャストのみんなから言葉をもらっていると、
デヴィッド・ルヴォーが演出する稽古場の、
特別な雰囲気と愛情が伝わってきます。
これは日本語の「稽古」という言葉のイメージとは、
だいぶ違うかもしれません。
田中利花さんは、
「ルヴォー・マジック」を感じたようです。
池田有希子さんは、
「この役は私が作ったんじゃないのって、
勘違いさせてくれる」と言います。
大浦みずきさんは、
「ルヴォーの稽古場は入場料がとれる」と、
ほかのインタビューで話していました。

たしかに、稽古場は俳優にとって、
真剣な仕事の場所に違いありません。
でもデヴィッド・ルヴォーは、
みんなをリラックスさせるところから始めます。
新キャストが口をそろえて印象的だと言う、
稽古前の「マッサージ」もそうです。
そして、俳優という仕事を、
最高に素敵な職業だと感じさせてくれる
稽古なんだと思います。

『ナイン THE MUSICAL』には、
16人の女性たちが登場します。
そのひとりひとりに、演出家は物語を与えました。
ていねいに。細やかに。その俳優をみて。
台詞のほんのひと言から紐解く登場人物の歴史。
そこにセクシーな過去や秘密が込められ、
舞台上で活かされています。
ほんの小さなアクション──
たとえば倒れた椅子を起すことひとつから、
お客さまには見えない小道具にいたるまで、
稽古から生まれた物語が行き届いています。
どの瞬間、誰をみていても物語を感じられる、
その意味でも、豊かで、グラマラスで、
世界でいちばんセクシーなミュージカルです。

では、どうぞキャストの言葉を──

── 大浦みずきさん
(リリアン・ラ・フルール役)
からのコメント ──

稽古場で印象的だった一場面‥‥

デヴィッドが突然稽古場に現われた日のこと。
昨年の感動の日々が
デヴィッドによって思い出され、
懐かしさと嬉しさとが入り交じり、
ナインが戻って来たー!と感じました。


リリアンの秘密をこっそり‥‥

「黄色の長靴」は
ジャパニーズ・バージョンです。
ロンドン・アルゼンチン・N.Y.でも
やってないのだ!
(※あの場面での長靴ですね‥‥)

── 高橋桂さん(ルイザ役)
からのコメント ──

稽古場でのエピソード‥‥

夫のグイド(別所さん)が
「ちょっと出かけてくる」と言って
愛人カルラの元へ向かう場面で、
彼女の名前を呼ぼうとした哲也さんが
口にしたのは「ルイザ!!」
一度ならず、何度かそう口走ったため、
稽古場は笑いの渦に。
そのとき私は、心のなかで微笑みを。

ルイザだけの秘密を‥‥

レポーターたちに追いつめられるシーンでは、
毎回、本当に(台本にない)
質問攻めにあっています。
「お名前は?」の次は‥‥
「スリーサイズは?」
「そのブラジャーはどこで買ったんですか?」
「持病は?」
想像を超える質問の数々は、
ダイアナ(岡田静さん)によるものです。

── 田中利花さん(サラギーナ役)
からのコメント ──

ことしの稽古は‥‥

昨年はとても慎重かつ丁寧に芝居をしました。
二度目になるとみんな自信に満ちあふれ、
堂々と芝居を創っているように思います。
これがルヴォー・マジックというらしい‥‥
どんな役者も素敵に見えるようにしてくれる演出は
本当に凄いです。

サラギーナの秘密、秘密、秘密‥‥

サラギーナは大人の秘密を
優しく教えてあげるの‥‥誰にでも
(※「サラギーナ」という女性は、
 フェリーニの映画『81/2』にも登場しますね)

── 井料瑠美さん(アナベラ役)
からのコメント ──

稽古場で印象的だったこと‥‥

「子宮を感じて歩く」というエクササイズで、
エネルギーの渦のなかを歩いたこと。
(※これは体験してみたい! けど‥‥)

アナベラの秘密と言えば‥‥
まさに「秘密」を持ってる女性です。
グイド本人も気づいてない、グイドの「秘密」を。
(※そう言えば、あのときの稽古で
 演出家が話していたことですね──
 「『序曲』から見せ場なのです」

去年から2005年への変化は‥‥

グイド役が別所哲也さんに変わって、
感じかたも少しずつ変化しています。
グイドあっての女たちなんだと、
改めて実感しています。

── 高塚いおりさん(リナ役)
からのコメント ──

いちばん心に残る演出家の言葉は‥‥

「この作品はみなさんの存在自体で
 ほぼ完成していると言えます。
 あなたがたはそれぞれが
 『あなたでなければいけない』から
 ここにいるのです」
と言ってくれたことです。

リナの秘密について‥‥

リナの口紅の色はリリアン(大浦さん)とおそろい。
真紅のルージュはリリアンとリナだけです。
そしてトレードマークのバッグ──
リリアンのコスチュームとおそろいなんです!
どこがって? あのバッグ、内側がピンクなのです。
それもただのピンクではありません。
リリアンのスカートの裏地とおそろい!!
実際、共布を使っているんですよ。
リナはリリアンをこよなく愛しているんです。

── 山田ぶんぶんさん(ジュリエッタ役)
からのコメント ──


『ナイン』の稽古場は‥‥

これほど集中力を高め、
しかもキャスト全員のコミュニケーション、
スキンシップをはかり、とても温かく、
力を合わせて作り上げた作品は
ないように思います。
全員のオーラのなかに自分の存在があり、
無理なく、自然な気持ちで稽古にのぞめたことに
とても幸せを感じています。
そして妥協しない作品づくりの姿勢を
あらためて持たせてくれました。

2005年は‥‥

それぞれのグイドとの関わりかたが
一層くっきりとして、
心の浮きしずみが
感じられるようになった気がします。
音楽的な面でも、より理想に近づき、
『ナイン』の世界が広がってきたと思います。
(※ジュリエッタは、
 グイド映画に登場するクラウディアの
 大ファンなんですよね、
 ジュリエッタのあのサングラス‥‥)

(つづきます!)


シェフ
22日のヒルズでのイベントって
いったいなにがおこるんだろう?

べ3
なんとその日友人の結婚式で
ぼくは奈良なんですよ。

シェフ
なんとぼくも大阪なんです!
くーっ、気になる!

べ3

さらなる詳細がわかったら
すぐにおしらせしますから
「22日、あいてる!」
というみなさま、
ぜひ予定しておいてください!


シェフ
次回は「リトル・グイド」こと
子役のふたりのコメントを
紹介する予定でっす。


2005-05-19-THU
BACK
戻る