パッパッパラーー♪
どうもどうも、みなさん、こんにちは。
自分が口で歌うファンファーレに乗って
登場しました私は、
ほぼ日刊イトイ新聞の古いほうから数えて
10番目くらい、永田でございます。
どうぞ、よろしくお願いします。
パッパッパラーー♪
と、自分の口で言ってから、
私がなにをはじめるかというと、
「第４回 ただいま製作中！
ピクチャー・オブ・ザ・イヤー」の
発表でございます！
パチパチパチパチパチ！
と、自分で拍手をしておいて、
なんのことだかわからない人のために
「ピクチャー・オブ・ザ・イヤー」について
ご説明いたしましょう。
それでは、説明をお願いします！
と、自分で振っておいて、
それを、自分で受け取ります。
はいはい、わかりました！ ご説明いたします！
「ピクチャー・オブ・ザ・イヤー」とは、
今年の「ただいま製作中！」に掲載された
すべての写真のなかから、
乗組員全員の投票によって、
もっともすばらしい１枚と、
もっとも活躍したひとりを選ぶという、
これはもう、読者のみなさまからしてみれば、
おまえらが好きで勝手にやるんだな、という
完全なる身内企画でございます。
毎年毎年、年末になると、
ちいさな忘年会のような昼食会を開き、
そこでこの賞を発表するのが
恒例となっております。
せっかく選んだものですから、
大晦日のどさくさにまぎれて、
みなさまにもお伝えさせてください。
パチパチパチパチパチ！
ああ、大きな拍手をありがとうございます！
と思ったら、自分の拍手でしたか。
ひとり上手と呼ばないで！
それでは、20位から発表してまいります！
「第４回 ただいま製作中！
ピクチャー・オブ・ザ・イヤー」！
20位はこちら！ パッパッパラーー♪
‥‥ええと。大丈夫かな、この企画。
のっけから、身内といえども心配になるこの写真。
「さよなら群青」最終巻の発売を記念して開催された
さそうあきらさんのサイン会イベントでの１枚。
何人かの乗組員が海女の格好（のつもり）で
さそうあきらさんのアシスタントを務めたのでした。
なにがうれしいのか、豪快に笑っているのは
今年入ったデザイナー、とやまです。
ていうか、それは、どう見てもレインコートだな。
先が思いやられながら、19位の発表です！
ふははははははは。
ダメだー、これは、笑ってしまう。
高田純次さんがいらっしゃったときの
飾り付けを手伝う、カサイさん。
ええと、このようなカサイさんの姿を愛する人は、
社の内外を問わず、たくさん存在いたしまして、
そういう人たちは「カサイファンクラブ」を
心の中で結成しております。おや、あなたも？
どんどん行こう、18位！
ああ、しまった、こりゃオレだ。
３週間にわたるバンクーバーオリンピックを
なかば合宿のようにしてやり終えたときの１枚。
ていうか、なんて中途半端な写真！
あのね、この場を借りていうけどね、
オレがあんまり写真に写りたくないのは
恥ずかしいからもあるんだけど、
それよりなにより、「撮られた乗組員」としての
クオリティーが低いからだ！
ぜんぜんダメだ、オレ！
これも、もっとよろこぶとか、いっそ無表情とか、
なんかやりようがあるだろう！
この、薔薇のかんむりとか花束とかメダルとかは
ばっちり用意してもらってるのに、
なにこのどうとも言えない感じ！
けど、できないもんはできないんだよなぁ。
ていうか、ほかのみんなができすぎだろう。
たとえばほら、こんなおもしろ写真！
第17位の発表です！
わははははははは！
木から落ちる瞬間のモギ。
ぜんたいが、おもしろすぎるわ。
ちなみにこの写真、
まさにいま落ちるという無念の表情が
たいへんおもしろいので
アップでご覧ください。
おもしろ写真がつづくよ！
第16位！
どないしてこんなことになったのか。
当のハリーに訊いても、たっぷり間をとって、
「‥‥‥‥さっぱりおぼえてない」と言うばかり。
覚えてないんじゃ、しょうがないね！
行くぞ、年末！ 受けて立つぜ、年始！
第15位は、こちらです！
ああ、これは、ある意味歴史的な１枚です。
食いしん坊の経理、田中が、
社員旅行で、たくさんの量の夕食を食べたあと、
「そんなにお腹いっぱいじゃないかも」と豪語し、
じっさいに、ジャンボモナカを、
ぺろりと食べたときの１枚です。
以後、田中は「ジャンボ」と呼ばれています。
だいたい、あだ名には２種類あって、
ついているけれどもそんなに呼ばれないあだ名と
ばりばり呼ばれるあだ名とあるんですけど、
田中の「ジャンボ」は、完全に後者です。
表参道の街中でも平気で呼ばれてます。
「あ、おーい、ジャンボー！」
しかも、本人がジャンボなわけではなく、
むしろ小柄だからおかしいね。
鮮やか！ 第14位！
ふははははは。
ちょっとわかりづらいので解説しましょうかね。
ある日、カサイさんを見ると、
首の後ろのところに機械のようなものが見える。
「それはなんですか？」と、
カサイファンクラブ筆頭のスガノが訊いたところ、
「ｉＰｈｏｎｅだよ。
こうしておくと、忘れないし、
かかってきたとき、すぐわかる」と。
‥‥そりゃそうだけれども。
ついてこれないやつは置いてくよ！
第13位ときたもんだ！
ああ、もう、これはわかりやすいと
いってもいいくらいですね。
むしろ、入門編？ エントリーモデル？
寒いところで温かい飲み物を飲んだら、
メガネがくもったよ、と、そういうことです。
そして、この「くもりメガネの向こうは風の街」は
メガネとコーヒーがなくてはならない
山下の得意技でもあります。
13位のつぎですから、12位の発表です！
おお！ かっこいい！
と、間違った感想も寄せられそうなこの１枚。
「ただいま製作中！」に新しい投稿がないと
ものすごく不安になるため、
結果的に誰よりも投稿してしまうというスガノの
愉快な取材風景を逆に撮影した１枚です。
ていうかさ、これ、
ちょっとなんか、コスプレっぽいね。
ヘッドフォンでカメラで
ＩＤカードぶらさげてるあたりが、
「なんかの仮装」みたいに見えるのか。
そんなことはどうでもいい、といったら、
オレの仕事の四割くらいはなくなりそうだ。
諸君、第11位だぞ。
えー、「ナベのフタ」を盾にするのは
『ドラゴンクエスト』の勇者ですが、
「ナベのフタ」をシンバルにして
飯島奈美さんの待つ
芋煮会場へと行進するのは、
弊社の社長くらいのものでしょう。
糸井重里、無表情をよそおいつつ、
美味しいものが待っているので、
通奏低音的に笑顔。
さぁ、いよいよ、ベスト10に入りますよー！
‥‥おっと、その前に！
ここで特別賞の発表です！
いわば、今年のスポットライト！
このピクチャー・オブ・ザ・イヤーは、
「ただいま製作中！」に投稿された
写真のなかから選ばれるわけですから、
当然、映っているのは、
９割方「ほぼ日」の乗組員、ということになります。
ところが、そんななかで、
「社外の人」がランクインしたのです！
しかも、乗組員たちと写っているわけではなく、
完全に個人としてピンで写った写真が
けっこうな票を獲得したのです。
その扱いをどうしようかと迷ったのですが、
通常の順位とは別の、特別賞として、
ピックアップさせていただくことにしました。
というわけで、
「ピクチャー・オブ・ザ・イヤー特別賞」です。
それは、こちらの写真です！
はっはっはっはっ、
何度見てもおかしいわ、これ。
というわけで、特別賞を受賞したのは、
イラストレーターの福田利之さんでした！
なお、福田利之さんは、
身内で開催した授賞式に、
サプライズゲストとして
登場していただいたのですが、
ギャラリーから「あぁぁぁ‥‥」という
じつに中途半端な歓声でもって歓迎され、
糸井重里をして
「これほどサプライズしない
サプライズゲストはいない」
とまで言わしめました。
ともかく、福田利之さん、
どうもありがとうございました！
今後とも、どうぞ、よろしくお願いします！
さぁ、ランキングに戻りまして、
第10位はこちらです！
出ました、弊社の伝統、
バースデーメガネ！
お誕生日がくると、これをかけさせられるという
奇習が弊社にはあるのです。
やんやとはやされ、
ダブルピースで答えるカサイさん。
ほら、あなたも入りたくなったでしょう？
カサイファンクラブに？
さぁ、つぎからは１桁です。
第９位はこちら！
戦慄！
真昼の決闘とは、まさにこのこと！
代々木公園にて、見つめ合う、
弊社のスズキと野生のカラス！
ばちばちと飛び散る火花が感じ取れるでしょうか。
やがて死闘がおわったあとは、
互いを認め合うようになるのでしょう。
ちなみにこの、報道的ともいえる１枚は、
「裏壁紙」にもなりました。
腹減ってきた！ 第８位！
弊社スガノが、てんぱって
わけがわからなくなっているさまを
とらえた１枚ですね。
ちなみに弊社では、スガノのこういった状態を
「バーン・アラウンド（ヤキが回る）」と
呼んでおります。
これ以上は申し上げますまい。
数が減っていくよ！
第７位！
ははははははは。
これ、何度見ても笑っちゃうわー。
ええとね、京都の大文字送り火中継のとき、
協力してくださった方が、
もう、見てのとおり、
ベイちゃんにそっくりだったんですよ。
いや、まぁ、
それだけっちゃそれだけなんですけど、
おもしろいものって、だいたい、
それだけっちゃそれだけのことですから。
それだけっちゃそれだけっていうのを
英訳してＴシャツにしてみたい。
第６位はこちらの写真です！
「肉を忘れないで」
邦題かっつーの。
社内では「ちな文字」というスラングがあるくらい
独特の文字とメモで知られる、
ちなちゃんの名作メッセージ。
たぶん、翌日のＬＩＦＥの
撮影とかだと思うんですけどね。
「肉を忘れないで」
邦画のキャッチフレーズかっつーの。
うわぁ、もう残り少ないよ。
第５位はこちらー！
ふはははははは。
すいません、これ、個人的に大好きな１枚。
なにがいいって、全員がいいですよ。
ちょっとしか映ってないクムラまでおかしい。
まるでノックアウトされたがごとき
ジャンボの情けない表情と、
殿様の前で見事、悪漢を召し捕ったかのような
スギちゃんの満面の笑み！
ぜんぜんそれを気にせず、手は腰のおっくん。
その横から、小学生男子みたいな
表情でピースしてるみっちゃん。
はじっこで、目も口もハンパに開いてるオータ。
いやぁ、これは非常に、いい。
ちなみにこれは会議室「temae」に、
クレモンティーヌさんと槇原敬之さんが
いらっしゃったときの１枚です。
そして、第４位ですよー！
ああ、こういう、ほんとに
「変なかっこしただけ」みたいな写真が
ランクインしてるあたりが、
逆にリアルでいいですよね。
だって、演出的にいえば、こういう写真は
もうちょっと下で済ませておきたいところですから。
なぜか票が集まる１枚がある。
それが、ピクチャー・オブ・ザ・イヤー。
ちなみに、写真は経理のオトヤです。
さぁ、さぁ、さぁ！！！
いよいよトップ３の発表ですよ！！！
ここから先は、きっと、
ただのおもしろ写真じゃない、
意味と情報を豊富に含む、
とっておきの写真が出てくるはずですよ！
2010年に投稿されたすべての写真のなかから、
選りすぐった写真をお届けします。
カメラがとらえたのは、
時代を駆け抜けるオレたちの生き様！
第３位は‥‥こちらです！
‥‥‥‥‥‥とみちゃん。
くにゃりと、不思議に曲がった
とみちゃんが第３位‥‥。
含蓄もなにも、ありゃしない。
ただ、変で、おもしろいだけじゃないか‥‥。
なんでも、
「ゴルフボールを足の裏で
ごりごりすると気持ちいい」っていう話で、
いろいろ試しているうちに
こうなっちゃったらしい‥‥とみちゃん‥‥。
迷わず進め！
第２位の発表ですがな！
はいはい、わたしはいま、
７年に１度しか咲かないともいわれている
ショクダイオオコンニャクの開花を控えた
小石川植物園に来ていますー。
ここ、小石川植物園の特設テント前では
日本でもまだ数件しか開花報告のない
めずらしい花の開花をひとめ見ようと、
朝から家族連れなどで、
ごったがえしていますー。
それではちょっと話を訊いてみましょうね。
やい、ババァ、元気か。どっから来た。
‥‥そんな場面も想像できなくもない、
「レポーターちな」の写真が２位にランクイン！
どうでもいいけど、ちな、そのマイク、傘だぞ。
さぁ、いよいよ、第１位の発表です！
なのですが、ここで、ひとつ、
説明させていただきたいことがございます！
なんと、
今年の「ピクチャー・オブ・ザ・イヤー」は、
まったく同数の得票があったため、
１位が２枚あります！
同点決勝をしてもよかったのですが、
これはこれでおもしろいので、
そのまま２枚とさせていただきました。
パンパカパーン♪
と、口で言ってから、
まずは１枚目の１位を紹介します。
────こちらです！！！
ムーーーディーーーー！
これが社内とは思えない完璧な１枚ですが、
こちらは、前川清さんと糸井の対談用に組まれた
「場末のスナック」風のセットでのショット。
セットをつくったのは、もちろん山口工務店です。
さきほどカラスと対決していたスズキが
これまた完璧なたたずまいでカメラ目線。
ここにおける彼女は、ミラーボールや
フクロウの置物や花輪や机上の乾き物と同じように
むしろ、小道具の一種であるのかもしれない。
そんな完成度高いおかしな１枚が
今年のピクチャー・オブ・ザ・イヤーに輝きました！
そして、もう１枚の１位はこちらです！
出たーーーー！ 梅太郎！ 反省会！
これがいったいなにかといいますと、
またしてもカサイさんです！
カサイさんが手帳の紙に
試し書きをしたところなんですが、
そのとき、書いた文字が、
「反省会
同窓会の名簿
梅太郎
反省会」
ひーー、おもしろすぎる。
なぜ、「反省会」が２度も
ちなみに「梅太郎」はカサイさんちの愛犬の名前。
かわいいチワワだそうですよ。
そんなわけで、
ピクチャー・オブ・ザ・イヤーの発表は
これにて終了いたしますが、
おっとっとっと、忘れちゃいけない！
もうひとつのハイライト！
今年、もっとも「ただいま製作中！」で
活躍した人に贈られる
「去りゆくミッキー賞」を
最後に発表いたしますよーー！
ちなみにこの
「去りゆくミッキー賞」というネーミングは、
栄えある第１回の
ピクチャー・オブ・ザ・イヤーに輝いた
べっかむさんに敬意を表してつけられたものです。
それでは、たいへん盛り上がった、
「第４回ピクチャー・オブ・ザ・イヤー授賞式」、
当日の様子の写真とともにお伝えしましょう！
プレゼンターは、
前年度「去りゆくミッキー賞」受賞者、
ゆーないとさんです！
「第４回ピクチャー・オブ・ザ・イヤー
去りゆくミッキー賞は‥‥‥‥
カサイさんです！」
というわけで、
今年は以上のような結果になりました！
それではみなさん、また来年、
お会いしましょう！ さようなら！
（おしまい）
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