今日の「ほぼ日」ニュースまとめ

「左右反転生活。」の川辺さんが
科学の祭典に参加されます。
「青少年のための科学の祭典」で
上下反転めがねの体験ができます。
みなさん、ぜひご参加ください。
news!
「上下反転めがね」をかけて、空を歩こう!
ほぼにちわ! さいとうりかです。
昨年の夏に、「15日間、左右反転生活。」
というコンテンツがありました。

イラストレーターの川辺千恵美さんが
右と左が逆に見えるめがねをかけて、
15日間、なるべく普通の生活をおくり、
自分の体や心に起こる変化を見ていこう、というもの。


「15日間、左右反転生活。」の川辺千恵美さん。
 めがね装着時です。


川辺さんは大学院の研究で、
「違和感を求める遊び」というテーマで
上と下が逆に見えるめがねをかけ、
「上下反転めがね生活」を
送ったこともあったのでした。

その時の記録を見ても
けっこうたいへんそうだったのに、
いったいなぜ、またもやそんなことを?

この企画を聞いたとき、当然のように出た
私たちの素直な疑問に、川辺さんはこう答えました。

「みんなが納得するので『研究です』と言ってますが、
 本当は、自分の体に対する好奇心です。遊びです」

わあ。遊び、大好き。じゃあ応援します!

ということで、日々川辺さんから送られてくる
リアルタイムのレポートを、
「ほぼ日」に掲載し続けたのでした。
そしてそれは、たいへん興味深い、
「自分遊び」のレポートとなりました。
(ぜひ、読んでみてくださいね。)

さてその川辺さんから、先日、ご連絡をいただきました。

「9月に『青少年のための科学の祭典』
 参加することになりました。
 これは日本科学技術振興財団が主催する、
 理系分野の実験や工作を一同に集めて
 来場者に楽しんでもらうイベントです。
 ここで逆さめがねを体験できるブースを
 出展する予定です」


え、逆さめがねを体験できるんですか?
それは、おもしろそう!

川辺さんは「ほぼ日」読者の方々に
この催しを知ってもらいたくて連絡をくださったそうで、
さっそく詳細を教えてくださいました。

この展覧会は正式名称を
「2008 青少年のための科学の祭典 東京大会 in 小金井」
といい、東京大会とあることからもわかるように、
日本各地で行われています。(こちらをご覧ください。
小金井大会の会場は、東京学芸大学です。

小金井大会のHPによると、開催趣意は
「一人でも多くの青少年に自然科学のおもしろさを
 体験してもらいたい。それが青少年のための科学の祭典の
 目的です。(中略)創造性と熱意あふれる小・中・高・
 大学・研究機関等の先生方や市民が会場いっぱいに、
 それぞれユニークなやり方で実験や工作をくりひろげ、
 科学の楽しさを追求していきますので、
 そこに参加してさまざまな工夫をこらしながら行う
 科学実験の面白さ、身のまわりの自然の不思議に
 目を開き、夢中になって追求する楽しさ、
 ものづくりに打ち込む充実感を味わうことができます。」

とのこと。
これは、実験という名の遊び好きには、見逃せません。

川辺さんが、法政大学と
学芸大学の心理学研究室の方々と
共同で出展するブースはこちらです。

『空を歩いてみよう!』

大学の研究で、私を含めて3人に
上下反転めがねの長期かけ続け体験をしてもらった時、
3人とも気持ちがいいと言っていたのが、
「空歩き」でした。
「空歩き」とは、上下反転めがねをかけ、
見晴らしのいい安全な場所を、空を足元に感じて(見て)
歩くことです。例えば並木道で、木の葉がちょうど
足を踏みしめる場所にあるように見えると、
まるで空の上にある木の葉の上を歩いているように
感じます。
反転めがねを長くかけ続けることは過酷な体験で、
なかなか気が休まるときがありません。
そんな中でも「空歩き」はほっとする、爽快な体験でした。
この体験をぜひ、皆様に味わってもらおうと、
これを企画しました。(川辺さん)


▲想像以上に、気持ちいいらしいです。


▲これが上下反転めがねです。


『君は見たことを信じるか?』

のぞき穴が箱の上についています。
のぞき穴に目を当てて、両手を中にいれます。
箱の中には課題の用紙が置かれています。
紙に書かれた文字は普通に読めるのに、
自分の手や手に持った鉛筆は、上下反転、
左右反転しています。
この箱は上下反転箱と左右反転箱。
この中で自分の手をうまく操って
鉛筆で直線を描けるでしょうか?
自分の手が自分の思うように動かせない、
そんな違和感を体験してください。(川辺さん)


▲自分の頭と体は、どこまでコントロールしあえるか?

上下反転箱と左右反転箱も、やってみたい!
手が思うように動かせるかということ以前に、
脳は正しく、反転の補正を処理できるか?
など、自分の体で遊べそうです。

資料によると、会場にはこの他にも
何十種類もの出展コーナーが
いろんな機関や学校によって用意されています。
たとえば‥‥

・自由自在な自律走行ロボット!(法政大学)
・今日は君も白バイ隊員(警視庁小金井警察署)
・燃えるシャボン玉&ひみつの手紙(株式会社ナリカ)
・地球を救え〜中学生にできること〜
 (小金井市立小金井第二中学校)
・手作り顕微鏡で観察しよう(東京農工大学)
・食べ物の不思議(東京学芸大学)

ほんとうに、その一部ですが、こういった感じです。

いかがですか、
連休の一日、実験遊びというのもおもしろそうです。

‥‥ちなみに、
青少年でなくても、参加オッケーだそうです!
(ほっ。)
では会場でお会いしましょうー。
空歩きが楽しみな、ほぼ日・さいとうでした。

←武蔵野ホールと講義塔(N、S、C塔)の間の
 並木道で行われる「逆さめがね体験」は、
 こののぼりが目印。
 川辺さんたちのブースは、 N104号室です。

「2008 青少年のための科学の祭典
 東京大会 in 小金井」
大会詳細
http://koganei-net.org/~kagakunosaiten/

日時:2008年9月 15日(月)9:30 〜 17:00

場所:東京学芸大学(小金井キャンパス)
   東京都小金井市貫井北町4-1-1

交通:JR武蔵小金井駅・北口より京王バス〔5番バス停〕
   【小平団地行】約10分
   学芸大正門・下車 徒歩約5分
   徒歩の場合は約20分
   JR国分寺駅より徒歩約18分

入場料:無料
2008-09-19-FRI
 
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