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接続マニア。 つなぎっぱなしで、 しかも安く「ほぼ日」を見よう。 |
| 【わしのうちにもやってきた】 ちぇっす。 この春のテーマは「初恋」ということにした、 ROCK西本です。 さてさて、ぼくんちにもやってきたのよ。 ADSLが。 ホントはdarlingよりも、 ぼくんちの方が早くくるはずだったのよ。 だって、ぼくの方がdarlingよりも 1月近く先に申し込んでいたんだぜ。 NTTの工事の日をどうやら、ぼくが勘違いしてたことから 先延ばしになってしまったのだ。 今は快適な環境だもん。 でも、ここまで来るには時間がかかったなぁ……。 あれはほぼ日クリスマスの翌日。 つまり昨年の12月25日ね。 ぼくと男塾というユニットを組むベイちゃんが 「今日はどこ飲みにいくんすか?」 と深夜に現れたわけ。 「ご免、金も無いから今日は事務所で飲もうか?」 と二人でビールを傾け始めたんだけど。 何故、金が無いのか? という話題になった。 ぼくんちは自宅に電話は引いていない。 多分、そういう独身の人って多いと思うんだ。 普段の仕事はメールで済ませることが多いし、 携帯電話を使った方が便利だしさ、 何よりもほとんど使うことの無い、 自宅電話基本料を払うのって勿体無いと思っていてさぁ。 とはいうものの、ほぼ日の仕事をやるためには なんらかの通信手段が必要となってくる。 どうせメールのチェックくらいだろうとタカをくくって ぼくはモバイル専用のPHSを購入した。 確かに最初のうちは毎月基本料金内で収まっていたし、 PHSだからアナログ回線より通信速度も速い。 「なんてぼくは賢い奴なんだ!」 と思ってみんなにこのやり方を教えていたくらいだ。 しかし、しかしだよ。 なんていうか「ほぼ日」のコンテンツの量は 多い訳ですよ。 これを毎日、自宅でチェックなんかしてたら ページを読み込むまでに時間はかかるし、 繋いでは切って、繋いでは切って。 なんて手間が面倒くさくなってくるわけです。 たまにチェックをしながら寝てしまった場合なんか 起きてみると「7時間34分経過」みたいな表示がでて 「おお!やばい!」 てなことも多々あった。 いくらPHSが安いからって 一日に7時間も話す奴なんかいないわけでしょ。 そんなことをしているうちに通話料金は高くなる一方。 多い月には支払いが3万を越す月もあった。 そうなってくると必然的に仕事は会社でしようとすることに なってくるわけで、 darlingが 「にしもっちゃん、家まで車で送っていくよ。」 と折角、声をかけてくれていても。 「自分、まだやることがあるんで。」と お前は高倉健か?! という返事を繰り返していたのであった。 しかし、そうなると毎日タクシーで家に帰ることになるし、 鼠穴からぼくの自宅の間には 「西麻布」というナイスなスポットもあって、 「ちょいと一杯。」 と酒をひっかけたりするわけですよ。 当然、一杯が二杯、二杯が三杯と続いていくわけで、 通信費をけちっても出ていく金は変わらない。 むしろ増えていってるくらいだ! と、そういう悪循環がず〜っと続いていて 「金が無い!」ということになっている。 と長かったが、確かそんな話をしたのだ。 するとベイちゃんは「ふふん」と鼻で笑ってこういった。 「にしもっちゃんも、俺の家みたいにケーブルテレビで 繋げばいいんすよ!月々固定料金ですし、速度も速い。 いいことずくめですよ。」 酒もまわってきたのだろう、 年下の学生に「にしもっちゃん」呼ばわりをされることに 多少の怒りを覚えつつも、 ぼくはこう答えた。 「ベイちゃんよ。それはすでに考えた。ベイちゃんよ。」 なぜ、2回もベイちゃんと言ったのかはともかく、 ケーブルテレビによる常時接続の導入。 それは確かに考えた。 ぼくの家には「某ケーブルテレビ」が入ったマンションだ。 確かに郵便ポストには「某ケーブルテレビ」より、 「高速通信への誘いと申し込み用紙」 が頻繁に送られてきていた。 詳しく読むと確かにこれはいいのだ。 速いし、月々5000円程の固定料金だ。 しかもサービスキャンペーンもやっているらしい。 サービスという言葉には滅法弱いぼくは 早速、申し込むことにした。 ぼくの「サービス」という言葉に対する弱さは 大学生の頃、西日本一の歓楽街である中洲で お年玉を全てもっていかれたことでも実証済みだ。 「兄ちゃんサービスするよ。」 という、おじさんにはそれ以来、 ついて行かないことにしている。 そんな悲しい思い出はこの際、どうでもいい。 とにかくサービスがぼくの背中を後押ししてくれて 申し込んだ。 しかし某ケーブルテレビからの返事はこういうものだった。 「あなたのマンションにケーブルテレビインターネット設備 を導入するにあたって、工事が必要となります。 その工事をするにあたってマンションの管理者に了解を とることが必要となります。」 最初はよく理解できなかったが、つまりこうゆうことだ。 ぼくの家は4階建てマンションの4階にある。 しかもちょっと形も古い。 そういったマンションにインターネット設備をひくには 工事が必要である。 さらに工事をするにあたっては、 マンション自体に手をいれることになり、 費用もかかるので、管理者が了解しないと この工事には着手できないというものであった。 そうなるとマンションオーナーに連絡をとって、 「工事費用を負担してください。工事をしてください。」 と言う必要があるわけで、 オーナーが寛大な場合は 「ようし解った」 と進むことがあるかもしれんが、 おそらく、 その費用は住人全体で負担することになるであろう。 そうなると、一人ぼっちで 「このマンションに常時接続を!運動」 を住人全部を相手に行う可能性もあるわけだ。 そんな暇は、ぼくには無い。 おまけにいつも深夜に家に帰ってきて、 がちゃがちゃうるさい! というイメージがある、ぼくに 賛同する住人は少ないだろう。 こんなことでケーブルテレビ導入の線は消えたんだよ。 するとまたベイちゃんは鼻で笑ってこういうのだ。 「な〜んだ。にしもっちゃんそういうことか。 今までのことを聞くとADSLってのがいいですよ。」 なんだ、そのADSLってのは? もう、学生扱いしないから教えてくれよベイちゃん。 と多少、ロレツがまわらなくなりながらも聞いてみた。 するとこういうことだ。 1:自宅に電話回線が無くても 若干の工事費でつなげることができる。 2:ISDNよりも速い。 3:場所と環境によってはケーブルテレビ線よりも速い。 4:初期投資が2〜3万で済み、 月々5〜6000円の固定料金制であること。 これだ。 この条件を待っていた。 酔っぱらったままベイちゃんがいうサイトを立ち上げ、 すぐに申し込んだ。 それから3ヶ月。 待ちにまったADSLがうちにやってきた。 ![]() 結局パソコンの設定はベイちゃん任せの俺。 (つづく) |
2001-03-23-FRI
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