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接続マニア。 つなぎっぱなしで、 しかも安く「ほぼ日」を見よう。 |
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【5 ADSLってなにさ】 みなさんおひさしぶりです。 ベイ(フォワード・可能性の迷宮)です。 ずいぶんと間が空いてしまいました。 楽しみにして下さっていた方、ごめんなさい。 ちょっとこれから気合いを入れて 短期集中連載っぽくしたいと思います。 あと数回で終了の予定なので、 疑問がある人は、今のうちにメールをくださいね! これまでの第一回目、二回目を読んでいただくと どうして「常時接続(つなぎっぱ)」がいいのか、 わかると思います。 第三回目では、自分が住んでいるところでは どういった「つなぎっぱ」があるのか紹介しました。 第四回目からは具体的に 「何が必要か」 を書いていこうと思っていましたが、 みなさんのメールを読んでいると、まだまだ、 「分からない言葉がたくさんあってよくわからない」 という印象が残っている気がしましたので、 ちょっとだけ寄り道して、 用語説明をしてみたいと思います。 ADSL---Asynmetric Digital Subscriber Line ↑日本語に直すと「非対称 デジタル 加入者 線」。 これだけではさっぱり意味不明ですが、 難しい事を言っているわけではありません。 「デジタル」はなんとなくわかりますよね。 「加入者線」というのは、家に引いてある電話線のことです。 壁に電話線を差し込むモジュラージャックが ついていると思いますが、 この電話線は壁の中を通って、外に出て、電信柱をつたって NTTの局舎まで繋がっていますよね。 この家からNTTの局舎までの電話線を「加入者線」と言います。 「非対称」というのは上りと下りの速度が違う、 ということを表しています。 上りは家からインターネットに向かう方向、 下りはインターネットから家に向かう方向です。 例えば、ほぼ日を見るときには ブラウザでhttps://www.1101.comを開きますが、 この時、ブラウザは www.1101.comという名前が付いたサーバに対して 「ファイルを送って下さい」 というリクエストを出します。 サーバはこのリクエストに対して 「おっしゃ。送ったるでー。ちょっとまっててな。 ぎょうさんおくるものあるからな」 といってファイルを送ってあげます。 このリクエストが「上り」で、 送られてくるファイルが「下り」です。 リクエストはほんの二言三言ですが、 ファイルはそれなりに大きいデータですので 普通にインターネットを見ているときは、 「下り」の方がたくさん使われます。 ADSLの速度はどうなっているかというと、 例えば「東京めたりっく」というADSL業者なら 「下り1600Kbps、上り288kbps」というように、 「下り」の方が大きくなるようになっています。 技術的な工夫をして、 「下り」が大きくなるようにしてあるんです。 ADSLはCATVと違って、家の工事は必要ありません。 先ほど「加入者線」で書いたように、 家まで来ている電話線を使うからです。 強いて言えば「スプリッタ」と 「ADSLモデム」という機械を設置することになります。 スプリッタは電話線から音声とデータを分ける装置、 ADSLモデムはその分けられたデータを パソコンに繋げられるようにする装置です。 両方ともADSL業者から借りる、 もしくは買い取ることになります。 なんとなくわかりましたか? 次回はISDNとCATVについて書く予定です。 あ、そうそう、この用語説明が一段落着いたところで、 Q&Aをやってみたいと思うので、 「つなぎっぱ」に関する質問があったら、 postman@1101.com 件名(Subject)を「接続マニア」として、 こちらまで、送って下さいね。 全部に答えられるかどうかわからないけど、 一気にお答えしたいと思ってます。 よろしくっ! |
2001-03-01-THU
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