接続マニア。
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しかも安く「ほぼ日」を見よう。

 
【1・常時接続のおすすめ】

<明らかに損をしている人に、読んでもらいたい>

こんにちは。ベイと申します。
ネットワークの会社につとめながら、
ほぼ日の内容や運営技術に関わってまーす。

こないだ鼠穴で、
愛や酒についての軽い相談をしていたら、
何だか、メリー木村くんの自宅の電話代が、
3万円を超えているっていうじゃないですか。


「え? みんな、そうなんじゃないの?」

そうじゃないそうじゃない(笑)。
あなた、そんなに電話かけてないんだから
明らかにネットで使いすぎてるよ。
そんなにお金かけなくてすむ方法はたくさんあるよ。

「でも、何をどう変えるのか、わからないよ。
 初心者向けのパソコン雑誌って、
 広告主の電話会社のプランや
 特定のプロバイダに入れさせるための
 かたよった情報しかなさそうに見えるし。
 それに俺、ベイちゃんの読んでるような、
 専門的なパソコン雑誌の内容はわからない。
 だから、ま、他に毎日やることもあるし、で、
 ついつい、今のままでいいか、ってなっちゃうよ

そうだね。僕も昔は専門的なパソコン雑誌に
何書いてるのかさっぱりわからなかったもんなぁ。
木村くんとかは見ないよね。
インターネットをたくさん見ているけれども、
面倒だとか、だまされそうとか、手続きを知らないとか、
機材の意味がよくわからなくて怖いとかの単純な理由で、

ネットのつなぎ方をそのままにしている人は、実は、
木村くんだけではなく、かなりいるかもしれないですね。

しかし、やや多めの時間をネットに費やす人は、
改めて接続の仕方を考えたほうが、
きっとライフスタイルにも、プラスになると思います。
というか、単純に言って、トクです。
今は、誰でも簡単な手続きをふめば、
低料金で長時間アクセスできるのですから。


だから僕は、このページで、
ネットを割と使うけど、仕事が忙しいとかで、
接続の方法をあまり考えたくなかった人を想定して、
これから「常時接続」の提案をしてみます。

だって、明らかに損をしている人が、
少なくとも鼠穴には、いたのですもんね。

(※ここで紹介する常時接続は、
  パソコンに詳しい人にとっては
  おなじみの内容かもしれませんが、
  ここでは、かなりネットを使いながらも
  怖さのあまり接続方法を変えないで
  かなり損をしながら暮らしてきていた人に、
  ささげようという趣旨のものになっています)

<長所の紹介>

●料金的に、安くなるということ。

常時接続だと、24時間いつでも
自宅でインターネットを使える
んです。
値段的にも、インターネットを使う人なら
割安になる場合が多いんですよ。

常時接続のサービスは、
一般的なもので「月額5500円」だったりしますが、
これは、そんなに高い額ではないのです。

普通に電話を使っている人なら、
どこかのプロバイダに入っているから、
月に2000円程度はとられていますよね?
しかも、NTTのテレホーダイに加入しているなら、
深夜早朝につなぎ放題のかわりに、
月に1800円払っているでしょ?

つまりその人は、すでに2000+1800=3800円を、
月に払っていることになるんです。
どう? そこから、常時接続にするのに、
あと1700円出せばいいのなら、かなり安くない?

電話代が3分9円だとすると、
テレホーダイに入っている人なら、
テレホーダイ以外の時間に9.5時間使うだけで、
常時接続以上の料金を払う必要がある計算になります。

月に9.5時間って、1日あたり19分ですよ?

毎日、テレホーダイ以外に、メールチェックなどで
何だかんだで20分くらい使う人だとしたら、
常時接続に移行したほうが安いわけです。
ただし、初期費用に27000円程度かかるので、
日常生活でネットを見るよ、という予感のある人に、
おススメのものになってくるかもしれません。

●自由な時間帯に、速く使える。

常時接続にしてしまうと、
つい長くネットをして、時間を浪費しちゃうかも、
と思う人もいるかもしれません。
だけど、それを言うなら、今の電話回線のままで
容量の大きいページやメールを読みこむのに
こちら側で待たされている時間こそが、
実は蓄積させると、かなりの浪費になっている、
とも言える現状があるんですよ。

あとで説明しますけれども、常時接続の形態の
ADSLやCATVという仕組みの通信速度はとても速く、
電話回線を使っていた人は驚くと思います。
待機時間をおさえ、見たり読んだりすることだけに
もっとたくさんの時間を割ける
ことになるのです。

それに、テレホーダイの時間にだけ
ネットにつないでいる場合は、
仕事や学校のある人は、ある程度、睡眠時間を削ったり、
生活リズムを犠牲にしてネットにつなぐ
ことになります。
常時接続は、そういう意味でも、精神の健康や
睡眠時間を奪わないものだと、僕は思います。

<というわけで、次回まであでゅう>

 ・・・どうでしょうか。
 常時接続に向けて、興味が湧いてきたでしょうか?
 どこで何を申し込めばいいのか、などについては、
 次回のこのコーナーで紹介していきますね。

 常時接続を薦めたからと言って「ほぼ日」は、
 誰からも利益を受けるわけじゃないんですけども、
 やっぱり、読んでくださっている人には、
 なるべくストレスを感じない状態で
 豊かな気持ちで楽しんでもらいたいじゃないですか。

 それと、近い将来、こういった
 常時接続のサービスがより一般的になりそうなので、
 「まだいいや」と思う人でも、読んでおいて
 予備知識としては、邪魔にならないと思いますよ。

 他の接続の形態を知りもしなかった、ではなくて、
 「知っているうえで選択する」というほうが、
 どちらかと言えば自由に近くなりますからね。

(つづく)

2001-01-22-MON


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