ニュースのご近所。
あの出来事、近くで見るとこんな感じ。

第82回 「田中耕一さんを囲む人垣」のご近所。


こんにちは!

今日は短かめに、
昨日30日にpostman@1101.comにいただいた、
届きたてのメールを、3通おとどけいたしまーす!

ノーベル賞を受賞した田中耕一さんが
昨日、東北大学にいらしていたようなのですが、
その時のまわりの人たちの「囲みぶり」を
まのあたりにした、とのメールが届きました‥‥。
イギリスで、大きな台風に遭ったご夫妻の
「ミニミニ疲れたばなし」と一緒に、お送りしますね。







・今日、あのノーベル賞の
 田中耕一さんと接近遭遇いたしました。

 東北大学工学部にいらしていた田中さんが
 お帰りになるところをお見送りいたしました。
 30日(水)の14:30ごろ、です。
 が、遠巻きに見ていたため
 お姿をはっきりとは確認できませんでした。
 お見送りのために学生や職員が
 百数十人は集まっていて人垣ができていたのです。

 玄関からお出ましになると歓声と拍手がわきおこり
 田中さんはその拍手のなか黒塗りの車に
 乗りこみ、お帰りになりました。
 おそらく後部座席にいらしたのが
 田中さんではないか、と思いました。

 テレビ局の方がバイク便の方に
 「これお願いします!」
 とビデオテープとおぼしきものを
 手渡しているのを、すぐそばで目撃しました。
 どこかの放送で、使われるのかなぁ。
 
 それにしても、田中さんが
 今日は何色のチェックのネクタイをされていたのか
 確認できなかったのが残念です。
 以上、青葉山より中継いたしました。
 (イカゾー)



・10月30日(水)の午後、
 ノーベル化学賞をおとりになった
 田中さんが、出身校の東北大学へ来訪されました。
 東北大学は、私の職場でもあるんです。

 田中さんは、本部で総長と会い、
 また、出身の工学部を訪問されました。
 新聞や、ローカルニュースでは、
 本部と工学部でのお迎えのシーンが写されましたが、
 後ろの方に知ってる方がたくさん写っておりました。

 あらかじめ、お見えになる時間が、
 教職員や学生へと通達されたそうで、
 現場の事務職員においては、
 「手が離せる方は、できるだけ参加しなさい」
 との上司命令が下っていたそうです。
 私の部署は、離れているので、連絡なしでしたが。

 でも、現場にいた方から聞いた話では、
 実際は、そんな心配はいらない状態で、
 工学部にあっては数百人の方が集まったそうで、
 田中氏は建物に入るのにもみくちゃになり、
 たくさんの手で触られていたそうです。

 先日までは、普通のサラリーマンだった方なんですが、
 それがわかっていても、
 やっぱり神様か芸能人の方を拝見するような
 興奮状態におちいったと、
 いつもは冷静な知人からの情報でした‥‥。
 (なお)



・暴風により、木などの下敷きになり、
 約20名の方が亡くなったイギリスから帰国しました。
 まさにその日、ポーツマスをレンタカーで走ったり、
 ディナーに出掛けたりしていたのですが、
 現在日本に住んでいて、
 一時帰省していたダンナ(イギリス人)に
 「何驚いてんのよ、このくらい。台風の国から来たのに」
 と軽口をたたいたりしていました。
 翌々日、帰国のために空港に行くと、
 乗るはずだったオランダ航空がその時点では
 ヨーロッパ便が全便欠航。
 最前列に窓口が開く前から20分も並んでいた私たちに、
 チャキチャキのイギリス人であるスタッフが
 (‥‥と言う事はサービス精神なんてものは存在しない)
 「全便欠航なので、後ろの窓口で
  振り換えチケットを発行してもらって」
 と言うや否や、
 「20分も目の前に居るのになんで早く言わないんだ。
  時間の無駄じゃないか」
 と、これまた文句を言い慣れているダンナが返す。
 さらに40分並んで英国航空、JALに
 振り替えてもらい、さらにさらに英国航空のカウンターで
 チェックインするまで30分‥‥。
 12時間余りのフライト前から、疲れ果てました。
 新聞には木に押しつぶされている
 ベンツの写真が載っていて、
 強風のすさまじさを物語っていましたが、
 なんにしても渦中にいる時って
 案外気付かないものなんですよね。
 そう言えば外を歩いてる時、
 強風に押し戻されていたような‥‥。
 「台風の国から来たんでしょ。
  なんで大変なことだって気づかないの?」
 とのダンナには、
 「だって台風のときに出歩いたりしないもん」
 と答えた私でした。
 (Norieno)






しばらくは、とり囲まれる生活が、
つづくのでしょう‥‥たいへんそうです。
「学生や職員の人垣」ってところが、リアルでした。

イギリスでの、「サービス精神なし」ってところには、
ちょっとクスッと笑いましたよー。

今日はかなり、のんびりめでお届けしました。
では、次回のこのコーナーで、またお会いしましょう!!!


さまざまな、日本国内や海外からの
ニュースのご近所のおたよりは、
件名を「ご近所ばなし」として、
postman@1101.comまで、ぜひどうぞー!!!

2002-10-31-THU
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