ニュースのご近所。
あの出来事、近くで見るとこんな感じ。

第39回 近所でコンビニ強盗、そして火事。


こんにちは!

「とっても近所で起きた出来事」を、
いくつかメールでいただいておりますので、
それを、まず冒頭に、ご紹介いたしますね!!!







・地方版に小さく載っていた記事の話なんですが。
 昨夜、地元の駅前のコンビニに強盗が入ったそうです。
 幸い店長さんには怪我はなかったということです。
 この事件を新聞で読んだ私と妹は、
 「え〜っ、あの店長さん?!」
 と、とてもびっくりしてしまいました。


 私も妹も、個人的に知り合いというわけではないのですが
 いつもお店に入ると気持ちよく挨拶をしてくれ、
 レジでお金を渡すときや
 ほかの従業員とのやり取りを見ていると
 本当にいいひとなんだということが
 ひしひしと伝わってきて、家でも
 「いいひとだよねー」と噂していたのです。

 うわさ話をするだけで、
 気持ちが明るくなってしまうような感じです。
 知り合いではないのにこんなふうに
 心配してしまうことってあるんだなあと思いました。
 あの駅を使っている人で
 私たちと同じような気持ちになった人は
 多いのではないかと思います。
 とにかく、怪我がなくてよかったと思います。
 (コメッツ)



・けっこう前の話ですが、
 14階建ての9階の一室から火がでたのです。
 私の住まいは向いのマンションの11階で
 窓やベランダから炎や黒煙が噴き出すサマが
 生々しく見えました。
 程なく消防車やはしご車が到着し、
 消火活動が始まりました。
 まるで黒い絵の具ような煙の中に見え隠れする
 消防士たちは酸素ボンベを背負う重装備でした。

 いかにもカラダに悪そうな真っ黒な煙。
 バチバチと燃える音、そして臭いに圧倒され
 わたしは足がすくんで何も出来ませんでした。
 幸い、かなり激しく燃えていた火も類焼することなく
 数十分で鎮火した・・・と思います。

 階下の野次馬たちも散り始めた頃
 ふと見ると非常階段に座り込む
 ひとりの消防士がいました。
 大きく肩で息をしているのがわかりました。

 当然ですよね。消火作業がどんなに重労働か。
 身を挺して炎や煙に立ち向かって行く姿を
 目の当たりにしたばかりわたしには
 駆け寄って、手を握り、
 「ありがとう!」と言いたいくらいでした。

 とかく公務員、特に警察官や消防士は
 不祥事ばかりがニュースになってしまいますが
 いざという時に活動してくれる彼らがいるおかげで
 私たちが穏やかに暮らしていられるのも
 事実だと思います。感謝してます!!
 (Woony)






コンビニでいつも気持ちのいい応対をしてくれている
店長さんが、知らないうちだけど、知らない人から
よさを認められている現実に、何だかうれしくなりました。

そして、消防士さんの「肩で息をしている」という感じ、
とってもかっこいいなぁ、と思いました。

どちらも、現場が近かったがゆえに抱く感情を、
メールでおしらせくださったんですね。感謝です。

では、次は、前回にお届けいたしました、
「外国のバスの中で、運転手さんは……」という話題。
特にニュースではないんですけれども、楽しいのでお届け!







・私がアメリカのタオスのバスで経験したことなんですが
 タオスに住む友人と夕食をとったあと
 最終のバスに乗ったんです。
 もう運転席からタプーンとおしりのはみだした
 豪快なおねーさんが運転手するバスだったんですが、
 最終バスのせいか乗客は私一人。

 私としては早く帰って眠りたいと
 気持ちは急いでたんですが
 なぜか私を乗せるとすぐに携帯電話を取り出して
 発進することなく、なんだか愛を囁くトークが始まり、
 しばらくしてやっと動き出したと思ったら
 二つ先のバス停から
 これまた豊満なオニーサンが乗り込んできて、
 運転手のおねーさんと
 いきなり抱擁&キスをはじめました。

 一番前の席で呆然としてる私には目もくれず、
 2,3分後、満足したようにおにーさんが去っていくと
 やっとバスは何事もなかったように発進してくれました。
 ちなみにバスを降りるとき、おねーさんは
 にっこり笑ってGood nightといってくれました。
 (cheeky)



西オーストラリアパースの運転手さんは
 ダッシュでスーパーに行って牛乳買ってきます。

 そしてゼーゼー言いながらバスに戻ってきて、
 乗客に愛想振りまきます。
 もちろんお客は文句なんか言いません。

 それから今となっては昔の話(10年くらい前)ですが、
 最終バスに乗ったら乗客は私一人、
 バス停でもないところで
 運転手さんがバスを止めてこちらに来るので
 「な、なに?なにっ?!」と思っていると
 「どこまで行くの?」と尋ねてから
 バスの行き先表示を空白にして、
 私の家の前まで送ってくれました。

 世界一大きいタクシーだと思いました。
 (ぱるる)






どちらも、なんか
おもしろ映画のひとコマみたいですね。
ロードムービー的な人情話、外国には多いのかなぁ?
それとも、日本でもおもしろバスはあるの?などと、
「バスとその運転手たち」に興味を持ってしまいました。

では、次回のこのコーナーで、お会いしましょう。


さまざまな、日本国内や海外からの
ニュースのご近所のおたよりは、
件名を「ご近所ばなし」として、
postman@1101.comまで、どうぞーー!!

2002-09-08-SUN

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