ニュースのご近所。
あの出来事、近くで見るとこんな感じ。

第7回 天皇陛下、チェコ料理を所望。


こんにちは!
ヨーロッパのチェコに住んでいる方から、
次のような「ニュースのご近所」が到着しました。







・先月の話になってしまいましたが、
 天皇皇后両陛下がプラハにいらした時に
 「チェコ料理」を所望されたということが、
 こちらで話題になっています。
 記事では、ごく庶民的な料理を食べたことが
 とても好意的に取り上げられています。

 地元の人がいつも食べているものを
 外国からのお客様がリクエストしてくれることは、
 とても誇らしく嬉しいことなんでしょうね。
 で、なにを召し上がったのかといいますと、
 「ヴェプショ・クネドロ・ゼロ」。
 豚バラの蒸し焼きと
 クネドリキ(ダンプリング)キャベツ添え。
 どうなんでしょう、お口にあったのかどうか。
 そして、気になるのはビール。
 「ヴェプショ・クネドロ・ゼロ」の時には
 チェコのおいしい生ビールをジョッキでグビッ、
 プハ〜っていうのが作法なんですけど……
 それについてはどこにも書いてません。

 ハヴェル大統領主催の午餐会のメニューは
 もう少しあらたまった料理だったようですが、
 これもまたチェコの伝統的な食事です。
 ・フィレ肉のクリームソース
  ホースラディッシュ風味
 ・ウズラのグリル・ベーコン添え、
  ハニーソース、ゆでじゃがのパセリがけ
 ・ヨーグルトムース、森のベリー、
  生クリーム、ミント添え
 ・ミクロフ・ワイン
 ……ってなところでした!
 (shino)

 




「その土地の料理をのぞんだことが
 ニュースとして好意的にとりあげられる新聞」
というのも、すごく、いいですね!
そこの国でしかとりあげられないニュースも、
ぜひ、みなさんから伺いたく思いました。

そして・・・
第3回でお伝えしたモーニング娘情報の続報も到着!
これは、8月2日の金曜日に届いた情報だよ。







・モーニング娘野外コンサート続報です。
 今日は前日ということもあって徹夜組の方々は
 4人から20人ぐらいに増えてらっしゃいました。
 皆、暑い日差しの中傘をさして並んでいます。

 すぐ近くにキャンプ場があるのにもかかわらず、
 めっちゃ自然に囲まれたこの土地であるのにもかかわらず
 アスファルトの上でブルーシートをひき、
 寝袋に包まって5泊を過ごされたファンの方々には
 頭が下がります。

 明日は思う存分楽しんでくださいね。

 ちなみに、コンサート会場の
 アルバイトをする大学生に聞きますと、
 昨年のスマップのときよりステージが狭いので
 (設営が)楽だとのことです。
 スマップはやはり縦横無尽に走り回るので
 ステージも広かったのでしょう。
 いよいよ明日です。
 小さな市が心なしか浮ついているような感じです。
 (のぶ)

 




結局、アスファルトの上で、
炎天下5日も宿泊したファンがいたんですね!

最後に、「ニュース」ではありませんが、
前回の「アメリカで働くということ」に近いような、
カナダで暮らしている中で思ったことを
書いてくださった方がいました。ご紹介しますっ!







・私はカナダ西部に住む留学生です。
 車で3時間の森にとても良いホステルが有り、
 数ヶ月に一度訪れるのを楽しみにしています。
 先日はちょうど野苺の季節で、
 ホステル近くの森の散策中に、思わぬ収穫をしました。
 食べるだけでは勿体無いので、
 スケッチすることにしました。
 不定期絵日記を、この年ながら付けているので
 ノートと色鉛筆はいつでも携帯しているのです。
 でも、特別絵がうまいわけではありません、
 ただ好きなのです。
 
 すると、大人や子どもがが集まってきて、
 その中の小4の男の子が
 「ねえ、絵で食べてるの?」なんていうので、
 んなわけないじゃん、と思いながら
 (だって、この程度だもの)
 「違う、違う」というけど、
 「僕には真似ができないよ」
 と誉めてくれました。お礼を言うと、
 「僕のために何か描いてほしい」
 と神妙に申し出てくれたものだから
 何だか断れなくて、動物でも描くか、なんて思って
 「何に興味ある?」などと聞いたのがまずかった。
 「パーソン・・・僕・・・僕を描いて」
 
 どうしよう、人物画なんて描いたことない。
 それに人物画は例え上手く描けても
 似てないと情けないんだな。百も承知の私。
 でも、子どもは、もう横向きでモデルになってるし、
 私の後ろでは、その子のお母さんや、
 他のお客さんが見守っている。
 なんか絶体絶命ピンチな気持ちで
 異常に集中して絵を描く私。冷や汗、たらり。
 私の友達もどうなることかと冷や冷やもので
 必死な私をかばうべく、その子を退屈させないように、
 いくつなの?なんて話題をつないでくれて、
 正味5分位だったかな。
 どうしたことか神様が味方してくれて、
 かなり似たのが描けた。火事場の馬鹿力。
 私の友達もビックリ。でも、一番驚いたのは私。
 
 その子と私のサインをして渡すと大喜びで、
 お父さんに見せに走って行った。母親には
 「休み中のいい思い出になりました」
 とお礼を言われ、またまた冷や汗の私。
 3日前の出来事だけど、
 今これを書いても心臓ドキドキの私です。
 
 海外にいると歌や楽器が弾けると、
 世界共通語として、何て素晴らしいのだろうと
 時々思うのです
が、似顔絵が描けるというのも
 役立つのかもしれないと思いました。
 勿論私のことではありません、
 私もきちんと絵を学びたくなりました。
 これに懲りて人前でスケッチするのは控えます。
 (匿名希望)

 




人によろこんでもらったことで、
さらに芸術に興味を持った、というメールです。
ピンチぶりと賞賛ぶりが、気持ちよかったので、
ご紹介いたしましたよー。

それでは、次回にまたお会いしましょう!

さまざまな、日本国内や海外からの
ニュースのご近所のおたよりは、
件名を「ご近所ばなし」として、
postman@1101.comまで、どうぞーー!!

2002-08-04-SUN

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