27/52 タッシリ・ナジェール 
きわめて特徴的な壁画群




ひょいっとあらわれた野生のラクダ、
ひょいっと見つかった、古代の壁画。

「タッシリ・ナジェール」とは、
トゥアレグ族の言葉で
「水の多い台地」を意味する。

かつて、数千年前まで
ここに豊かな自然が広がっていたということが、
信じられないくらい、
現在は、岩と砂で完結する世界だ。

ここには、他のサハラでは見られない、
独特の壁画が多数存在する。

なかでも、文中に出てくる
「3メートルを超す白い巨人」の壁画は
「セファールの巨人」と呼ばれ
数万とも言われる
タッシリ・ナジェールの壁画の中でも
とりわけ有名。

グーグルで「セファールの巨人」と
画像検索すると、いくつか出てきます。
なんだか、宇宙人にも似てますね。