| 真山地区のなまはげ |
![]() 5つの社が並ぶ赤神神社の五社堂は、 男鹿半島でも もっとも伝統的な「なまはげ」文化をつたえる 真山地区に建つ。 冬、囲炉裏にあたってばかりいると、 「ナモミ」「アマ」という 低温火傷になってしまうことがある。 そうした「怠け者の証」である 「ナモミ」を剥いで懲らしめる存在として 「ナモミハギ」、 すなわち「なまはげ」が生まれたという。 なお、石川直樹は 「なまはげは鬼だと思われているけど、 ぼくはそうじゃないと思っています。 海の彼方からやってきた 『異人』であり、 作物の種や稲作の技術などをもたらしてくれる存在で、 宮古島の泥神さまや 悪石島のボゼなどと、同じ『来訪神』の系列でしょう」 と話してくれた。 「すくなくとも なまはげの発祥の地とされる 真山地区のなまはげには‥‥ツノがない」 「武帝のお供の5匹の鬼」を なまはげのルーツとする説も他方で存在し、 その発祥については諸説あるようだ。 なお 「宮古島の泥神さま」 「悪石島のボゼ神」 についても 後日、この連載に登場する予定である。 |