| 名も無き山と地図にない街 |
![]() ノルウェー領、北極圏の群島・スヴァールバル諸島は、 人間が住む土地としては最北に位置する。 この極北の島で、恐ろしいホワイトアウトのなかから 「名も無き山」に遭遇した石川直樹は 人口数百人の村、バレンツブルクにたどりついた。 島で2番目に大きな村だが、 いちばん大きな街・ロングイェールビーンとは 道路が通じていないんだとか。 住んでいるのは、ほとんどロシア人らしいけど、 出会ったのは数人だけ。 宿をとったのは「HOTEL」という名前のホテル。 わかりやすい。 腹が減ったことを伝えると、 ノルウェー語しかしゃべれないおばちゃんが トマトをドロドロに煮込んだような何かを 出してくれた。 写真は、そんなバレンツブルクの建物だ。 ちなみにこの街、 石川直樹の持っていた地図上では なぜか見つけることができなかったという。 幻じゃないと思うんだけど‥‥たぶん。 |