おしゃれでキレイな人になりたい。
ほんとうはずっとそう思いつづけています。
でもちかごろ、
コロナウイルスのせいであまり人に会わなくなり、
ずっとマスクをしていることもあり、
超〜ぼんやりとした日々を送っています。
そうなんです、毎日にはりあいが、ないんです。

こんなことではいけません。
やっぱりおしゃれになりましょう。
写真なんかも撮って、
いい感じにみんなに見せたりしましょう。
髪や爪もちゃんとしたいし、
私は、やっぱりおしゃれになりたい!
「DELIな生活のたのしみ展」にも参加の
「THE DEARGROUND」さんに、思いきって、
おしゃれについてアドバイスを仰ぎます。
取材はほぼ日の菅野、友情出演は太田、大高です。

>THE DEARGROUND

 プロフィール画像

THE DEARGROUNDは、
ファッションブランド「OLDMAN’S TAILOR」が
富士吉田市に持つコンセプトストア。

地場で育った織物の伝統技術をいかし、
糸、生地づくりからデザインまで一貫して手掛ける。
リネンをはじめ、ここでしか出会えない
素材とデザインのウエア、バッグや財布、
大人気のキッチンクロスやエプロンをめあてに
多くのファンがつめかけ、
シーズンごとに、
東京をはじめ全国のセレクトショップから
バイヤーも買いつけに訪れる。

オリジナル商品のほか、
海外で買いつけた雑貨類も並ぶ。
おいしいお菓子と紅茶が自慢のカフェもあり、
心地よくすごすことができる。

→THE DEARGROUND

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前編 恥ずかしがらずに。

みなさん、こんにちは。ほぼ日の菅野です。
このところぼんやりした毎日を送っています。
その原因は「おしゃれ」が足りないことでした。
うきうき気分がなくなっています。

友情出演の太田も大高も、
毎日あるていどは、
おしゃれをしているつもりです。

▲左から、大高、菅野、太田。 ▲左から、大高、菅野、太田。

家を出る前、鏡で
いちおうファッションチェックはしています。
町で自分が浮いてるな、と思うときもありました。
イケてる、イケてない、
そんなことを気にしていた日々がありました。

しかし、外出自粛の日々がやってきました。
そこでいったんパジャマオンリーライフになりました。
外出ができるようになっても
「マスクしてると誰だかわかんない」と言われ、
見た目のことはどうでもよくなってしまいました。
太田も大高もかわいいのになんだか覇気がない。
どうしたんだ、自分も視界もたのしくないぞ。

振り返れば私たちは、
無邪気な子ども時代、
まぬけな青春時代、
ド根性な仕事時代を経て、
そのつど目についたかわいいものを手に入れ、
それらに囲まれ、暮らしてきました。
長年、誰からも文句は言われず、
たんすの中は
いつのまにか後戻りできない独自路線に。
それをやる気のない手でつかんで
身につける日々です。こんなことでいいのか?

おしゃれって、なんなの?

もしかしたら、おしゃれは、
自分に元気をくれるものだったのかも。

私たち3人は富士山のふもとに
ひづめを鳴らして駆けていきました。

めざしたのは「DELIな生活のたのしみ展」にも
ご参加くださる、富士吉田市の素敵なお店、
「THE DEARGROUND」です。

「THE DEARGROUND」が
どのくらい素敵なお店かといいますと、
居心地がよくて、帰りたくなくなるんです。

この「THE DEARGROUND」を
営んでおられるのは、
しむら祐次さんと、とくさんご夫妻です。

▲「THE DEARGROUND」しむら祐次さん、とくさん。 ▲「THE DEARGROUND」しむら祐次さん、とくさん。

もともと、とくさんのご実家が
機屋さん(生地を織る会社)だったことが、
このお店を開くもとになったのだそうです。
ですから「THE DEARGROUND」にあるものは、
ほとんどが生地からのオリジナル。

▲シーズンによって、クロスもラインナップが変わります。 ▲シーズンによって、クロスもラインナップが変わります。

製糸、生地づくりからデザインに至るまで、
一貫して製品を手がけておられます。
展示会の日にはたくさんの
セレクトショップのバイヤーさんが
朝から並んで入店されるそうです。
つまり「ものすごくおしゃれ」なお店です。
まずは玄関がそうとうおしゃれで、
入るのに勇気が要ります。

▲勇気を出してドアを開けました。 ▲勇気を出してドアを開けました。

入ってみるとお店のみなさんがとても
やさしいですし、リラックスするんですが、
3人で来なければ乗り越えられなかった気がします。

とくさん
「勇気が要るとか、
ぜんぜん、そんなこと思わなくていいです」

祐次さん
「とうぜんウエルカムですよ。
ここのご近所のみなさんも、最初は緊張した、
という方もいらっしゃいました。
会員制ですか? なんていうお問い合わせも
いただきましたが、
いまでは、みなさんほんとうに
気軽に寄ってくださいます」

はい。もう、入った瞬間からガラッと気が変わって
来たばっかりなのに
すでに通いたくなっています(笑)。

▲キッチンクロスがとにかくかわいい! ▲キッチンクロスがとにかくかわいい!

祐次さん
「通ってください」

とくさん
「通ってください」

うれしい‥‥!
いま、コロナウイルスの影響で
どうしてもしょんぼりした毎日を
送っているんです。
でも、やっぱりおしゃれになりたい、
いつでも私はおしゃれに近づく用意があるよ、と
思っていたいのです。

おしゃれに近づくコツって、なんですか?

祐次さん
「うーん‥‥。そうですね、
まぁ、素敵だなぁと憧れるスタイルが、
みなさんにあると思います。
ぼくにもあります。
そういうものを、まずは、
恥ずかしがらずに
真似することが大切だとは思います」

真似を‥‥!

祐次さん
「はい」

率直に申し上げますと、
いま、私たちは
とくさんと祐次さんにお目にかかって、
いっぺんに憧れてしまいましたので、
真似をしたいのはもちろん、
その‥‥、たいへんあつかましいのですが、
おみたて、をしていただけますでしょうか。

▲「おみたて、を‥‥」 ▲「おみたて、を‥‥」

とくさん
「もちろんですよ(にっこり)」

ここで後編につづきます。
後編では、「THE DEARGROUND」で
全身をすばらしくコーディネートした
「アフター」の私たちをごらんいただきます。
ドッキドキ!

いまのうちに
「ビフォー」の私たちを、
目に焼きつけておいてください。

▲「ビフォー」な私たち。おしゃれになるぞ。 ▲「ビフォー」な私たち。おしゃれになるぞ。

(後編につづきますYO!)

2020-10-20-TUE

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  • DELIな生活のたのしみ展

    THE DEARGROUND from 富士吉田

    山梨県富士吉田市にある「THE DEARGROUND」。
    とびきりおしゃれな洋服や雑貨がならぶ店内には、
    どのメニュー・スイーツにしようか
    迷うのも楽しいカフェが併設され、
    いつまでもいたくなるような居心地の良い空間です。

    今回「デリな生活のたのしみ展」では、
    長く愛用できる、しっかりした作りのエプロンや、
    糸や生地の良さを感じられるストール、
    いくつも色違いで持ちたくなりそうなバッグなど
    THE DEAGROUNDのエッセンスを詰め込んだ
    お店が登場していますよ。
    どうぞご覧くださいね。