80's
80代からのインターネット入門。
前橋の母Aが、Eメールで原稿を
送ってくるまでの物語。

第14章 小学校高学年くらいの段階にはいったか(7)

今日のレッスンは、ちょっと難しいかもしれない。
実は、ぼくにもよくわかってない。
添付ファイルをメールで送るときには、
相手が受け取れるかどうかについては、相当悩んじゃう。
来たファイルも開けない場合があるし、
送ったファイルもおなじことがある。
このあたりの問題って、いずれは解決するんだろうけれど、
いまはかなり切ない場面が、よくあるんですよね。

ま、読んで。
南波先生、よろしくお願いしまーす。



「この間ね、親戚のえっちゃんていう女の子が来て、
かわいい絵を描いていってくれたんですよ」

あ、これかな?
デスクトップ上にクラリスワークスのファイルを発見。
タイトル:『変な熊さん』
なかなか興味をそそられるタイトルだ。

「それでね〜、えっちゃんのおうちにも
パソコンがあるから、添付してみたんですよ。
そしたら、メールは読めるんだけど、
その絵が見られないらしいの。
何かが必要みたいね、それ見るには」
「あ、それは残念でしたね」
「絵のファイルなんかは添付できないんですか?」
「いえ、それができるんですよねー」

ちょうどタイミングよく、イシノさん登場。
イシノさんにも同じものをメール添付で送ってみたが、
やはりダメだったそうだ。

「イシノさんちのパソコン、Macじゃないですよね?」
「そう、ウィンドウズなんです」

ついに来たか、Mac・Windows間のミゾ的な問題。

「そのクラリスで描いた『変な熊さん』、
うちのMacでもし受け取れば、
ちゃんと見られるはずなんですよ」
「あら、そうなの〜?」
「ええ、うちにもクラリスワークス入ってますから。
でも、イシノさんのパソコンには
入ってないはずなのでちょっと無理なんですよね」

メール添付する際、
相手がWindowsユーザーの場合には、
ちょっとした注意点がある。そこをミーちゃんにご説明。

Windowsのファイルはすべて
「拡張子」というもので管理されているという点が一つ。
「拡張子」のないファイルを送ると、
Windows側ではそれを開けない。

イシノさんのパソコンも、えっちゃんのパソコンも、
「ナンノ・ファイルダカ・ワカリマセン」状態に。

「そんなこと言わないで、わかってくれよぉ」
などと言いたいところだが、
ファイルの構造がまったく違うのだから仕方がない。

また、画像の形式。
Macの標準的なフォーマットはPICT形式であるが、
Windowsとのデータ交換の際には、
このままでは都合の悪いこともあるということ、
ミーちゃんもなんとなくわかっていただけただろうか。

「画像は、インターネットで標準的に使われている
JPEGやGIFという形式で送った方がいいんですよ」
などと説明しながらも、
たぶん、そんなこと耳にしても
「ハテナ?」だと想像する。

試しにブラウザを開いて、
履歴に残っていた「ほぼ日」ページを表示。
サルさんのイラストを
デスクトップまでドラッグして
連れ出してきた。

「このファイルの名前を見てください。
最後に『.gif』というのが付いてますよね?
これがさっきご説明した『拡張子』というもので、
このファイルがGIF形式だ、
ということを示してるわけです」

絵や写真などを添付する際には、
Windows側でも確実に表示されるよう、
それに適した形式のファイルに
変換する必要があるということ。
とりあえずは、これだけ、ちょっと覚えておいてくだ
さればいいかなと思う。


「それに適した形式のファイル」かぁ。
よくわかんないんだよねー、適してるのか適してないのか。
あ、この機会に言っておこう。
2メガとか3メガとかあるような重たいファイルは、
「どうしても送りたい場合には、
送信先の了解をとっておくこと」を
マナーとして確立したいもんだね。
携帯電話で接続している時なんか、
死にそうな気持ちになっちゃうもんね。

(さぁ、さらに明日につづくんだ)

1999-08-29-SUN

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