イベント開催のお知らせ。

2003年度モノポリー日本選手権全国大会の結果詳報
(全5回)
〜第2回いよいよ予選開始〜


こんにちは。
前回に引き続き、モノポリー日本一を決定するための大会
「モノポリー日本選手権全国大会」のレポートです。

出場選手35名が揃い、
いよいよ予選がスタートいたしました。
予選は3回戦が行われ、
3ゲームの「勝利点」合計が多い選手5名が
決勝に進出いたします。
勝利点は、昨年のシステムが
更に改良された配点となっています。
モノポリー勝ち
(自分以外のプレイヤー全員を破産させた場合)には
10点、資産勝ち
(モノポリー勝ちできなかった場合で、
 資産計算によりトップとなった場合)には
6点が与えられます。
モノポリー決着しなかったゲームでは
2位と3位のプレイヤーにも
それぞれ3点、1点の勝利点が与えられます。
見方を変えれば、
各ゲームにつき10点のポイントを取りあう形ですね。
言うまでもなく、最初から2位や3位などの順位狙いでは
ポイントが少なすぎますので、
誰もが「勝利」を、
しかも「モノポリー勝利」を目指すゲームを
行うようになるわけです。

では、予選1回戦の模様をお送りしましょう。
予選1回戦は前回の報告の通り、
選手たちが自分でテーブルを決めたものです。
35名の選手が、7つのテーブルに5人ずつ着席。
各テーブルには専任のバンカーがつきます。

注目は、「史上最年少出場」の記録を達成した
小学4年生の小林哲君がいる2番テーブル。
このテーブルは通称「恐妻家テーブル」と呼ばれるように
ご家庭持ちの方が多かったのですが、
親子ほどの年の差があっても
同じ土俵に立って勝負が出来るのも
モノポリーのいいところです。
ちなみにこのゲームを資産差できわどく制したのは
恐妻家「予備軍」とでも呼ぶべき?佐藤英一さんでした。
佐藤さんは昨年に続き2年連続の決勝進出へ向け、
好調なスタートです。
もちろん今年は優勝を狙っていることでしょう。

更にゲームが進み、
あちこちで決着の声が上がり出しました。



まず、5番テーブルでは、
昨年優勝者の井元哲也さんが
今大会最初のモノポリーゲームを達成。
勝利点10点を獲得して絶好調の滑り出しです。
今まで2年連続で日本選手権を制した選手は
存在しないだけに、
「史上初の連続優勝」を目指してほしいところです。

続いては6番テーブル。
世界チャンピオン岡田豊さんを中心に
早い展開を見せていたここのゲームは、
吉原さんがモノポリー勝利しました。

更に、3番テーブル。
このテーブルでは東京圏のモノポリーサークルである
「BMC(ベイサイドモノポリークラブ=千葉県)」と
「CMC(調布モノポリークラブ=東京都)」の
サークル幹事の方が選手として同席しています。
テーブル決めの際には
「どちらが強いか決着をつけよう!」と
宣言をしあった経緯もあり、ここもまた注目の卓でした。
このゲームでの勝者は、
「漁夫の利」というわけでは決してないのでしょうが、
今年の出場選手中で最南端、
鹿児島県から来られた辻本卓さんでした。
辻本さんは早いゲーム展開を得意とすることで有名な
強豪プレイヤーで、
現在の大会の勝利点方式
(モノポリー決着した場合に多くのポイントがもらえる)に
適したプレイスタイルといえるのではないでしょうか。
BMCの選手もCMCの選手も破産してしまったということで
両サークル対決は
とりあえず痛み分けといったところでしょうか。

さて、1回戦もタイムアップ(時間切れ)となり、
資産計算の結果、名古さん、有澤さん、山本昌男さんが
その他の勝者となりました。

これで1日目の競技が終了しました。
この段階では、「モノポリー勝利」して
勝利点10点を獲得した
井元さん、吉原さん、辻本さんの3名が
頭ひとつ抜け出した格好であり、
トップグループを形成します。
続いて「資産差の勝利」により
勝利点6点を獲得した
佐藤さん、名古さん、有澤さん、山本(昌)さんの4名が
第2グループ。
以下、勝利点3点の選手、1点の選手、が更に続きます。
選手の過半数はまだ勝利点が1点もありません。
しかしこの段階では
まだまだ全員に優勝の可能性が残されています。
初日を0点で終えても、
翌日頑張ればまだまだ最大20点獲得の可能性が
残されていますから、チャンスは十分にあります。

かくして1日目は解散となりました。
選手たちも、明日に備えて早々に休む者、
各地から集まった「モノポラー」同士で
親睦を深めに夜のネオン街へ消えていく者、
みなそれぞれのスタイルで夜を迎えます。
明日はどのような熱戦が、
そしてドラマが展開されるのでしょうか。
続きはまた次にお送りしたいと思います。

2004-02-03-TUE

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