モノポリーエッセイ

2008年度モノポリー日本選手権
全国大会結果報告(その1)



こんにちは。
国内モノポリー界最大級のイベント、
モノポリー日本一決定戦である
「モノポリー日本選手権全国大会」は
7月18、19日に大阪・関西国際空港にて開催されます。
東京を離れて開催するのは初めてのこととなります。
一般の方も多くのイベントが見学できますので、
(イベントの予定はここで参照できます!)
特に近畿地方の方、この機会にぜひ
日本一を目指す戦いを一度みてくださいね。

さて昨年の日本一決定戦
「2008年度モノポリー日本選手権全国大会」
の様子を報告したいと思います。
このイベント終了後すぐに、
日本モノポリー協会プロデュースの
大阪版モノポリーが発売され、
さらにその後は様々なイベントが続き、
皆さんへのご報告が遅くなりましたことを
お詫び申し上げます。

2008年度モノポリー日本選手権全国大会は
去る2008年11月15日、16日に
東京・中野サンプラザで開催されました。
今年の大会で使用されたボードは、
全世界で発売開始直後の「ワールドエディション版」です。
このボードについての詳細は、
既にこのページでも再三にわたり皆さんにお願いし、
そしてご協力をいただきましたとおりです。
世界同時「投票」により、
ボード上の主要な土地を配置しようという試みが行われた、
あのワールド版です。

ご報告のとおり、日本の「東京」は当選いたしました。
その節には読者の皆さんのご協力、
ありがとうございました。
重ねて御礼申し上げます。


▲ワールド版のウェブ投票を呼びかけるNYでのイベントにて。
2008年ミスユニバースの森さんも
Mr. Monopolyとイベントを盛り上げていました。



▲東京のマスには「富士山」と「東京タワー」が遠景に、
手前には疾走する最新型の「新幹線」が描かれており、
世界の人々にわかりやすい日本のイメージとして、
なかなか綺麗で秀逸なデザインじゃないかと感心します。




▲駒も世界各国から多種多彩なものが選ばれました。
日本からは「力士」のトークン!
トークンは全部で24種類あるうちの
6個がランダムに封入されています。
また建物も同様に、世界各地の特徴ある建物が選ばれました。
なお赤い建物でプレーヤーに一番人気はピラミッド。
安定しているので倒れないという理由でした。
建物を崩すという行為は、モノポリーでは不吉なことなので。



東京以外の土地も、実にバラエティーに富んでいます。
ニューヨークやロンドン、パリなどの
「誰もが知っている大都会」から、
ちょっと見ただけでは
いったいどの国の地名なのかもすぐに思いつかないような、
失礼ながら「意外な場所」までが、
それぞれをイメージさせるイラストとともに
盤上ところ狭しと描かれており、
ただ眺めていてもなかなかに飽きません。

ちなみにもっとも投票数を得た、
アトランティック版でのボードウォークに相当する土地は、
カナダの「モントリオール」となっています。
そして同じくパークプレースに相当する土地は
ラトビア共和国の「リガ」となっています。
どちらも美しい町並みが有名な観光地ですね。

これらの「当選」した土地1つ1つには、
それぞれ何百万という膨大な票が投じられています。
どこもその土地を推す大勢の人々の
「思い」がこめられており、
国や地域の分散具合などを見ても、
またわれわれ日本の「東京」が
なんとかランクインしたことからみても、
いかにこの世界はモノポリーに熱狂し、
今回の「選挙戦」にも力を注いでいたかが、
容易にうかがい知れます。
「東京」はその中でよく当選いたしました。

そのような意味では、
現代世界の「勢力図」といってもいいかもしれません
この「ワールドエディション版」、
ぜひお手に取って、じっくり見ていただくことを
お勧めいたします。
昨年のモノポリー日本選手権時は
英語表記のワールド版でしたが、
今年2月には日本語版も出ていて、
英語が苦手な方も大丈夫です。

そんな記念すべきボードを使用して開催された
昨年のモノポリー日本選手権全国大会。
「東京」で一花咲かせ、
「パリ」や「ロンドン」を股にかけ、
「モントリオール」に金字塔を打ち立てる
日本チャンピオンは、いったい誰でしょうか。

次回より、大会のレポートをお送りしたいと思います。
お楽しみに。

(原文:1999年モノポリー日本チャンピオン 宮野徹
 監修:日本モノポリー協会専務理事・
 2000年モノポリー世界チャンピオン 岡田豊)

2009-06-30-TUE

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