モノポリーエッセイ

第16回 喜びと悲しみと

こんにちは。百田です。

まずは、急ぎのお知らせです。
今度の日曜日。
2000年7月2日に
初夏恒例の「モノポリー名人戦」が行われます。
糸井さんも歴代の優勝者に名を連ねる由緒ある大会です。
また、この大会は他の大会にない
すばらしい趣向があるのです。
それが「団体戦」です。
3人のトータル成績でも順位をつけるのです。
勿論、個人でも頑張って
名人位を目指していただくのですが、
だめでも大丈夫、「他力本願」などという
仏教用語を思い出してください。
3人がそこそこの成績をとると、
結構上位に入賞が可能ですよ。
ぜひ、仲のよいお友達同士誘い合ってご参加下さい。
モノポリー大会に出たことがない方にも
デビュー戦としてお薦めです。
勿論、お一人での参加も可能ですのでご心配なく。
詳しくは別項の告知をご覧になって下さい。

では本題です。

帰路に就いた私ですが、
帰りの飛行機でも嬉しいことがありました。
英国航空のスチュワーデスさんが
お祝いに「ワイン」を持ってきて下さったばかりか、
なぜか、コックピットにも招待されました。
想像通り、いや想像以上の計器の数に圧倒されました。
ベーリング海のどこそこを飛んでいる、
というような説明を受けたことを覚えています。
(外を見ても雲の中でピンときませんでしたが)
今思うと本当に貴重な体験でした。
実は、それもこれも糸井さんが
「吹きまくって」くれたおかげだったのですが、、、

羽田に着いた我々を
メーカーの人たちが総出で迎えてくれました。
そして、「箱崎で記者会見の用意ができている」とも
聞かされました。
箱崎に向かう車でも私の興奮は治まるどころか
どんどん高まっていきました。

記者会見場には、平日の午後にもかかわらず、
JAGA(日本ゲーム協会)の
当時会長であった野本浩一さんや
ゲームやパズルのショップとして有名だった
「六本木プレイシングス」の高橋美子さんなど
沢山のかたがお祝いに駆けつけてくれました。
本当に嬉しくて初めて涙が出そうになりました。

カメラの放列と記者団が待ち受ける会場に
糸井さんと一緒に入場しました。
私は興奮と不慣れと未熟さで
「ボキャ貧」ぶりを発揮してしまいますが、
そこをうまく糸井さんがフォローしてくれ
無事会見は終了しました。

その時、一安心の私に「伝言」がはいりました。
「実家に電話せよ」とのことです。
懸念したとおりです。
父親の容態が思わしくないのですぐに来るように、
とのことでした。
私は糸井さんや関係者の方への挨拶もそこそこに
羽田に車を飛ばし、
大阪行きの飛行機に飛び乗ったのでした。

2000-06-27-TUE

BACK
戻る