|
第94号 名前ばなし、言いまつがいなど。
※今回は最近のデリバリー版に掲載された、
「言いまつがい」や「名前ばなし」をはじめとした
盛りあがっているメールを、ご紹介してゆきますね!

・うちの母は
パート先のシフトを手帳にかきこんでいます。
が、なぜか、『イカ』『カス』『イス』の文字‥‥。
イは石井さん、カはカトウさん、スはスズキさんの頭文字で、
3人のシフトをきちんとメモしているのでした。
2人だとろくな組み合わせはないのですが、
3人の出勤日には、『イカス』の文字が。
(s)

・保育園から帰ってきた娘の報告です。
お父さん役をやっていたよっち君は
「ビールを飲み過ぎて朝会社へ行けなくなっている」
という設定になったそうです。
長男役のゆうと君は、一日酔っぱらったお父さんを
おんぶしてお手伝いをする、健気なハマリ役。
お母さん役のちあきちゃんはというと、
「猫の方がなんぼかマシ」
と言いながら、ごはん支度をしていたそうな。
で、娘に「お前は何の役だったの?」と訊くと、「猫」。
そのおままごとを見物していた先生は
台詞が入るたびに悶絶していたそうです。
(IYO)

・我が家の隣には小さな公園があります。
先日、その公園で2人の少年がサッカーをしていました。
私はその光景を、なんとなくぼーっとして、
ずっとベランダから見ていたんですが、その時の会話。
A君「よぉーし!
じゃぁ俺がこの2つのボールを
ドォーン!ドォーン!って蹴るからな!
お前がんばって止めろよ!」
B君「えぇー!
2ついっぺんになんて、そんなの無理だよぉ」
次の瞬間、
A君「そうかぁ? よし分かった!
じゃぁ、パーン!パーン!って蹴るから、止めろよ!」
・・・え?
B君「よし分かった!それならいける!」
・・・どう違うのさ!
その後、A少年は「パーン!パーン!」と言いながら
ボールを蹴っていました。・・・かわいらしい。
(ちょみ)

・私が産まれる時、
両親はなぜか男の子の名前しか考えていなくて、
生まれたのが女の子で焦ったそうです。
しかも、生まれた日の前後は父が出張中で、
なかなか名前が決めれない。そのとき、おじいちゃんが、
「お父さんが佐世保に出張中に産まれた子だから、佐世子!」
と提案して、あやうく「させこ」になるところでした。
結局、「男だったら智士」と決めていた名前を
一字変えて「智子」になったのですが、
もし「させこ」になってたら、
今とは違う人生を歩んでいたと思います。
(智子)

・つい最近になるまで、
マトンというお肉のことを
「馬と豚の合いの子で、そういう動物が存在する」
と本気思っていました。
辞書まで調べて言い張った挙げ句撃沈した自分っていったい‥‥。
ほんとは羊肉のことなんですよね。
(ジョブ)

・小学校6年生の時、
集会委員会というのをやっていました。
朝の全校集会で、
クイズやゲームなどの企画運営をする委員です。
ある朝、集会でクイズをすることになり、
私が司会を任されました。
朝礼台の上に立ち、マイクを持って
「前に〜、なおれ!」
と何の疑いもなく、言葉を発しました。
その直後、全校児童の大爆笑が・・・
「前にならえ!」
「なおれ!」
というのが一緒になってしまっていたのです・・・。
それからしばらくは、クラスのみんなだけでなく、
下級生からも「前になおれの人」と呼ばれました。
今思い出して、また恥ずかしいです。
(りみ)

・うちの両親は、私の妊娠がわかったとき、
水晶の晶をとって『晶子』と名づける予定だったそうです。
しかし、真っ赤な顔で
大泣きして出てきたサルのような私を見て、
「水晶はないな」と思って変更したらしいです。
おいおい、赤ちゃんに宝石の輝きを求めるなよ。
ちなみに、そんな私の名前はなぜか『桃子』になりました。
(ももこ)

・教師時代の思い出です。
中学3年生の担任をしていた時、
英語の授業で「5文型」を教えておりました。
それを、中学2年生までに習った生徒が
どのぐらいあるか知りたくて、私は気がつくと、
「これまでに5文型を習った人がいたら、電話してぇ」
と言ってしまったのです。
すかさず、生徒の一人が
「せんせー、そんなに寂しいなら、
いつでも電話してやるよぉ!」とニタニタ。
手を上げて、って言いたかったのにぃと思っても、すでに遅し。
未だに、その時のニタニタした生徒の顔が目に浮かびます。
(ト)

・柴咲コウさんの話がありましたが、
ボクは最近まで「むらさきコウ」さんだと思ってました。
(えうろぱ)

・そろそろ、私の住む町は高校受験シーズン。
この季節に必ず思い出すエピソードがあります。
高校受験の社会の問題でした。
地図が載っていて、問題には
「この地図の町は、どのような町か答えなさい」と。
試験が終わって、友達と答え合わせ。
「あの社会の地図の問題、なんて書いた?」
「門前町って書いた」
「あれ、港町じゃない?」
「城下町やろ?」
みんな、口々に答えました。
すると、友人の一人が青ざめた顔をしていました。
「どうしたと?」と訊くと、その子は
「私、おだやかな町、って書いた・・・」
・・・穏やかかどうかは、地図見ても分からんって!
と、つっこめないほど一瞬空気が凍りました。
「穏やかな町」と書いた彼女は、
その高校は落ちちゃったんですが、
別の高校に進んで3年後、
無事、国立大学に進学したと聞いたのもあって
今では笑い話ですが、あの時は笑えなかったですねえ。
受験生のみんな、勝負時だよ、ガッツだぜ!!
(みつき)

・母親は、防犯対策についての番組を見て、
「これからは、窓にカギをかけないほうがいいね。
どうせ、カギをかけても盗まれるんだから
カギをかけとかなければ、窓まで壊されずにすむ」
確かにそうなんだけど・・・。
(i)

・35年ほど前、
娘に初恋の人の名をもらうのを
辛うじて思いとどまりました。
息子も、娘も自分達の子に
そのような名前はつけていないようなので、
ホッとしております。
(じ)

・父は元船員で、私が生まれた時、陸にいませんでした。
「男ならコウイチ女ならワカコ」
と聞いていたらしいのですが、母が違う名前をつけました。
妹が生まれた時は陸にて、勝手に
「ワカコ」とつけてしまったそうです。
この名前にどんな思い入れがあるのか、
ときどき話題になりますが、父は教えてくれません。
・・・怪しいです。初恋?
(いさみ)

・自己紹介の時、
「ぼくは長男だけど憲二です」という男の子が。
由来はというと・・・
「お母さんが大恋愛をした
ケニ―(アメリカ人)のことが忘れられないから」
みんな、彼には申し訳ないけど大爆笑。
もちろん、お父さんはそのことを知らないそうです。
クラス中に言っちゃっていいのかよ!
(ゴ)

・実家の母が近所の人から頂きものをしたからと
「ばくだん飯があるわよ」と言いました。
かやくご飯だよ。
(れいん)

・国語の本読みのネタで思い出したけど、
高校の国語の時間、クラスメートが
義兄さんを「よしにいさん」とのたまった。
そんな名前の登場人物なんかいないのに。
眠気もふっとんで爆笑したのを覚えています。
(あ)

・友だちが母親を乗せて
ドライブしていた時のことです。
助手席にいた母親が
ラブホテルの看板をみつけてひと言。
「やあねえ、ホテルふふふ、だって」
‥‥ホテル777(スリーセブン)でした。
(RUN)

・割と体は丈夫な母が、お友達から聞いて来た、
検査の事を得意そうに話していました。
「イモアーライっていう検査でね…」
たぶんMRIだと思います。
(t)

・ドラえもんの歌ですが、息子は、
「みんなみんなみんな、かなえてくれる
『そのうち』ポッケでかなえてくーれーる♪」
と歌っています。えらい気の長い話やな。
(まや)

・私の知人のお母さんは
漫才師・ますだおかだのことを
「おかだますみ」と言います。
(たた)

・お風呂に入っている時、息子が、
「ねぇ、ぐっちゆうぞうっていう象はいるの?」
と真剣に聞いてきた。
(くりん)

・おばあちゃんと一緒に暮らしているのですが、
毎日が「言いまつがい」の日々です。
お昼をどこで食べようかと話していると、
おばあちゃん「デズニー!」
もちろんディズニーランドではありません。
デニーズのことです。
テレビを見ていれば、
おばあちゃん「スナップだ!」
私「違う!スマップだよ!」
おばあちゃん「あースナック!」・・・・。
おばあちゃん「ジャニーズには、ランさんっていう
スナックの後輩がいるらしい」
(※翻訳「ジャニーズには、
嵐というスマップの後輩がいるらしい」)
そんな読み方をするなんて思いませんよね。そして、
おばあちゃん「あや、チャゲハゲがでているよ」
・・・・チャゲ&飛鳥のことでした。
おばあちゃんは、茶毛と禿げのコンビだと思ったらしい・・。
ちなみにおばあちゃんの名誉のために。
おばあちゃんはボケているわけではありません。
一生懸命テレビを見ながら、
タレントさんたちを応援している
おばあちゃんの姿はかわいすぎて、いつまでも
こんなやりとりをしていきたいと思ってしまいます。
(あや)

・私が5歳ぐらいのとき、
おじいちゃんがねたきりになっちゃったんです。
で、そのおじいちゃんの部屋に、
「だすな、ださすな、交通事故」
って書いてあるポスターがあったんですけど、
当時ひらがなしか読めなかった私は、
「おじいちゃんはこの部屋から出ちゃいけないんだぁ・・」
と思ってました・・・。
(みー)

・七五三の日に生まれた私は、
あやうく七五三と書いて「ナオミ」という
名をつけられるところだったそうです。
(みほ)

・母がアメリカへ遊びにきた時のこと。
ラスべガスへ向う道は砂漠、砂漠また砂漠の景色。
いったん車からおりて
腰を伸ばしたり深呼吸タイムを取った時、
母が背伸びしながら言いました。
「大きなスケジュールやなぁ」
「それ、スケールちゃうか?」
関西人はすかさず突っ込みます。
ちなみに母は言いまつがいを指摘されると逆切れします。
「親のさげ足とるもんちゃう!」とか‥‥あげ足や。
(洋子)

・私が小学3〜4年だったころ。
郊外にあるラブホテル群の看板に
「ファミコン完備!」
「レーザーカラオケ無料!」
などとあるのを見て、無邪気な兄は、
「いいなー! ここに泊まりたい!」と…。
両親は明らかに焦っていました。
私はその様子から、「ホテル」の意味を
なーんとなく感じ取ったのでした。
(イバラー)

・私の名前をつける時、
父が当時大好きだった女優さんが
ドラマで演じていた
お手伝いさんの名前をつけようとしたらしく、
私の名前の候補は、産まれる直前まで
「滝子(たきこ)」と言うものでした‥‥。
私の苗字は白田(しらた)。
もし、母が父を止めてくれなかったら
私の名前は「しらたたきこ」で、
あだ名は100%間違い無く「しらたき」でした。
(shina)

・私の相方のお母さんの名前も
ちょっと気の毒な感じのつけられ方です。
彼女は1月7日の七草の日に生まれました。
それで候補に上がったのが
「草子(クサコ)」
それじゃあんまりだ!っていうことで
「フサ子」になったそうです……。
(み)

・私は、はっきりと寝言を言うそうです。
息子がある朝「たつやってだーれ?」と訊くので
はっとしました。
主人の前に付き合っていた人の名前・・・。
私いったい何を喋ってしまったんだろう?
息子に同じ名をつけていれば
焦らなくてもよかったのかも。
(こんこん)

・21歳にして、はじめて私の最初の名前を知りました。
というのは、私が母のおなかの中にいたとき、
「ゆみたろ」と呼ばれてたという話がポロッとでたんです。
母がゆみこで、子どもは男の子だと
思いこんでたから、ゆみたろ。
まだ若い母と父が、はじめてのまだ見ぬわが子に
ゆみたろ、と呼びかけてるのを想像して、
わたしは愛されて生まれてきたんだなぁ、
とうれしくなりました。
(ゆみたろ)

・先日、通っているプールの壁に
「コネタボックス」という張り紙を発見!
一瞬、ものすごく楽しい想像をしました。
もう一度読み返すと「コネクタボックス」。
言いまつがいを愛読している私の見まつがいでした。
(ki)

・友人が私のノートパソコンを見ながら言いました。
「普通のパソコンって、ほら、
ああいうのがついているでしょ?
あの、モルモット・・・」
マウスだよー。
(まぁ猫)

・母はとにかくストレートな名前をつけます。
うちの猫たちも、ピーピー鳴いてたからピーちゃん、
からだが大きいからでっかいちゃん、
他のコと似てるからもどきちゃん、
顔がかわいくないからぶさいくちゃん・・・。
ストレートすぎます!
実は私のことも五月生まれだから
「さつき」にするつもりだったようです。
(S)

・うちは曽祖父、祖父、父、弟と
代々名前に「久」がついています。
曽祖父と祖父は義理の親子で偶然なので強引ですが、
とりあえずこれで4代目なのです。
弟が物心ついたころにそれを知ったある日、
テーマパークに家族で出かけて、
子どもの名札の落し物を拾いました。
それに「知久」と書いてあるのを見て、
「ぼくの子どもには知久とつける!」
と言い出して、それから長い間、その話になると、
「子供は知久だ!」と本気で話していました。
その弟に、今年の6月、子どもが生まれます。
まだ男の子か女の子かは知らないのですが、
男の子だった場合、本当に
「知久」とつけるのかが気になります。
もしつけたとして、子どもに名前の由来を尋ねられたら
ちゃんと答えるのでしょうか。
「拾った名札に知久って書いてあったから」
子どもからしたらちょっとショックなのではと思います…。
(匿名のかた)

・名前の由来で、昔の恋人の名前を
子どもにつけるお父さんの話を読んで、
「ふ〜ん、よくそんなことできるよなぁ」
なんて笑いながら読ませていただいていました。
でも、439号の、ケニーさんを愛したお母さんが
息子さんに憲二さんとつけた話を読んで、
「げっ、私も同類じゃん」とわかってしまいました。
私は19歳の頃、エリックという名前の人と付きあっていました。
そのときに、もし自分に娘が生まれたら、
Ericにaを足してEricaと名づけようと決めたのです。
でも、彼とは結婚する気なんて全くありませんでした。
単に、日本語でも英語でも通用する名前だから、
「これは行ける」と思ったまでのことです。
彼と付き合う前にも後にも、子どもの名前を
その人の名前にちなんで付けたらと、
いつも男の人とお付きあいするたびに考えていましたが、
今まで、これほど良い名前は見つからなかったので、
それから十数年経って、
結婚した相手の子供を妊娠したときには、
絶対女の子を授かりますようにと、祈ったほどでした。
結果は女の子で、主人は全然違う名前を付けたがったのですが、
この名前であれば、世界中で正しい発音で
娘の名前を呼んでくれると私は言い張って、
娘の名前はえりかと付けました。
主人や娘はその由来を知りません。
当の私も、殆ど忘れていました。
だから、昔の恋人と同じ名前を付けるお父さんも、
もしかしたら、その女性にはもう大した思い入れも無いけれど、
単にその名前の響きが好きとか、簡単な理由で
お子さんを名づけているのではないかなと、
身近に感じてしまいました。
(えりか母)

・東京在住ですが、大阪出身の母。
どうみてもスローテンポなのに、
本人はコテコテの大阪人のつもりです。
「今は忘れてるけど、ほんとはお母さん
ダウンタウンのまっちゃんくらいつっこめるもん!」
娘二人で「(つっこみ・・・?ぼけ・・・?)」と・・。
(ねぎぼうず)

・パソコンのキーボードで
内幸町(うちさいわいちょう)と打とうとして、
いつも必ず「うちわいわいちょう」と打ってしまい、
つい楽しくなってしまう私です。
(とと)
|