|
第92号 メールマガジンについてくる特典。
みなさん、こんにちは。
「ほぼ日」は、いろいろな人が、
いろいろな境遇で読んでくださっているので、
「デリバリー版ってのには、登録していないんだよな」
「そもそも『ほぼ日デリバリー版』って、何ですか?」
そういう方も、結構いらっしゃるのではないでしょうか。
きょうは、そんな方々のために、
「デリバリー版って、こういうもので、
たぶん、取ったほうがおもしろいですよ」
みたいなことを、静かにお伝えしたいと思います。
「ほぼ日デリバリー版」とは、
「ほぼ日」から、だいたい2日に1度の割合で
お届けしている、無料のメールマガジンです。
だいたい、量は、300行ぐらいでして、
ネットのほうの「ほぼ日」とは違うオリジナル特集が、
毎回、ついてきています。
「言いまつがい」や「なごみとホロリ」なんていうのも、
もとは、デリバリー版内の企画だった……というように、
「ほぼ日」がいまいちばんハマッていることを、
いちはやく、読んでたのしむことができるんですよ。
そして、そのオリジナル特集よりも
更に目玉なのが、毎日の「今日のダーリン」です。
「今日のダーリン」は、もう4年半以上、
毎日続いているのですが、アーカイブには残りません。
「いつか無くなるものを求めちゃいかんのだよ。
無くなるものは、求めるためではなく、
そいつで遊ぶために、この世にあるんだからな」
(セフティ・マッチの金の言葉より)
基本的には、そういうことなんです。
ただ……
この「デリバリー版」に登録していただくと、
実はその「今日のダーリン」が、メールでもれなく届く!
つまり、保存が可能なんです。
たまたま「ほぼ日」が見られない時にも、
あなたのもとに、メールは、いつも到着しています。
「今日のダーリン」の保存の為にデリバリー版に登録して、
それをきっかけに、いろいろ投稿するようになった、
なんて人も、ひとりふたりではないですよね。
しかも、その「今日のダーリン」に対して、
毎回、darlingによるひとことコメントがつきますから、
これもたのしめて、すっごくおトクな気持ちになるんです。
今回のこのコーナーでは、
その、「ほぼ日デリバリー版」オリジナルの
darlingコメントを、いくつか、お届けしますね。
試しに、読んでみてくださいませ。
★マークが、デリバリー版用のコメントです。
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

「テレビの視聴率1%が100万人と言われているのなら、
『ほぼ日』だって、テレビの視聴率1%くらいの人には、
読んで欲しいという気持ちもあります。
アクセス数を増やすことを自己目的化しない、
というのは、スタート時からのぼくらの戒めですが、
を読んでよかったと思ってくれている方、
どうぞ、その『よかった』を
お知り合いに、シェアしてください」
という内容の「今日のダーリン」のあとで……。
★darling:
長々と書いちゃって、ごめんなさいね。
でもねー、テレビの視聴率って、
1%以下は※印っていって、「計測不能」なんですよ。
「ほぼ日」も、つまり、計測不能っていうことでしょ。
そんなの、いやなんだよねぇ。
こんなにいっぱい熱心に読んでくれてる人が、
「計測不能」ってあつかいになっちゃうなんてねぇ。
だから、視聴率1%と言われる100万人が、
目標なんですよ。

「中華のおいしい店の奥さんから、
"主人は、何度も何度も『調理場という戦場』を
読んでいるんですよ。ほんとに、何度も"
と言われてうれしかったなぁ。
こういうおいしい店のご主人が、あの本を読んでる」
という内容の「今日のダーリン」に対して……。
★darling:
本をつくるよろこびって、あるよねぇ。
「ほぼ日」を毎日出していることもいいんだけれど、
本っていうかたちで出すことのよさも、あるんですよ。
たぶん、出したくて仕方ない本を出す、
というのが大事なポイントなんだろうと思います。
おそらくですが、この次は、
マクロでミクロな、稀有壮大でただのおじさん、
永田照喜治さんのすべてがわかる本を
つくりたいと考えております。
ふんどしを締め直さないとできないんすけど。

「参加したイベントの裏方をやってる親方が
フランス人の陽気なおっさんで、
彼が、誰よりも先に息を切らせてまで舞台を走ったり、
たのしむぞ、たのしませるぞという気合いが、
身体ぜんぶに満ち満ちているわけよ。
あの信念みたいなものが、あの場の空気を決めていた。
ほんとにお祭りとしてのたのしさを
あの場につくれたのは、
あの親方のおかげなんだろうなと
家に帰ってからしみじみ思ったわけでした。
陽気とか元気ってのは、やっぱり、いいもんだ」
という内容の「今日のダーリン」に対して……。
★darling:
あのフランス人のおじさん、
あの日、参加した人からの報告によると、
ひっきりなしに大活躍していたらしいねー。
たいしたもんだわ。
そういうことについても、体力が大事だよね。
このごろ、「無事」とか「体力」とか、
そういう基本中の基本みたいなことが、
すっごく大きなことだと、しみじみ思うんだよねー。

「おおっと、またひとつ年を取ってしまった。
なんとかなるもんだなぁ。
大人やりはじめてから、
もうずいぶん時間が経ったけれど、
それなりに、ほんとになんとかなってきたもんだ。
人が努力してやってできることは、
それなりにいっぱいあるけれど、
いくらがんばってもできないことも、たくさんある。
こうしてまた誕生日を迎えられて、
うれしいことだと思っております。
ほとんどは、がんばって努力したことでなく、
なんとかなってきたことばかりでしたけどね。
この長いような短いような時間の、大きな一部分を、
ほぼ日刊イトイ新聞と過ごしてきているということ、
読んでくれる人たちがあってこそのことです。
なんか、あたりまえのことしか言えませんが、
つきあってくださって、ありがとうございます」
という、誕生日の「今日のダーリン」に対して……。
★darling:
『無事、是、名馬なり』という言葉、
しみじみわかる人と、「そんなぁ」という人と、
どれくらいの割合でいるのだろうか。
たぶん、ぼく自身は、何年か前までは
「そりゃ、言葉だけだろ」と思っていた。
しかーーし、いまじゃ、
『無事、是、名馬なり』ものすごくよくわかる。

「ぼくは原監督のセリフを思い出すのだ。
『松井は、ぼくのようなものが
想像できない領域にある選手だから』
と、なにかのインタビューの時に言ったのだ。
その『域』についての感覚って
大事だっていう気がするんだ。
松井のいま現在の試合を観て、あれこれ言うのは、
きっとすっごく『違う』んだと思うんだよ。
『わからない!』と思ったほうがいいよ、松井のことは」
という内容の「今日のダーリン」に対して……。
★darling:
プロフェッショナルなスポーツをやっている
選手たちっていうのは、ぼくらには
想像もつかないようなことをやってるんですよねぇ。
言葉になっているかどうかは別として、
最高の水準までいっている人たちの世界ってのは、
客席からは想像しきれないようなところがあるんです。
ぼくは、かつて「あの人たちがスゴイ」ということを
心から理解するために、いろいろ知りたい、
と、言っていました。
それは、他のプロの分野についても同じ気持ちです。

「ぼくのほうの予定としては、明日は、長崎に行きます。
永田照喜治さんの運命を変えたという土地で、
永田先生にインタビューをします。
ここからスタートして、『海馬』に負けないような
『日本の農業』をテーマにした本をつくっていこう、
というプランです。おたのしみにね!」
という内容の「今日のダーリン」に対して……。
★darling:
永田先生の本は、おもしろくなると思うよーっ。
同行していた木村くんもコーフンしてましたし。
「いまは、こういうことやっていても、
命を狙われるようなことがないからいいですよ」
....って、昔は命を狙われたらしいです。
世の中の既得権を壊すようなことだからなぁ。
ぼくは死にましぇーん。

「朝、コーヒーを買いに行った店の前で、
20代なかばくらいの若いおとうさんが、
ふたりのこどもを連れているのを見かけた。
こども、おっきいほうが5歳くらいかなぁ。
20歳くらいのときに生まれたこどもなんだな、と思った。
若いときにこどもを持つと苦労するよ、とか、
逆に、年をとってからのこどもなんて大変だよ、とか、
世の中の人はおせっかいなことを言うものだけれど、
そんなこた、本人が考えりゃいいことだ。
それは、結婚の適齢期ってやつにしても同じだし、
入学にしても就職にしても、ほんとは同じだと思う。
それぞれの事情に合わせて決まるものだ。
若いおとうさん、苦労もあるかもしれないけれど、
たのしみだって、いっぱいあるよなぁと思って、
ぼくはちょっとうれしい気持ちで、すれちがった」
という内容の、「今日のダーリン」に対して……。
★darling:
木曜日は、事務所で、深夜に「娘の父」の
微妙な態度について話していた。
ボーイフレンドに対して冷たくするとか、
結婚式には出ないと駄々をこねるとか。
あたしは、もうとっくに態度を決めています。
「結婚式で、号泣する」こういう方針です。
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
こんな感じの「今日のダーリンへのコメント」が、
毎号2つずつ、もれなく入ってくるのが、
「ほぼ日デリバリー版」なんですよ。
どうぞ、気軽に登録して、たのしんでみてくださいね!!!
|