ほぼ日・デリバリー版。

第78回 言いまつがいの更なる逆襲・その1。


※今週は、いまもどんどん届きつづけている
 「言いまつがい」ネタを、まとめてお届け!





・専門学校の時のはなし。
 ひとつ下の後輩に高校生のときはチーマ−だったという、
 いかつい男の子がいました。
 ある時、彼が自分の家の見取り図を
 紙に書いて説明してたのですが、
 自分の部屋のところに「オレのヘア」と書いていました。
 とっても仲良くなりました。
 (万)



・ゾッキー(暴走族)OBで
 ガテン系職に就いていた先輩に街でバッタリ出会い、
 「お前ら元気か?飯おごってやるよ」
 と言われ、中華らーめん屋に行きました。
 気合の入った先輩は私達3人に
 「オウ、お前ら好きなの食えよ!遠慮すんなヨ」
 とニコやかに言い放ち
 「おばさん、俺、うみやきそばのじょう!」
 と豪快に言いました。
 先輩はマジに「上海焼ソバ」を注文したようでした‥‥。
 (た)



・初めてのお産のあと、姑が
 「三つ子のたましい三つまでだからね」
 と何度も強く言いました‥‥。
 (iyo)



・ちょっと前、
 「飼えなくなったペット引き取ります」
 と書かれたペットショップがあり、入ってみました。
 隅に一匹いる大きなカメ。店員さんに
 「あのカメ売ってないんですか」と聞くと、
 「見てみればわかります」
 よく見ると、そのカメの甲羅には、
 「サヨナラ亀吉 梶本一家より」と書かれていました。
 ‥‥そんなカメ引きとるなよ!
 (ゆん)



・大正8年生まれの父は、なぜか最近まで、
 「ジャニーズ」を犬と間違えていたそうです。
 (ひろこ)



・しゃれた雑貨店のポスターに
 「ただいま全品10割〜20割OFF!」
 ‥‥大丈夫なの?
 (たたたんたん)



・北島三郎の名曲「函館の女」の
 「後は追うなと言いながら」を
 「あとは『女‥‥』と言いながら」
 だとずっと思いこんでいて、
 人前でこの歌を歌う人は、豪快な人だと思ってた。
 (た)



・娘が小3の頃、
 友達との交換日記を広げっぱなしにしてあるのを
 たまたまチラッと見たら、「私の秘密」の欄に
 「うちの母はちょっとデブ」と書いてありました‥‥。
 (た)



・父より10歳若い母は、
 大事にされているせいか、かなり威張っています。
 あるとき、父と私が「まるで女王様だね」と話をしていると
 「なーにが、お嬢様よ!」と憤慨していました‥‥。
 (ま)



・書道教室で親しいおばさまと話していたときのこと。
 私がハワイに行く話をしたら、おばさまが
 「なっちゃんはどんな水着を着るの?トップレスかしら?」
 と真面目な顔しておっしゃいました‥‥。
 おばさまがイメージしてたのはビキニだったようです。
 (なとぅみ)



・先日の夜、駅前を歩いていたときのこと。
 これから巡回警備するらしい6〜7人のおまわりさんと
 駅を降りるエスカレーターが一緒になりました。
 周りを黒ずくめの警官に囲まれて
 私はちょっとどぎまぎしていたのですが、
 そのとき、私の後ろにいた高校生たちは
 「なんかおれら警備されちゃって、アコムって感じ?」
 「ほんと、アコムって感じ!」と盛り上がってました。
 ‥‥セコムって感じだと思う。
 (き)



・私は、麻薬や覚醒剤の密輸が摘発されたときに言われる
 「マッタン価格にして数億円」を、20代なかばまで、
 「マッタン」という都市で売った時の金額だと思いこんでいました。
 香港、マカオみたいな‥‥。
 いつも、どこにあるんだろう?と思ってたんです。
 (miyua)



・祖母(85歳)はバターロールをバタボールと言います。
 関係ないけど、祖母は自分の都合が悪くなると、
 いつも「あんたも所帯を持ったらわかる」と言います。
 (くりぼ)



・二歳の娘は、カメラで写真を撮る真似をして
 「ハイぴーず」と言います。
 (h)



・野球の下位打線、
 私は「快打線」だと思っていました。
 「心地よいほど打つ打線」
 つまり3番から5番くらいの
 よく打つ人たちのことだと思っていました。
 そしていつも、野球中継を見ると、
 「快打線はもうちょっとあとじゃないかなあ〜」
 などと思ってたんです。
 (匿名希望)



・私も下位打線を「怪打線」だと思い込んでいた一人です。
 でも私の場合は
 「打てるかどうか怪しいバッターたち」ではなく、
 「怪獣みたいに強いバッターたち」だと思っていたので、
 「あぁ〜下位打線スタートですねぇ」という実況の声を聞くたび、
 「よーし、チャンスだね!」と意味不明な応援をしていました。
 この間違いに気付いたのはついこないだ。三十路手前でした。
 (ぎぃ)



・中国人のお客さまからいただいた烏龍茶の箱には、
 「回味が限りちい」と書いてありました。
 意味不明ながら、お茶のキャッチフレーズとしては
 ぴったりのような‥‥?
 (ちゃ)



・うちのおばあちゃんは
 ちょっと洋式のかばんのことは
 なんでもハンドロバックと言っていました。
 (とも)



・私は大抵パンツスタイルで、スカートはめったにはきません。
 でもある日、何となく気分で会社にはいて行ったところ、
 付き合っている彼がとっても喜んでくれたのです。
 そして目をクリクリさせながら、こっそりメモを渡してきました。
 「スカートよく似合うね。超超かっこいいよー!」
 でも、よく見ると
 「越越かっこいいよー」
 ‥‥字をまちがえるほど喜んでくれた彼のために、
 これからはもっとスカートをはこうと思いました。
 (カナリーノ)



・映画館でバイトしていた頃、
 上映中にトイレに行きたくなった子どもを連れて
 ダッシュしてきたお父さんが再入場の際に言った一言。
 「バイアグラ見てたんだけど、入っていい?」
 ‥‥ディズニーにそのタイトルはないよ!
 『バグズライフ』です。
 もう一つおまけなのですが、水曜日の
 レディースデイに来た奥様が、開場を待ちきれず、
 「セックス・センスまだなの?」
 ‥‥とても気まずい空気がその場に流れました。
 (ヨ)



・いとこは、駅の階段のおり口を
 「おりろ」と読んでいました。
 (えうろぱ)



・高校の英語の授業で
 アポロの月面着陸の話を読んでいた時のこと。
 友人が「Captain Armstrong」のことを
 「そのとき、腕っぷしの強い船長が‥‥」
 と訳していました。
 (わ)



・テレビなどで
 「この商売、脱サラで始めまして」
 と話している人を見るたび、
 「なんで、脱サラ金ってことを
  こんなに堂々と話せるんだろう」
 といつも不思議に思っていました。
 (や)



・10年くらい前に買ったビデオ
 『ティファニーで朝食を』のパッケージの裏に、
 「衣装:ヒューバート・デ・ギブンチー」
 と印刷されてました。
 Hubert de Givenchyを、ユベール・ド・ジヴァンシイと
 たとえ読めなくても、あまりにも有名だしさぁ‥‥。
 とくに‥‥「ギブンチー」って!
 (n)



・息子が小学1年の時、算数のテストで答えていました。
 問:ぞうさんはなんばんめですか?
 (どうぶつ達が一列に並んだ絵が書かれています)
 答:〔ぞう〕ばんめ
 ‥‥それってどうなの?
 (ま)



・友達4人でドライブしていた時。
 運転していた友達が、
 「どっちに行けばいいの?」
 と道をたずねたら、後ろに座っていた友達が、
 「右斜め左!」と‥‥それ、どっち?
 (ろん)



・元同僚はカルチャースクールなどで
 「4月生、10月生募集」とあるのを
 4月生まれと10月生まれの人しか
 行けないんだと思っていたそうです。
 (グ)



・私がまだカタカナを習いたてのころ、
 母とバスを待っていた私が、
 ワンマンバスを「クソマンバス」と読みあげ、
 母はかなり恥ずかしかったと語っておりました‥‥。
 (りーぷ)



・学生の頃、バイト先に
 ゴツめの腕時計をして行ったときのこと。
 社員の人に「その時計男物じゃないの?」と言われ、
 「違います、独り者ですっ!」と言ってしまいました‥‥。
 (き)



・中学の社会(世界地理)の時間、
 先生が黒板に「メキシコシチー」と書いたとたん、
 教室中に、ざわめきが起きました。
 メキシコシティーでは‥‥という空気を察した先生は、
 「だって、ここにもこう書いてあるぞ!」
 そのでっかい世界地図には、確かに
 「メキシコシチー」と書かれてありました。
 (か)



・私の友達は、
 灯油やガソリンを運んでいる車についている
 「危」という黒地に黄文字の看板を見ると、いつも、
 「あ、『あぶ』の車だ」と言います。
 (maruko)



・私の友人が久しぶりに実家に帰り、
 御両親と彼女の家族三人での水入らずの時に
 お父さんが一言、
 「やっぱり親子のマスターベーションは大事だなぁ」
 ‥‥コミュニケーションと言いたかったのでしょうが、
 お父さんが自身が気付いてないので
 あえて指摘しなかったそうです。
 「そんな言葉自体知らないふりをしちゃった!」
 友人は、そう笑って言ってました。
 (な)



・うちの叔母は、カトリック系女子高に通う娘を
 「キリシチャンの学校行ってんねん」と言います。
 キリシタンとクリスチャンがミックス‥‥?
 (ちぃ)



・高校の時、一口メモを
 「ん〜ろめも」って言うのが流行りました。
 みんなの年賀状には「一口メモ」が必ず書いてあった。
 (やす)



・社内報の編集会議にて。
 特派員と呼ばれる各部署の原稿担当者たちを前に、
 司会役の先輩が注意書きを読み上げていた。
 「編集会議は、よめ、
  日程表をお渡ししますので、欠席のないように」
 ‥‥「予め(あらかじめ)」だよ!
 (まー)



・母と私の会話です。
 「えっと、あの映画見た?
  ほれ、あれ‥‥ガードマン!」
 「もしかしてボディガードのこと?」
 「せやせや、ボデエガード!」
 なんか違うんだけど‥‥。
 (匿名希望)



・うちの息子の曾祖母にあたる人は、
 お小遣いをくれる度に、
 のし袋に「お小便」と書いてくれます。
 (匿名の方)



・こないだのテストの問題用紙で、
 「空欄に適語を入れなさい」になるはずのところが
 「空欄に適語を入れい」になっていました‥‥戦国時代?
 (ナツヲ)



・友だちの彼氏は
 「待って、そこ、ミギオレ禁止だよ!」
 と言いました。
 (とも)



・ウチの職場に出入りしているお弁当やさんの
 昨日の献立表にこんなメニューが記されていました。
 「開きアジヅライ」
 ‥‥アジフライなんだと思いますが、
 そりゃ、アジだって開かれて揚げられりゃぁ
 そうとう、ツラいでしょうねぇ。
 (りえりえ)



・仕事のメールを打っていた時、
 メールを、と打とうとして、なぜか、
 「メーテルを」と打っていました‥‥鉄郎かよ!
 (ひとみ)



・官製ハガキは「完成ハガキ」だと
 30代なかばまで思ってました‥‥。
 文面を書いてすぐ出せるように完成されてるので。
 (のび)

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メールの表題に「ほぼ日デリバリー版」と書いて
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2003-01-13-MON

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