ほぼ日・デリバリー版。

第49号 ナゾ療法・その4。


こんにちは!

今回は、
「ナゾ療法を試してみたかったけれども、
 高熱のなか、まわりにネギがなかった!」
などのせつないメールもふくめて、
やはりさまざまな療法を、長めに紹介しますね!

では、さっそくどうぞー。







・死んだおばあちゃんは大変オシャレさんで、
 どうやら、ムダ毛を気にしていたんですね。
 若いおじょうさんだった時のおばあちゃんは、
 ある日、やってきた薬売りから、
 「これをぬれば一発でワキ毛がなくなる」
 という軟膏を買って、こっそりと塗ったそうです。
 その後3日ばかり高熱が出て、
 たいへんな状態になったそうですが、
 おばあちゃんはムダ毛のなくなる軟膏が
 原因とは言えず、ナゾの高熱で家族は大騒ぎに‥‥。
 しかし、その後は一本も生えてこなかったそうですよ。
 でも、わたしはノースリーブの季節になるたびに、
 「熱が出てもいい! その軟膏ほしいよ〜!!」
 と思ってしまうのです。
 (ピノコ)



・うちの母は、賞味期限が1ヶ月半過ぎた
 牛乳を間違えて飲んだ時も、「念のために」と
 正露丸を2粒飲んだだけで、腹痛すらなかった‥‥。
 (かつの)



・おじいちゃんは陸軍の兵隊でした。
 引きあげてきてから職人の腕を磨き、
 電設工事の会社を興しました。
 ある年のお盆、電気ミキサーをお膳にのせて、
 卵と牛乳でミルクセーキを作ってくれました。
 飽食なわたしたち孫は戸惑いましたが、
 でも、おじいちゃんをがっかりさせたくないので、
 卵くさくて美味しくないミルクセーキを無理に飲みこんで
 「お、おいしいよ‥‥」言うのがやっと。
 でも、食糧難を生きてきたおじいちゃんにとっての
 卵と牛乳の意味を、何となく感じ取っていました。
 「滋養に効く」という愛。
 (に)



・高校生の頃、学校で生理痛がひどくなり、
 保健室の先生に訴えると、正露丸を3つくれました。
 「‥‥え!」と思いましたが素直に飲みました。
 だってその保健の先生は、私の学校の大先輩で
 とっても尊敬する人でしたから‥‥。
 ベルリンオリンピックで金メダルをとった
 兵藤(前畑)秀子さんです。
 生き生きとして元気でとてもステキだったんですよ。
 (さぶ)



・これは『療法』でもなんでもないのですが‥‥。
 小さいころは普通に心配してくれいた母も、
 ある一定の年齢に達した後は、私が体調不良を訴えると
 「外、走っておいで!」と即答します。
 別に体育会系の母ではないのですが、
 お腹が痛いと言っても、頭が痛いと言ってもとりあえず
 「外、走っておいで。すぐ直るわ!」と言います。
 まだ試したことがないので、効くかどうかはわかりません。
 でも、なぜ走らせようとするのか‥‥。
 (m)



・昔、ばあちゃんがこめかみに
 自家製の梅干を貼り付けていた。頭痛に効くのだそうだ。
 ばあちゃんが亡くなって十数年が経って
 一人暮らしをしていた時、
 高熱が続き、頭がガンガンする大風邪をひいた。
 当時の下宿の近所には医者はなく、友人も帰省中、
 下宿には電話もないという最悪の状況だった。
 朦朧としたアタマに突然、
 「ばあちゃんの梅干貼り」がひらめいた。
 ワラにもすがるおもいで、実家から送ってきた梅干を
 こめかみにつけてから眠ると、
 翌朝には頭痛がすっかり治っていた。
 思わず、西の方を向き「ばあちゃん、ありがとう!」と。
 しかし、今にして思えば、それは本当に梅干の力なのか、
 自分の治癒力のせいなのか微妙な所なんですけどね。
 (U)



・そういえば、おばあちゃんはいつもスイカを食べた後
 「化粧水の代わりや」と、その皮で丁寧に顔を拭いていました。
 私も小さい時に喜んでマネしてやってたんですが
 大きくなってからいろんな人にこの話をしても
 誰一人として「そんなん聞いたことがない」と言われます。
 ずっと、おばあちゃんの知恵袋と思っていたのに
 ホントはおばあちゃんの勝手な思い付きだったのかなぁ。
 (もえこ)



・風邪を引きました。起きていられません。
 あいにくダンナは今日に限って夜勤仕事。
 小2のコドモに何とか朝食食べさせて出した後はダウンです。
 あの子が帰ってくるまでに何とかしたい。
 でも、もう起きて医者に行く気力もありません。
 ・・・・・・困った・・・・・・。
 ボケた頭で、一生懸命「ナゾ療法」を思い出してみました。
 喉の痛みには・・・ネギだ!ネギを首に巻くんだ!
 焼くか刻むか・・だった!
 ・・・・・嗚呼無情!
 ネギは買いに行かないと、ないじゃないの!
 熱は・・・・冷やしまくるんだっけ?
 ああでも!
 「37度そこらじゃ病気って認めてくれない」
 という国の話だわ!
 他に何かなかったかしら・・・おまじないは?
 そう、なんかおまじないがあったはず!
 どんな病気も治すっておまじないがあったはず?!
 ・・・・・だれかPC開いて調べて頂戴・・・・もう、だめ。
 結局は睡眠+水分補給という、芸のない対策でしのぎました。
 当然、コドモの帰宅に回復は間に合いませんでした。
 ただぼんやりと眺めていてはいけないなあと、つくづく思います。
 今度・・・症状別にまとめてくれませんか?
 (まわちこ)



・風邪の引き始めにはビタミンCを過剰にとる。
 3000ミリグラムから6000ミリグラムくらい。
 そうすると、次の日には治ってます。
 引き始めのやばいなーって時に行うのがミソ。
 いつのまにか思いついて、実行するようになり
 役に立っている療法です。
 (みけ)



・祖父が教えてくれたおまじないです。
 瓶のフタなどが固くて開かないことがありますよね。
 そういう時に
 「鼻のアブラを、ちょとつけて〜」
 と唱えながら、人差し指で鼻のアブラを
 つける真似をすると、すっと開きます。
 これって、けっこう有名ですよね?
 (おりべ)



・ナゾ療法で、「治療に役立つむかで」の話題が
 いくつか紹介されていましたが、
 むかでを退治するなら、つば(唾液)が効くんですよ。
 祖母に教わったんですけど、唾液をかけられた
 むかでは、ぴたっと動かなくなります。
 たぶん、死んじゃうんだと思います。
 初めて知ったときは二十歳くらいだったのですが、
 人間が、腕力とか道具とかでなく、
 虫を殺せる「毒」をもっているということに
 衝撃を受けました。
 ただ、いざむかでが出たとしても、動いているむかでに
 ぺっぺっとつばをはいて命中させるのはなかなか難しいです。
 さすがに祖母は命中率が高いです。
 火箸で取り押さえるなどして、試してみてください。
 (さときち)



・この週末めでたく風邪を引きました。やったぜ!
 「ナゾ療法」、デリバリー版で読むたび
 試したくて試したくてウズウズしておりましたので
 これ幸いと、
 「沸騰させたコーラ」「尻穴にネギ」「枕の下にキャベツ」
 を試しています。
 コーラ、なんかすごく甘濃かったです。
 キャベツは気持ちしんなりしてきたでしょうか。
 キャベツよりも、キャベツの下にしいた
 コンビニの袋の音が気になります。
 ネギはただいま、尻ではさみ中です‥‥。
 なぜだか、モジモジしてしまいます。
 一人暮らしで風邪ひくと心細くてイヤなんですが、
 今日は一人暮らしで良かったなぁ、と心底思いました。
 (すえ吉)



・私と娘がそろって風邪を引きました。
 ふたりとも、揃って38度。ひぃぃぃ〜!!
 娘はまだ一歳なので、
 風邪だろうと私がお世話しなくてはならないのです。
 最終兵器として「ナゾ療法」実践!!
 アメリカetc・・・などの
 「発熱したら体を冷やせ」というのにあやかって、
 藁にもすがる思いでTシャツ一枚になり、
 30分程、外に出て自転車を漕いでみました。
 最初はゾクゾクしすぎてニントモカントモだったのですが、
 「この冷たい風が余計な体温を吸い取ってくれるんだ!!」
 と思うように頑張っていたら
 不思議と体が程よい涼しさになり何とも快感でした。
 そして見事全快!!
 病は気からなら、治るのも気からなんだなぁ、と思いました。
 ‥‥でも娘にナゾ療法を試す勇気はありませんでした。
 (匿名のかた)



・私の実践している風邪を引かない方法をお知らせします。
 風邪を引きそうになると、
 必ずといってもいいほど、あくびがしたくなります。
 このときに、息を吸ってはいけません。
 体が弱っている(疲れている)ので、
 風邪ウィルスを吸い込んでしまうと
 一挙に風邪の症状になるのです。
 あくびが出たときは、口はあけても良いけれど、
 必ず息をとめていることです。
 私は、これでかなりの確率で風邪にかかりません。
 ただ、困ったことには、この方法、
 我が家の相方に、まったく信じてもらえないんです。
 彼女はよく風邪を引きますが、私が風邪を引かないのは、
 単に体が丈夫なだけだと思われているのです。
 そんなことはありません。
 是非、これを実践した人からの
 驚異の予防結果報告をたくさん受けたいものです‥‥。
 (北海道小樽市・穀)



・子どものころ、目にごみが入ると、
 母は舌でべろりと眼球をなめてごみを取ってくれました。
 医者にはおこられそうな療法ですが、
 おかげさまで46歳の今でも1.0の視力です。
 天国のお母さんありがとう
 (あや)



・我が家にも、台所の床下収納の中に、
 一升瓶に入ったまむしの焼酎が常備してあります。
 梅酒などの普通の果実酒は、むき出しの一升瓶なのですが、
 まむし酒だけは、まむしが見えると不気味なので
 しっかり新聞紙で包んであります。
 残り少なくなってビンをかたむけ過ぎると
 新聞紙を巻いていない口のところから、
 まむしの頭が覗いていて
 ぎゃ〜と叫ぶことになるので注意が必要です。
 この焼酎の効能は、万能で、カゼをひいて
 のどがゼーゼー言うときなど、
 小さいお猪口一杯飲むと、次の日は、元気になります。
 喘息気味だった妹の必需品でした。
 嫁に行く時も小瓶に分けて、大事に持って行きました。
 ある日、だんなに、見つかって
 「このビンなに?」と聞かれた妹は、何気なく
 「まむしの焼酎」と答えたら、彼は、ぎゃ!と言って、
 1mぐらい後ずさったそうです。
 今でも家の近所では、(特に年寄りのいる家)当たり前に、
 常備してある物なんですけれどもね。
 親戚の叔父が畑仕事の合間に近くの山でまむしを捕まえると、
 作ってくれたのですが、その叔父も、数年前に死んでしまい、
 今では、貴重なものに成ってしまいました。
 その叔父の家には、今でも棚にずらっと、
 ヘビイチゴの焼酎、カラス瓜の焼酎漬け、
 マタタビ酒とか並んでいて、虫にさされたとか、火傷したとか、
 誰かが、伯母に言うと「それならこれが効く」と
 その中から色々出してきてくれますが、
 アルコールに弱い私は、においを嗅いだだけで、
 二日酔いになりそうです。
 (ひろみ)



・『マムシ酒』のメールを読んで懐かしくなりました。
 私の田舎(京都府・丹後地方)でも、
 マムシは民間療法によく利用されていました。
 うちにも一升瓶の底にとぐろをまいたマムシが鎮座する
 『マムシの焼酎づけ』がありました。濃い琥珀色です。
 たんぼなんかで捕獲されると、しばらくは水を少し入れた
 一升瓶で生活させて、お腹を空っぽにさせていたような・・・。
 ガラス越しなら猛毒のマムシも平気でしたね〜。
 本当に万能薬で、虫刺されや切り傷・擦り傷、
 はたまた歯槽膿漏まで!においは強烈ですが、
 よくキクので何かあると、すかさず『マムシ』でした!
 でも、ほかの家にも常備されていたかどうかは知りません。
 (ship)



・突然夜間に、鼻血を吹いたときに、
 ドイツ人の彼は、大急ぎで濡れ布巾に
 お酢を染ませて、私の首のうしろに当て、上を向かせました。
 あたりは酸っぱい匂いでいっぱい。
 効いたかどうか、よくわかりませんが、鼻血は止まりました。
 アロマ効果なのかな?ドイツでは一般的な療法だと彼は言っていて、
 彼が鼻血を出した時は、私が布巾を作りました。
 (ノッチ)



・メキシコに住んでいた頃の話です。
 メキシコシティは基本的に乾燥していて、
 日が当たっていない所はかなり寒いんですよ。
 特に冬の朝晩はかなりの冷え込み。
 職場も日が当たらなくて歯がふるえるほどだったのですが、
 電気ストーブを入れると、年配の人におこられるんですよ。
 「リュウマチになる」って‥‥。
 なんでも寒暖の差が激しいとリュウマチになるそうで、
 部屋があたたかくても、
 うちに帰る時に外に出るんでまた冷える。
 ‥‥で「リュウマチになるからダメ!」だそうです。
 若い人達は「だって寒いも〜ん」とストーブを入れていましたし、
 仕事にならないくらい寒いので、ストーブはつけていましたが。
 日本でもそういうことはあるのでしょうか。

 それから、同じくメキシコで白菜のスープを作っていた時、
 大家さんが「おいしそうな匂いね。何のスープ?」と聞くので
 「う〜ん、日本のレタスのスープ。食べる?」と聞いたところ
 「レタスはたくさん食べると眠くなるから、やめておく」
 と言われました。
 その後、野生のレタスには、麻薬成分があることを知り、
 あながち間違いではなかったんだなぁと思いました。
 (いくこ)



・退職した元上司に聞いた話です。
 探し物が見つからない時は、椅子の背もたれの
 部分に手ぬぐい(またはタオル)を鉢巻きのように
 巻いてお祈りすると見つかる、と言ってました。
 「うそだあ!」と誰も信じないので、
 本当に効果があるのかどうかはナゾです。
 (アリス)



・外国暮らしです。
 日本人は平熱が低いという話、
 デリバリー版を見て、わかりました!
 ホテルの医師に調子が悪かったので
 診てもらった時もそういえば言ってました。
 「体温が低すぎる」36,3度でした。
 私にしては高い方です。
 次の日からカメリエーレ(ウエイター)は
 レバー料理を勧めます。なんて親切っ!
 (あまり好きじゃないのだけど)
 そして、怖いのはオペをしたのですが
 オペ後調子が悪く
 37度以上の日が続きました。
 でも、「全然問題無い」と言うのです。
 腫れ上がってめっちゃ痛いって…
 めっちゃしんどいって…
 オペ後体温が上がるのが
 普通なのかと思ってたら…
 そう言う事なのね。
 結局、再手術します。気をつけましょー。
 (あず)



・「ジャワでは、体をコインで
  引っかいて熱を出す」ですが、
 アジアに広く伝わる方法のようです。
 前住んでいた台湾でも同じでした。
 朝、会社に行くと、
 ある若い女性社員の襟からうなじにかけて
 肌の出ているところが、
 赤い点々が線状になったような
 いくつもの傷跡で覆われているのです。
 まるで誰かにいじめられたような、
 鞭の後のような・・・。
 どう言葉をかけたらいいのかな?
 と思っていたときに、
 「あ?これ?昨日、
  コインで引っかいてもらったのよ。
  風邪気味でねえ」
 と彼女から明るい説明が・・・。 

 その後、大学院に入り、
 学生寮に住みましたが、
 ベトナム人の女の子が
 「体がだるくて疲れているから、
  これやって」と、
 コインをもって私の部屋に来ました。
 タイガーバームという
 ハッカの薬を背中や首筋全体に塗り、
 赤くないところがない、
 というほどこすってあげました。 

 すると、まもなくケロリとして、
 「あー良くなった」
 と彼女は元気になりました。
 赤い点々の筋は、
 体の悪いところだけに現れ、
 悪くないところはどんなにこすっても、
 決して現れません。
 だるいとき、節々が痛いときにやると、
 一発で効きます。
 エステではお姐さんが、
 水牛の角で作ったへらで
 背中を掻いてくれました。
 コインはアレルギーを
 起こしたりすることもあるので、
 水牛の角が一番いいとのこと。
 わたしもさっそく購入しました。
 その後は、みんなに、
 それで背中を掻いてあげています。
 交代でわたしも掻いて貰ってます。 

 台湾やタイなど、アジア全般に、
 血の流れの悪いつぼに、
 中をマッチなどで真空にした
 コップを当てると、そこが膨れ上がり、
 針をさすと真っ黒な血が出る、
 というのがあります。
 先日チュニジアに行ったときにも、
 同じ民間療法を発見しました。
 中国から伝わったとの
 説明を聞きましたが、
 中国式民間療法ってほんとうに凄い!
 (イタ子)



・私がオーストラリアに
 住んでいた時の話ですが、
 風邪で熱を出した時、
 冷水シャワーで冷やせと
 フラットメイトに言われました。
 38度以上の熱があり、
 「ふらふらするから、
  立ってシャワーを浴びるのが
  つらいよー」とうったえると、
 彼女は親切にも、
 せっまーいシャワールームに
 椅子を持って来て、
 「じゃあ、座ったらいいよ」と一言。
 椅子に座って頭から冷たいシャワーに
 打たれている私の姿は、
 かなり情けなかったです。
 (いっしー)



・わが家では眼に
 「ものもらい」ができると、
 つげの櫛の背中の方を畳の縁でこすって
 摩擦熱で熱くなったところを
 ものもらいのできたまぶたに、
 ギュッと押しつけます。
 結婚してから夫に
 「え〜〜〜っ、なにそれ!」
 って言われてビックリ。
 とってもよく効くので、
 みんながやっていると思っていました。
 痛かゆいところがジュワーと
 あったかくなって気持ちもいいのです。
 (ぎっく)



・欧米では熱が出ると
 氷水につけるという話を聞いて、
 『大草原の小さな家』
 のドラマを思い出しました。
 ドラマの中でも熱が出ると
 全身を氷で冷やしてるんです。
 開拓時代の話だから、
 昔の民間療法なんだと思っていたのに
 今も同じことするんですね。
 ポカリスエットを飲ませるのは
 ずいぶん前から日本でも言われますよ。
 大人相手のお医者さんより
 小児科の先生が良く言うみたいです。
 猫が病気になったとき
 獣医さんにも言われました。
 水分をとって
 悪いものを出してしまえばいい、
 という理屈のようです。
 (c)



・胃腸の調子が悪いときは
 炭酸を飲むといい、というのは
 テレビで以前ボクサーの方
 (畑山さんかな?)
 もおっしゃっていました。
 ハードな朝練習をしたあとは、
 どうしても
 ものが食べられなくなってしまうので、
 まず一気にビールを飲むのだそうです。
 そうすると、炭酸とアルコールの働きで
 胃腸の働きが活発になって、
 ごはんもふつうに
 食べられるようになるのだそうです。
 (み)
 


・弟が小さい頃、背中にいぼができたので
 外科の病院に連れて行ったところ
 「こんなん、こうやったら治る」
 といって、根元からはさみで
 パチンパチンと切り取られました。
 もちろん血が噴出してたんですが、
 軟膏を塗って、テープを貼られただけで
 治療が終了しました。

 でも、結局またいぼが生えてきたので、
 今度は内科の病院に連れて行ってみると、
 「ハト麦茶を飲んだら治る」といわれ、
 半信半疑で飲みつづけたら
 それ以来弟にイボは
 生えてこなくなりました。
 (もえこ)



・先日のデリバリーで、
 「おなかがならないように、
  耳の穴の前のでっぱりを押さえる」
 というのが紹介されてましたけど。
 もしかしたら
 ほんとに効果あるかもしれないです。

 その部分は、自律神経の反射区
 (『ソーラープレクサス』といいます)
 なのです。

 わたしはPC画面の見過ぎで疲れた時や
 頭が重い時、そこをつまんで
 引っ張ったりしています。
 ちょっとすっきりしますよ。
 ソーラープレクサスを刺激すると、
 いろんないいことがあるので、
 もしかしたら人によっては
 お腹の音の1個や2個とまるかも。

 ちなみに耳たぶは目の反射区です。
 ここも引っ張ると大変よろしいです。
 あくまでもやさしくね・・・。 
 (よ)



・しゃっくりの止め方で
 「豆腐は何でできている ?」
 と言うのがありましたね。
 私の小さいときには
 「菜の花何色?」と聞いてもらい
 「黄色」と答えると止まるという療法。
 でも1回で止まったという記憶がないし
 かなりしつこく
 「菜の花何色? 」と聞いたり
 聞いてもらっていたような気がします。
 (じゅん)



・四国のとある島では、
 めばちこ(ものもらい)には
 文字通り、窓のしたから
 おむすびを貰うというのが
 あるそうです。
 やったことはありません。
 こすってしまえというのもあります。
 (ふく)



・幼い頃「めばちこ」
 (大阪では「ものもらい」のことを
  めばちこと言います)
 が出そうなとき、
 (出てしまってからではなく、
  出そうな気配のときに)
 母がパンツを持ってきて、
 「これで目をこすりなさい」と言いました。
 「きたなけーりゃ引っ込め、
  きたなけーりゃ引っ込め」
 と節をつけて歌いながら、
 自分でこすります。

 パンツはちゃんと洗濯したもので。
 いつもお父さんの使い込んだ
 やわらかいデカパンでした。
 実行したのは、小学生の頃までかな?
 なんか軽くて済んだような気がします。
 (ももねこ)



・ボクサーの畑山さんじゃないですが、
 わたしも胃がムカムカして
 気分が悪く食べられない時に
 スウェーデン人(複数)に
 「コーラを飲め」と勧められました。
 そのときは信じられなくて
 飲みませんでしたが
 スウェーデン人はそんなわたしが
 信じられないという顔をしていました。
 あと、療法とは関係ないですが、
 アメリカ人が下痢気味だっていうんで
 「お腹出して寝てたんじゃないの?」
 とからかったら「は?」という顔でした。
 (一緒に居た別のアメリカ人たちも)
 お腹を冷やすと下痢するっていう考えが
 どうもないみたいでした。
 (下痢するのは食中毒やウイルスが
  原因だからだそうです)
 (る)



・デリバリー版で、話題になってる
 ネギについておたよりします。
 同居している義母も風邪だというと、
 必ずガーゼでネギを包み
 首に巻きたがらせます。
 子どもたちは逃げますが……。
 ちなみに私の父はこのネギ巻きが
 あこがれだったそうです。
 「金持ちじゃないと
  ネギは首にまけない」
 って思っていたらしい……。
 義母はほかにも癇が強い子には
 ネギを洗った水で手を洗わせると
 癇がとれると言って
 子供たちにさせたがっていました。
 効果は……?でした。
 (い)



・高校時代、テニス部に
 所属していたワタシは、
 フォーメーションの
 順番待ちをしていました。
 自分の番までまだ時間があったので
 フト空を見上げたところ、
 大きくてキレイな虹が架かっていました。
 ワタシは後ろに並んでいた顧問の先生に、
 「虹にお願い事をすると叶うんですよ!」
 と言いました。すると先生は、
 「そうかぁ、じゃぁ願い事してみるか。
  カワイイお嫁さんをもらえますように」
 と言いました。
 それから数年して、先生はめでたくご結婚。
 ワタシは今でも虹が出ると
 反射的に願い事をしてしまいますが、
 その後は決まって、あのときの
 先生のお願いしている姿を思い出し、
 ひとりニンマリしてしまいます。
 (ひひ)



・しゃっくりは水を向こう側から飲む!
 について、ほぼ日デリバリー版では
 数件書かれていましたが、
 皆さん半信半疑のようですね。
 私も実践していますが、
 ちゃんとした理由があると思っています。

 私の場合は、大きめの器に水を入れ
 (小さい器だと水をこぼしやすい)
 体を前屈みに(猫背のように)して
 器の向こう側に口をつけ
 3回、大きくゆっくり、
 ゴクンゴクンゴクンと水を飲むのです。

 そう、ゆっくり大きく。
 それで、しゃっくりは止まります。
 体を前屈みにすることで、
 しゃっくりの原因となっている
 痙攣した大隔膜を強制的に
 圧迫して動きを止めます。
 大きく水を飲むことも
 同様の意味だと思っています。
 小学生の息子もしゃっくりが出ると
 これで治しています。
 (ロドス)



・我が家ではいぼができると、
 「なすのへた」の実との切り口の部分を
 イボに、すりこみます。
 うちの父は、目と瞼の境目の部分に
 トロリとたれたイボができました。

 とてもみっともないし、
 生活にも不便なので
 毎日母が一生懸命イボの部分に
 なすのへたをこすりつけました。
 そうしたらある朝、
 イボがなくなっていたのです。
 時間はかかるけど、これはとれます!
 (さ)



・しゃっくり症の娘が、
 絶対の自信を持ってお勧めする
 「しゃっくりを止める方法」です。
 しゃっくりが始まったら、
 砂糖を口に適量入れ、舌の上に乗せ、
 上あごにすりつけるようにして舐める。
 私も何度もその様子は見ているのですが、
 百発百中すぐにおさまります。
 しゃっくりも度々起こる人にとっては
 苦痛でさえあるのだそうですが、
 これでしゃっくり症のあなたも大丈夫。
 砂糖を携帯すれば、
 どこででも止められます。
 (ひろこ)



・私は頭痛がすると、
 キムチを食べると治ります。
 なんでかな?
 (いなり)



・しゃっくりの止め方です。
 諸説あるようですが、我が家では昔から
 しゃっくりが出たらチョコレートです。

 小さい頃、しゃっくりをしていると
 母が必ずチョコレートをくれ、
 それを食べ終わる頃には、いつのまにか
 しゃっくりがとまっているのでした。

 私はどこの家庭でもしゃっくりには
 チョコレートだと信じていましたが、
 小学生の頃、友達と遊んでいて
 しゃっくりの話題になり、
 当たり前のように
 チョコレートの事を言ったところ、
 誰もそんな話は知らない、
 ということがわかり、愕然としました。

 「しゃっくりにチョコレート」
 というのはほんとに効きますよ!
 砂糖をなめても飴をなめてもだめで、
 チョコレートなんです。不思議だけど。
 たぶん「これが効くんだ」という
 思い込みもありますよね。
 (匿名希望)



・先日、風邪を引いた時に
 首に巻くガーゼの中身は、
 生で刻んだネギか焼いて刻んだネギか、
 という話がありましたが、
 うちでは、一本丸ごと焼いたネギを
 「刻まずにそのまま」
 タオルで包んで首に巻いていました。
 ネギ首輪ともいえるその豪快さが
 子供心にも気に入っており、
 同じく熱を出すと作って貰えた
 「すりりんご」と共に、
 病気の苦しみの中での
 大きな楽しみになっていました。

 話は変わりますが、
 私がまだ小さい頃
 「しゃっくりが出た時には、
  水を入れたコップの口に
  箸を十字に渡し、
  分断された四つの口から、
  それぞれ一口ずつ水を飲むと止まる」
 と、祖母に教わりました。
 単なるおまじないではありますが、
 大人になった今でも、
 私はこの方法でピタリと治ります。 
 (ん)



・オランダに滞在していた時のことです。
 ホームドクター制なので
 何でも、まずはそこへ行きます。
 娘がかぜをひき熱が高い時は、
 水シャワーを、薦められました。
 また、お風呂もどんどん入り、
 汗で汚れた体は清潔にしましょうとも。
 処方箋を薬局に持っていったところ、
 出されたものは
 一抱えほどの乾燥カモミールでした。

 使い方は、洗面台ににお湯を張り
 適当な量のカモミールを入れます。
 後は、バスタオルをかぶり、
 あがってくる蒸気を吸い込む、
 というものでした。

 半信半疑でしたが、
 いつのまにか治っていました。
 薬を飲んで安静にしてというものとは
 まったく違い驚きました。
 (どれみふぁ子)



・祖母は昔、看護婦だったそうで
 小さいころ私がカゼで喉を腫らすと、
 「ほら、チョコレート塗ってやる」
 とナゾの茶色い液体を
 喉に塗ってくれました。

 ちょっと成長してから思うに、
 あれはルゴール液・・では・・
 なんでそんなもんが一般家庭にあったのか。
 そそそそれよりもあの薬、
 「何年もの」だったんでしょうか・・・・
 (いつでも同じ瓶を使っていたぞ!!)
 深く考えるとなんだか喉が痛くなるので
 追及はやめておきます。
 (JJJ)



・目をなめる療法で、思い出しました。
 赤ちゃんがかぜをひいて、
 鼻が詰まった時、昔の人は、
 直接口で吸ってあげたそうですね。
 うちの姉は、
 猫が鼻詰まりで苦しかったときに、
 これを実践したそうです。
 「悪いけど、私は
  我が子にすら、それをできなかった」
 と、母はあきれていました。
 (きなこ)



・マムシ酒の話があったので
 思わず書き込みました。
 私が住んでいるところは
 東北の片田舎なのですが、
 最近地元の新聞に
 「酒瓶の中でマムシが子供を産んだ」
 という記事が
 写真つきで一面に載っていました。
 なんでも、
 酒に漬ける前に子供を宿していると、
 アルコールの作用かなんかで、
 体外に出てくるそうです。
 でも、そのマムシ酒の持ち主の方は
 「子供を持っている様子はなかった。
  これは、明らかに
  酒になってから出産している」
 とのことです。
 死後もわが子を産み落とす‥‥
 マムシのパワーの源を
 見ちゃった感じがしました。 
 (お)






土曜日も日曜日も、ナゾ療法はつづきますよー。
どうぞ、おたのしみに!!!

デリバリー版への激励や感想などは、
メールの表題に「ほぼ日デリバリー版」と書いて
postman@1101.comに送ってください。

2002-12-06-FRI

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