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第24号 ふつうのおたより。
月曜日になりました。みなさん、こんにちは!
きのうは、すこし、休めましたか?
週末におやすみを取ったあとで、
ふつうの日々の時間に還ってゆく時間が、
ちょうど、この「月曜日」なのかもしれませんね。
「ほぼ日デリバリー版」宛てにとどくメールには、
いわゆる、このコーナー宛て、というわけではない、
「ふつうのおたより」がとてもたくさんあります。
そして、そのメールは、創刊から400号の現在まで、
ずっと、たまにですけど、紹介されつづけてきました。
それぞれにとっての「ふつうの生活」は、
一般的に見ると、決してふつうとは言えない場合も
あるけれども、それでもそれぞれ、暮らしている。
そんな感じが好きで、いつも、
たまに、「ふつうのおたより」特集をしてきたんですよ。
今回は、その「ふつうのおたより」の中から、
ほんのごくごく一部だけを、紹介したいと思います。
では、どうぞお読みくださいませ!
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・私の今年のおみくじには、
「恋愛…一線を越えるな」と。
・・・おみくじにそんなことを
言われたのは初めてです。
(はる)

・こんばんは。
今日、厄払いをしに神社に行った途中の
工事現場の安全掲示板に
「どうせやるなら ちゃんとやれ」
と、すごい命令口調で書いてありました。
しかもよく見てみると、
最後の「やれ」には書き直された形跡が・・・
はじめは、何て書いてあったのでしょうかね。
(naoko)

・就職した直後、研修中の春の頃、突然事務所から
「お家から電話ですよ」と呼ばれました。
えっ!何があったの?と、あわてて電話に出てみると
「今晩みんなでお花見行くから。上野で待ってなさい」
余りにのどかな母の声に、
ヒザから崩れ落ちそうになりました。
(どな)

・膝の手術直後、麻酔が切れ初め
痛みが強くなってきたので、
若い男の医者に痛み止めが欲しいと頼みました。
「お産の痛みはもっと痛いんだよ、
これぐらいは我慢しなくちゃ」と諭されました。
たぶんそうなんだろうとは思うけど・・・
あなた、子どもを産んだことないでしょ?
(お)

・家にあるのに忘れてしまったリップクリーム、
今日の乾燥だけしのいでくれと思い、
99円ショップで仕方なく購入したのですが、
そこには、
「ビタミソE(唇のアレ防止)」
とありました。
・・・びたみそ。アレ。
それって・・・。
(26-ogw)

・今日神社でおみくじを引いたら、
気になる「結婚」のところには
「腹立てて破談にします」とありました。
・・・うわぁ!
わたしは一体何に腹を立てるのか、
いっそ、試してみたい気持ちでいっぱいです。
(おか)

・初詣でおみくじをひいたんですが,
勉学のところにあった言葉は・・・
「努力が足りません」。
努力しましょうでなく、足りませんという断言。
それってどうなの?(笑)
(がっち)

・突然ですが、先日書いてあった
「初恋のきた道」!
あれにゃー、私もぶるぶる感動しました。
隣の隣に座ってた男の子も、目汁でてましたよっ。
あの女の子走ってばかりでしたね。
でも、ほんとにかわいかった。
いい恋をしよう、って思いました。
(か)

・「初恋のきた道」が
ほぼ日でブームだと聞き、
とても嬉しくなりました。
私も去年、もらいものの招待券で見たのですが、
券をくれた人にとても感謝しました。
タイトルを聞いただけでは、
まず観に行くことはなかったでしょう。
感動するわけでも、悲しいわけでもないのに、
涙が止まりませんでした。
あまりにも可愛くて、泣けました。
映画を観てあんなに泣いたのは、
小学生のときに観た「南極物語」以来です。
(さいとう)

・さきほど届いたデリバリー版に
出ていたダーリンの話を読んで
「そうなんだよな〜」と思いました。
> 自分でない誰かが書くとなると、
> 日頃苦労してやってることですが、なんだか
> 渡すのが惜しい気持ちになったりするのが、
おかしいです。
> ラクではありませんが、4年近く毎日やっていると、
> 自分の生活の一部のようになっているんですねぇ。
わたしは翻訳の仕事をしています。
今は本当に忙しくて、最近は「うれしい悲鳴」も、
ほとんど「悲鳴」の方に重点を置く感じで、
こんなことに時間を割いている場合では
ないのです。たぶん。
それで、いろいろな人にも手伝ってもらって、
何とかかんとか納品にこぎつけています。
中にはあまりクォリティの高くないものを
上げてくる人もいるので、そういうときには
自分の子供がいじめられて
帰ってきたような気持ちになります。
単発の仕事だとあっさり手放して多少いじめられても
「仕方あるまい」と思えるのですが、
ずっとやってきたものは
ついつい箱入り娘にしてしまいがちです。
今もその「箱入り娘」を誰に嫁にやるかで
ちょっと心の葛藤中です。
(きただてかずこ)

・紅白歌合戦を見たのですが、
ドリフターズが初出場で歌っていた時、
「あぁ、志村けんも
ここでははじっこなんだなぁ」なんて
妙な感慨を感じながら見ていたんです。
で、つぎは志村けんのソロ、って言うときに
あの志村さんさんが、隣にいた仲本工事さんに
ちいさくお辞儀をして前に出て行ったんです。
・・・なんて礼儀作法のきちんとした人なんだろうって、
わたし、志村けんさん大好き。
(もっちー)

・ほぼ日歴まだ1年半ほどの初心者ですが、
今年はどうしてもお便りしてみたくなりました。
いつも楽しく読ませていただいています。
ことしもどうぞヨロシクオネガイシマス。
今年は私にとって大きな変化のある年なんです。
2年前に、親と絶縁してまで結婚した私ですが、
ついに、子供を授かってしまいました。
しかも、双子なんです。
妊娠が解ったときは「どうしよう」という気持が
まっさきに立ちましたけど、今はとっても楽しみです。
何よりも大発見なのが、普段はクールな主人が、
とても幸せを感じてくれていると言うことでした。
そして、私はそれがとてもとても嬉しい(照)
生活は、大変になります。
母にちょっと報告してみましたが、
やっぱり溝が埋まることはありませんでした。
でも旦那さんのお母さんが
ついててくれるのでがんばれそうです。
私が目標にしているセンパイも、
「山より大きなイノシシはいないっていうから、
きっと、めぐちゃんなら双子でも大丈夫だと思って
神様が授けてくれたのよ」と言ってくれました。
「山より大きなイノシシはいない」というのは、
自分の器よりも大きな問題は起こらないという意味で、
彼女が、2年前に教えてくれた言葉でした。
この言葉をモットーにして
どんな困難も乗り越えてみせるぞと思っています。
今年も皆さんお身体に気を付けて、がんばってください。
(匿名のかた)

・突然なんですが、
今朝(1月11日金曜)の通勤途中に
車にはねられてしまいました。
私は自転車に乗っていました。
私の中では減速するはずだった車が、
加速とともに私にぐんぐん近づいてきて、
「バン」という音とともにぶつかり、
気づいたら道路に寝転がっていました。
その間の記憶がありません。
救急車で病院に運ばれ、その後警察に行きました。
会社は当分休むことになりました。
社員寮ですが、部屋では一人なので、やっぱり心細いです。
でも、さっきデリバリー版を読んで、元気が出てきました。
「山より大きなイノシシはいない」という話です。
ひとつひとつのお言葉がとても力強かったです。
> この言葉をモットーにして
> どんな困難も乗り越えてみせるぞと思っています。
↑骨は折れてないし、CTも大丈夫ということで
怪我としては軽傷の方だと思う。
でも体中打ち身だらけで、顔には青たんまでできちゃって、
彼氏は遠距離だから近くにいないし。
とっても苦しい。寂しい。
でも自分の器よりも大きな問題は起こらないのなら、
私も乗り越えられそうな気がしてきました。
匿名さん、そしてほぼ日のみなさん、サンキュー。
ああ、事故とは無関係なのに
救急車が来るまでの間
ずっと付き添っていてくれた
女子高生の方に、お礼しなくちゃ。
これもすごく心強かったです。
ほっとかれていたら、すごく寂しかったと思うから。
それでは、先に寝ます。おやすみなさい。
(ま)

・前回デリバリー版の双子を産む予定の方へ。
こういう形で返事をして
良いのか良く分からないですが
わたしは一卵性双生児です。
わたしの母は医者に告げられて、
喜んだら驚かれたそうです。
「双子と聞くとまず不安がる方が多いのに」って。
ただ母は割に単純に、考えていた子供の名前が
2つあって、どうしても絞れなかったので
「やった!」と思ったらしいです。
現在、2人とも学生ですが
本当に双子に産まれて良かったと思います。
中学くらいの時にはよく喧嘩もしたけど。
育てる方は大変ですが、当人達は楽しいものです。
母も乳児期は大変だったけれど、2人でいることで
成長してくれる部分もあった、と話してくれました。
私が言うのもおかしな話ですが、
無事元気な赤ちゃんが産まれるといいですね。
(めぐ)

・ほぼ日の皆様こんにちは。
いつも、楽しく拝見させていただいてます。
今日のダーリンで清原君のことが書いていたので
私の注目していることを送ります。
清原君は大阪府岸和田市の出身で
(ちなみに私もそうなんですが)
全国的にだんじりで有名な所です。
清原君をテレビで見るかぎり、
とても岸和田好きだということがわかります。
なにげに、『〇七二四』と書いたTシャツを着ていたり
(〇七二四は岸和田の市外局番です)
あの坊主頭に『荒木』と書いたタオル巻いてたり
(荒木は岸和田にある町名でだんじり祭りの
寄付をすると町名の入ったタオルがもらえる)
岸和田の人間にしかわからない「おっそれは!」と思う小細工?
(本人がそう思って、しているのかはわかりませんが)
をしています。
去年の祭りではだんじりの後ろにのって、
私達岸和田市民をびっくりさせてくれました。
清原君が今後どんな小細工をするのか楽しみで、
彼が私の要注意人物になりました。1度注目してみて下さい。
(kume)

・デリバリ読みました。
「山より大きなイノシシはいない」ぐっと来ますね。
私は、ロンドンに留学して学校が始まって割と間もない頃、
「この子は英語に問題があるから...」って言われて、
「そのくらいの英語わかるわい!」と逆に傷ついたりしまして、
ちょっと落ち込み気味だったんです。
そのことを気にして、親切な担当教員に
「私はいろいろ問題があるから...」と言った時、その人は
「解決できることは問題じゃないんだよ」って言ってくれました。
じわっと来ました。そしてちょっと救われました。
いい人だなあって、ほんとに感動しました。
忘れられない一言です。
(うみ)

・「山より大きなイノシシはいない」という言葉、
自分がイノシシ年だということもあり、
私もすごく印象に残りました
(さっそくほぼ日手帳にメモしました)。
最初に就職した会社の研修のときに
『挨拶に返事は期待するな』
と言われたのが、印象に残っています。
挨拶して返事をもらえなくても、
気にしないでどんどん何度も挨拶しようという意味。
接客業なので『いらっしゃいませ』と言っても
無視されることが多く、この言葉には励まされました。
今でも挨拶して返事してもらえないと
この言葉を思い出して、落ち込まないようにしてます。
(たき)

・>通勤途中に車にはねられてしまいました。
自分も11日に事故に遭いました。
交差点でクルマが滑ってしまったのです。
誰にも当たって無いし、後続車もいない。
ギャラリーは大勢・・・。
車体を起こそうとしても、起きないんです。
「どうするかなあ」と考えていると、
信号待ちの女子高生たちが「手伝います!」。
「重いよ?いいよ」と言いましたが、
3人のうちの2人が抱えようとしています。
そのあとすぐに、あとの1人が入ってきて抱えています。
「やってみる?じゃいくよ」と自分。
「せ〜のっ」・・・。
すると驚くほど「スッ」と起き上がりました。
お礼を言った時に警察の方がやってきて、
事情を訊かれているうちに、3人ともどこかへ行ってました。
この日、自分の女子高生に対する意識が大きく変わりました。
(タビチク)

・こんばんは。
そして初めまして。
明日父親と家の外で待ち合わせをして、
会うことになった。
中学生以来、きっと7、8年ぶり。
今は彼のお仕事の都合上、離れて暮しているが、
いったい何を言われるんだろう。
母親には、
『お父さんという男性と、
あなたは1人の女性として、
しっかりお話してきなさい』
と言われた。
胸がざわざわざわざわ。
今夜は長く長く、そして深くなりそうです。
(ik)
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数ある「ふつうのおたより」特集の中のごく一時期、
今年2002年の年始ごろのメールを、おとどけしました。
これからも、ノンジャンルのメール、
いつでもお待ちしておりますよーーーー。
では、次回のこのコーナーで、またお会いしましょうね。
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