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第139号 いろいろなかたちの出会い。


(※毎日消えていった、
  ここ数ヶ月の「なごみとホロリ」の
  バックナンバーを、すこしずつおとどけしています。
  なお、無料配信・無料登録のメルマガ
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  おたがいに、非常に内容が連動していますので、
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『調理場という戦場』を
 去年の暮れに買って読んだのでした。
 先日上京した母に、
 絶対好きな本だと思って
 貸したら予想以上に感動しており。
 「お父さんに読ませるから借りてもいい?」
 「いいよ、もうわたしは
  読み終わったからあげるよ」
 好きな箇所に傍線をひきまくる
 癖のある母は、娘の本だからと思って
 とても我慢をしたそうで
 大変喜んでくれました。
 でも、好きな箇所を
 朗読したがる癖もある母は
 きっと無理やり
 読み聞かせをするはずなので、
 父が自分でこの本を読む気は
 残らないかもしれないなあ。
 
 読んでる期間に母が作ってくれた
 煮物が良い出来だったのでそう言ったら
 「この本にね、
  火加減が大事だって書いてあったから。
  強火でかーっとやればいいって
  わけじゃないって。
  ああその通りだと思って」
 料理を通して人生の姿勢を語って、
 その姿勢に感動した読者が
 それを料理にまた還元してるって
 面白いですよね。
 母の素直さがかわいいなあと
 思ったのでした。
 (匿名希望)
 

会社の同僚の女の子のお母さんが
 教育テレビを見ながら、
 「意外とおもしろいわね、
  この『ささみストリート』」
 と感慨深げに言ったそうな・・・。
 (ぴろ)
 

私も突然の異動で、
 訳のわからない毎日を送っています。
 サラリーマンだから、
 異動はつきものですが、
 30人程度の小さな会社で、それぞれが
 沢山仕事を抱えている状態で、
 異動なんてありえないと思っていました。
 しかも
 「異動しても、
  今抱えているものは持って行け」と。
 会社が信じられなくなりました。
 以前から残業は当たり前でしたが、
 毎日12時間くらい会社にいます。
 
 同じ会社内の異動といっても、
 まったく違う部署。
 10年この会社にいても、
 新入社員と同じ状態です。
 後輩から引継ぎを受けていますが、
 年上の私には教えにくそうだし、
 知らないことばかりだし、
 今までの仕事もある。
 「はじめてだもん、仕方ないよ。
  無理しなくてもいいんだよ」
 仲のいい同僚の優しい言葉に、
 久々に会社で泣きました。
 
 自分では「仕事が速い」と
 錯覚していた部分もあるでしょう。
 慣れれば速くなるのは当然ですよね。
 でも、今の自分のふがいなさが
 許せないし、辛い。
 「最初は誰もが、
  何もわからないところから
  はじまったんだ」
 と自分に言い聞かせても、
 あまりの仕事の多さにパンク寸前。
 目の前のコトから一つ一つこなしていけば
 いつか先が見えてくるのかな・・・。
 (いっぱいいっぱい)
 

私の住んでいるところは南国宮崎。
 九州や沖縄の人だったら
 わかると思いますが、
 台風の強さは
 それこそハンパじゃないのです。
 庭木は折れるわ、屋根瓦はとぶわ、
 次の日の朝の庭ははっぱだらけでもう大変。
 先日テレビで雪かきしをしている
 ニュースを見ながら、
 うちのばあちゃんは
 「あっちは台風がこんから
  うらやましいと思ってたけど、
  雪かきがあるからあっちも大変やね」
 と一言。
 そうだよばあちゃん、
 台風は通り過ぎるからいいけど、
 あっちはいつまでも雪がうごかないんだよ。
 積もると家がつぶれちゃうんだよ。
 絶対台風のほうが楽だよ、
 なんて思ってしまいました。
 北東北の方のご苦労お察しします。
 (ち)
 

先日、初めて告白しました。
 自分の気持ちなんて、
 怖くて言えなかったのに、
 この度、27歳を迎えての
 一大決心でした。
 相手は、自分に似ている人でした。
 趣味やものの感じ方が似ていて、
 あまりにも、共通点があり過ぎて。
 いつしか、私の好きだという
 思いが強くなっていました。
 たぶん、友達としてみられている
 と思ってはいましたが・・・。
 何度か、出かけた時も、
 いかにも好きという態度が恥ずかしくて
 ふざけた話しかできませんでした。
 
 スケジュールが合わなくて、
 なかなか電話も、
 会うこともできなくて、
 ついメールで、言ってしまったんです。
 好きだって。
 
 それが間違いでした。
 こんな真剣な気持ちは、
 メールに乗せても、
 全然、上手くなんて伝わらない。
 この便利なツールは、事実は伝えても、
 感情まで伝えることはできないんだって。
 そんなこと判っていたはずなのに・・・。
 
 その後、電話しました。
 メールのことは、曖昧に流して、
 会う約束をしたかったのに、
 つい、電話で言わざる得ない
 状況になってしまい、
 言ってしまいました。
 返ってきた言葉が悲しくて、
 話を聞く余裕もなく泣いて、
 電話を切ってしまいました。
 
 一度に、
 友達も恋もなくしてしまいました。
 私にとって、とても大切な人だったのに、
 本心とは違うことを言ったりして、
 相手を困惑させました。
 仕事も忙しくて、毎日大変だって
 判っていたのに。
 自分の一方的な思いだけでした。
 いまだに悲しくて泣いてしまう自分です。
 
 ダメだとしても、会って言うべきでした。
 初めてのことだったので、
 どう気持ちを伝えたらいいのか、
 かなり取り乱していました。
 
 たぶん、人より並外れて恋愛に疎くて、
 ひとりでも生きていけるって、
 そうしなきゃって思っていたのに。
 こんな行動を起こせたのは、
 その人に会えたからだと思います。
 自分でも人並みに告白できたこと、
 やっぱり、独りは寂しいって
 気持ちがあったことに、気付きました。
 
 また、人を好きになれるか?
 と不安ですが、
 もっと自信をもって、気持ちを伝えられる
 自分になりたいです。
 (ハチ)
 

中学の時の、部活は野球の顧問、
 教科は英語で、学年主任をしていた
 スズキヨシミツ先生。
 すご~く顔がしわだらけで、
 髪はふさふさだけどゴマ塩頭で、
 一体いくつだったのか
 良くわからないのですが、
 いつもサロンパス臭くてだみ声で
 こわもて顔のわりには
 ヨタヨタ歩いていたので
 あだ名は『ヨタミツ』。
 
 彼の英語の授業は結構必死でした。
 ランダムに生徒を指していって、
 答えられないと
 『お前のものは俺のもの、
  俺のものも俺のもの』といって、
 ペンケースや消しゴムやシャーペン、
 教科書、カバン、etc…
 先生の目に付いたものは
 なんでもかんでも職員室に
 没収されてしまうのです。
 返してもらうためには
 休み時間や放課後に先生の所に行って
 許しをこい、
 もう一度答えるチャンスを
 頂かなくてはなりませんでした。
 (p)
 

私は今年で社会人2年目になります。
 年齢の近い仲間は、
 仕事の過酷さを理由にみんな辞めてしまい、
 現在社内は役職者と30代の方ばかり。
 一生懸命仲間に加わろうと
 がんばりましたが、うまくいきません。
 休憩室での昼食も苦痛でなりません。
 私にできることといえば、話に同意し、
 笑ってうなずくことくらいです。
 いつも先輩方の目を気にして
 仕事しています。
 
 仕事中はわからないことも多く、
 よく先輩方に質問するのですが、
 その時は笑顔で教えてくれます。
 しかし、陰で
 「だから新人は使えない」
 という話を耳にすると、
 これからは聞いちゃいけないんじゃないか
 ととても悩みます。
 
 先輩達は同年代同士で、
 社内のグチを言い合ったり、
 仕事帰りに一緒に買物や食事に行ったりで
 楽しそうですが、
 私には何もありません。
 たまに上司や社外の人に誘われて
 食事に行くくらいです・・・。
 一刻も早く退社するのが日々の目標ですが、
 仕事が忙しくそうもいきません。
 この先ずっと
 この会社で働くことが不安です。
 仕事はとてもやりがいがありますが、
 社内で信頼できる人は一人もいません。
 学生の頃はもっと楽しい
 社会人生活を期待してたのにな・・・。
 (悩める子羊)
 

中学校のときの英語の先生は、
 辻先生という先生でした。
 バーコードのような髪型
 夏になると畳みたいな井草のネクタイ。
 授業は、教卓に腰掛け
 唾を前から3列目くらいまで飛ばす
 熱のこもった授業をする先生でした。
 その先生は、よくカンケイのない話で
 永遠と熱弁をふるっていました。
 その話というのは、いつも同じで、
 京都かなんかで入った食べ物屋さんで
 髪の毛のように細く切った
 焼き海苔が出てきた。という話なのです。
 バーコードのような髪を振り乱さんばかりに
 唾を飛ばさんばかりに同じ話を何度も・・
 永遠と・・・
 面白い先生でした。
 (y)
 

小学5年のとき、お母さんみたいな先生。
 給食のとき
 「全員、パンは
  食べないでおいておくこと!」
 みんな「???」でしたが
 「5時間めは授業休み!
  パンをもってついてきなさい」
 と見渡す限りのレンゲ畑へ。
 いつもはおいしくなかったパンの
 おいしかったこと!
 
 あと雪が積もった冬の日、
 「1時間めは雪合戦!」と
 誰も足跡をつけていないグラウンドで
 雪合戦をしたこともありました。
 あんな先生、今もいるのかなぁ。
 (ガラック)
 

わたしが感激した本は、
 幸田 文さんの「闘」です。
 昨年ドイツに滞在していたとき、
 友人からもらって読んだ本です。
 私は、あえて小説は一冊も
 持っていかなかったので、
 ガイドブックと辞書以外の日本語を
 久しく目にしておらず、
 日本語の小説が新鮮だった
 というのもあったけれども、
 とてもとても感動したのです。
 その日本語の美しさと力強さに。
 また、病と闘うという内容に、
 亡くなった祖母を思い出し、
 ぐんぐん引き込まれて読みました。
 内容だけでなく文章にも惹かれた小説に、
 外国で出会うとは。
 幸せな出会いでした。
 (マミ)


(※バックナンバーのつづきは、明日、おとどけします)



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2003-06-01-SUN

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